三越劇場で9月にアトリエ新派公演と朗読劇場を開催!

波乃久里子

渡辺えり
三越劇場では、9月3日にアトリエ新派『杉山さん』『夢の女』の2作品、そして9月4日には、波乃久里子と渡辺えりによる新派朗読劇場『対の人形』を上演する。
アトリエ新派公演の『杉山さん』は、第 33 回池袋演劇祭優秀賞を受賞するなど、演劇界において強い存在感で作品を生み出し続けている劇団、東京ストーリーテラーの主催で劇作家の久間勝彦が、2017年に書き下ろした朗読作品。母の再婚相手に最初は反発していた娘が、時間の経過と共に打ち解けていく、心に沁みる作品となっている。
また『夢の女』は、1960 年花柳章太郎によって初演、その後初代水谷八重子、坂東玉三郎によって受け継がれた新派の傑作で、今回、2003 年以来 19 年振りの上演となる。
数奇な運命に翻弄されるお浪という女性の半生を描いた永井荷風の原作を久保田万太郎脚色した本作。今回は、構成の成瀬芳一がその脚本を基に、原作のエピソードを加えて、朗読に仕立て直した。
瀬戸摩純、石原舞子をはじめ劇団新派を担う面々が揃い、傑作に挑む。新派の息吹が感じらる朗読2本となる。

瀬戸摩純

石原舞子
そして9月4日には波乃久里子×渡辺えりが二人語り、新派朗読劇場『対の人形』に挑む。
こちらも東京ストーリーテラーの主催で劇作家の久間勝彦が2017 年に書き下ろした朗読作品。幼い頃に離れ離れになり、真逆の人生を辿った双子の姉妹が数十年の時を経て出会う物語を、二体の人形の運命に寄せて描き出す。
元々は一人語りであった構成を、波乃久里子が双子の姉妹を、渡辺えりが語りとその他の役と、今回ならではの二人語りの朗読に仕立て直した。
【『対の人形』あらすじ】
幼い頃に別れ別れになった双子の姉妹。片方は海産物の仲買をしている大店に養女として迎え入れられ幸せになるはずが、家に実子が誕生した瞬間から邪見にされ奉公に出され、それ以降は男に騙されるなど不幸続きで、晩年死の直前に介護施設に運ばれる。そこで出会ったのは施設の園長になった双子のもう一人であった。二人は最後まで再会に気づく事無く別れるが、それぞれ持っていた対の人形もしかり、並べてみても一目では見わけの付かぬほど片方は変わり果てていた・・・。
公私ともに親交が深い 2 人が織りなす、優しくも哀しい物語。 またアフタートーク『今だけここだけあなただけ』では演劇への熱い想いを語る!
【公演情報】
■アトリエ新派 朗読『杉山さん』 『夢の女』
『杉山さん』
配役:
母: 石原舞子
杉山さん:喜多村次郎
祖母:小山典子
拓海:尾瀧一眞
遥:斉藤沙紀
語り:川上彌生
『夢の女』
配役:
お浪:瀬戸摩純
小田辺:桂 佑輔
おさわ:小山典子
お松:川上彌生
小林:尾瀧一眞
二代目楓:斉藤沙紀
上郷利兵衛:田口守
語り:石原舞子
●9月3日(土)14:00/17:00 開演
会場◎三越劇場
〈料金〉S席 4,000 円 A席 3,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉 新派アトリエの会 090-1617-3675
Mail:shinpa@mbr.nifty.com
■新派朗読劇場『対の人形』アフタートーク『今だけここだけあなただけ』
配役:
房代・登美子:波乃久里子
語りほか:渡辺えり
●9月 4日(日)14:00/16:30 開演
会場◎三越劇場
〈料金〉 4,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉 新派アトリエの会 090-1617-3675
Mail:shinpa@mbr.nifty.com