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シス・カンパニー公演 『わたしの耳』『あなたの目』2作連続上演とオンラインライブ配信

英国を代表する劇作家ピーター・シェーファー、『ピサロ』『エクウス』『アマデウス』の作者としても有名だが、彼が1962年に発表した 2 本の男女3人芝居 『わたしの耳』と『あなたの目』が、シス・カンパニーによって2作連続上演される。

「わたしの耳 」と「あなたの目 」という対照的なタイトルが表しているように、「耳 」から入る話がすべてなのか、「目 」で見 たコトこそが本物なのか。人間同士の心のい距離やその取り方の面白さを対照的な2本の物語に織り込んで、ちょっとくすぐったいような軽やかな笑いと共に届けるお洒落な2本の作品だ。

まず先陣を切るのは9月9日 に開幕の『わたしの耳』 (原題:The Private Ear)。
出演は英国演劇留学からの帰国後初の舞台に挑むウエンツ瑛士、多くの舞台や映像作品でその実力を高く評価されている趣里、お笑いコンビ「かもめんたる」のメンバーであり、「劇団かもめんたる」で演劇活動も積極的に展開している岩崎う大。ロンドンの中心地から少し離れた屋根裏部屋を舞台に、男女3人が過ごすある夜の出来事をマギーの演出で描き出す。

続いて9月22日から始まる2作目『あなたの目』 (原題:The Public Eye)。
小林聡美、八嶋智人、野間口徹という手練れのベテラン勢が登場。舞台はロンドン中心部の閑静な地域にある会計事務所の一室。ある女性の行動を探る風変わりな探偵と、その女性=妻の尾行を探偵に依頼した夫の3人が繰り広げる駆け引きを描いたお話。ミア・ファロー主演の映画『フォロー・ミー』の原作としても知られる本作を、シス・カンパニー公演の人気シリーズ「日本文学シアター」の演出でおなじみの寺十吾の演出により届ける。

それぞれ1作単独でも完璧に成立する戯曲だが、「耳 」と「目 」の2作同時に観ることで、男女関係の機微のみならず、人間関係の距離感の妙を2倍堪能し、2倍深めることができる楽しい仕掛けとなっている。

上段/ウエンツ瑛士 趣里 岩崎う大 下段/小林聡美 八嶋智人 野間口徹

【STORY】

『わたしの耳』
内気な青年ボブ(ウエンツ瑛士)の至福の時間は、狭くみすぼらしい屋根裏部屋には似つかわしくないオーディオセットでクラシックレコードを聴くこと。
ある日、クラシックコンサートで隣に座った女性ドリーン(趣里)に一目ぼれ。勇気を出して、自宅のディナーに招待するまで漕ぎつけた。まさに一世一代の大勝負なのだが、女性に不慣れなボブは、明るく経験豊富な会社の先輩テッド(岩崎う大)に助けを求め、助っ人として料理とホスト役を担当してもらうことに…。
ディナーの準備を進めるボブとテッドだったが、そこに、いよいよ可愛らしくお洒落をしたドリーンがやって来た。たどたどしいながらもぎこちなく会話を続けるボブ。饒舌になるのは、自分が愛してやまないクラシック音楽の一方的な話題のみ。そんな中、テッドが持ち前の社交性でその場を盛り上げるのだが・・・
屋根裏のアパートの一室で、男女3人に起きる一夜の出来事とは…?

『あなたの目』
ロンドンの閑静な地区に立派な会計事務所を構えるチャールズ(野間口徹)。絵に描いたような中産階級出身のお堅い彼のもとに、ちょっと風変わりな男が訪ねてきた。いぶかしがるチャールズに、回りくどく訪問の目的を話し出すこの男ジュリアン(八嶋智人)は、実は探偵。
しかも、チャールズ当人が、自由奔放な妻ベリンダ(小林聡美)の素行を疑い、昼間の尾行調査を依頼した探偵事務所の調査員だったのだ。ここ1か月間のベリンダの行動調査の結果を、これまた回りくどく説明するジュリアンに苛立つチャールズ。
ジュリアンによれば、ベリンダは不貞こそ働いていないが、毎日あてもなく、ロンドンの街を歩き回っていて、行く先々で、静かに微笑みを交わし合う男の存在があるという…。
そこに突然、ベリンダが会計事務所に現れた! そして、つい数週間前から、言葉も交わしたこともないある男との出会いによって「生き返る」ような思いをすることができたと話し始めた・・・。
夫婦の関係に第三者が現れたことで明らかになる人間関係の真実とは?

【公演情報】
シス・カンパニー2作連続上演

『わたしの耳』
作:ピーター・シェーファー
上演台本・演出:マギー
出演:ウエンツ瑛士 趣里 岩崎う大(かもめんたる)
●9/9~9/18◎新国立劇場 小劇場
〈料金〉 S席6,500円 A席4,500円 B席2,500円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈一般前売銡始日〉8月23日(日)
【9/12(土)ライブ配信決定!】 詳細決定次第、シス・カンパニー公演サイトにて告知。

『あなたの目』
作:ピーター・シェーファー
上演台本・演出:寺十吾
出演:小林聡美 八嶋智人 野間口徹
●9/22~10/1◎新国立劇場 小劇場
〈料金〉 S席6,500円 A席4,500円 B席2,500円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈一般前売銡始日〉9月6日(日)
【9/26(土)ライブ配信決定!】 詳細決定次第、シス・カンパニー公演サイトにて告知。

〈お問い合わせ〉 シス・カンパニー  03-5423-5906(平日11:00~19:00)
〈公式サイト〉http://www.siscompany.com/mimitome/
〈公演SNS〉 youtube.com/c/SIS チャンネル(キャスト・インタビューを配信中・今後稽古場の様子も配信予定)
〈公式Twitter〉@sis_japan
〈公式Instagram〉@siscompany_stage
※来場についての説明やお願い事項など、随時ホームページにて確認のこと。

 

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