オフ・ブロードウェイのヒット作『ストップ・キス』3月末から開幕!
自分のセクシュアリティを受け入れ、他の女性を愛することを決意した女性の旅路を描いた作品『ストップ・キス』が、AWDL劇場公演第3弾として、3月30日~4月9日、中野のWest End Studioにて上演される。
本作の作者は、アメリカ女性演劇人のひとりで、「才能ある若き劇作家」として、批評家たちが注目するダイアナ・ソン。『ストッ プ・キス』(Stop Kiss)は、1998年11月、ニューヨークのパブリック・シアターで初演された。オフ・ブロードウェイ公演は、三度の延長を重ねることになり、ほぼ4ヶ月にわたり上演され、そのシーズンにヒットした作品として評価を得た。
本作の内容は、多様な人種と価値観が混在する「ニューヨーク」の「90年代」を舞台にした「愛の物語」。今回の上演は、広田敦郎による新翻訳で、ニューヨークのアクターズスタジオ生涯会員でもある米倉リエナを演出に迎える。
また出演は、アメリカ・NBCのテレビドラマ『HEROES RE BORN』のミコ・オオトモ役の祐真キキ、GROUP THEATRE主宰の梶原涼晴、プロデューサー・ボビー中西らのグループAWDLメンバーでもある徳留歌織、福永理未ほか、フルキャストオーディションにより選ばれた実力派の俳優たちで挑む。
《STORY》
ー Finally where I want to be..
90年代NYヘイトクライムを乗り越え、愛を求めた二人の女性の物語。
韓国系アメリカ人であるダイアナ・ソンが描いた、あらゆる人種・セクシュアリティ・階級が交錯する物語。
舞台は多様性の街・ニューヨーク。
キャリアウーマンとして安定した生活を送りつつも現状にどこか疑念を抱くキャリー、自分に誇れる仕事をするために田舎からニューヨークに移住したサラ。育ちや環境、価値観がまるで異なる二人だが、些細なことがきっかけで親交を深めていく。しかしある日二人は凄惨な事件の当事者となる。
事件の真相究明を強いられる現在と、二人が親密になっていく過去とが交互に描かれていくなかで、あらゆる人間関係が複雑に変化していく。あの夜起こったことの真実とは?二人の抱える思いとは?
1998年にNYの“今”を描いた作品は2023年日本の“今”にどう映るのか……。
【コメント】
プロデューサー :ボビー中西
「演技とは、想像の設定で真実に生きることである」
これがリアリズム演技の定義です。想像の設定で生きられるようにニューヨークで必死で勉強しました。NYアクターズ・スタジオではアル・パチーノ、エステル・パーソンズはじめ多くのアカデミー賞受賞俳優から指導を受け、プロの俳優たちと切磋琢磨しました。
その仲間の一人が日本人女性で初めてアクターズ・スタジオ生涯会員になった米倉リエナさんです。いつか一緒にプロジェクトをしたいと思っていまして、今回念願が叶い、プロデューサーと演出家という形で実現しました。
98年にNYパブリックシアターで「ストップ・キス」の初演を観ています。20代の青春時代を過ごしたNYが設定で、90年代のNYがぷんぷんする芝居で、思い入れが強い作品です。俳優としてもチャレンジングな役なので、クラスのシーンスタディでも使っています。
今回、リアリズム演技の手法をベースに丁寧に過程を大事にして作品を作り上げます。
《トークイベント開催》
『TRUTH』の翻訳者でBNAWの演技講師である青山治、本作品のキャリー役の徳留歌織、サラ役の福永理未が登壇して普段話さない役作りの裏側、過程を公開!
●4月8日(土)13時の回終演後
登壇者:青山治(演技講師、俳優) 徳留歌織(キャリー役) 福永理未(サラ役)
【公演情報】
BNAW presents AWDL performance 『STOP KISS』(『ストップ・キス』)
作:Diana Son
翻訳:広田敦郎
演出:米倉リエナ
プロデューサー:ボビー中西
Cast:Sチーム/Kチーム
キャリー:祐真キキ/ 徳留歌織(ダブルキャスト)
サラ:俵野枝/ 福永理未(ダブルキャスト)
ジョージ:髙野春樹
ピーター:内藤栄一
ミセス・ウィンズリー:高橋まゆ狐
看護師:松平里美
コール刑事:梶原涼晴
●3/30~4/9◎WestEndStudio (中野区新井5-1-1 スタジオライフ)
〈料金〉前売5000円 当日 5500円 9500円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
※セット割/両チーム観劇・メールのみ取り扱い (セット割専用) stopkiss.awdl@gmail.com
〈お問い合わせ〉 stopkiss.awdl@gmail.com
〈公演サイト〉https://awdl.stage.corich.jp/stage/182467
〈公演Twitter〉 @awdl_bnaw