「松竹新喜劇 夏まつり特別公演」取材会レポート到着!
南座では「松竹新喜劇 夏まつり特別公演」を、 7 月 10 日~18 日、上演するが、公演に先駆け、大阪市内にて取材会が開催された。
松竹新喜劇から代表の渋谷天外、そして次代を担う藤山扇治郎、ドラマ・バラエティーで第一線の活躍を続ける久本雅美、OSK 日本歌劇団特別専科の桐生麻耶、連続テレビ小説『おちょやん』に出演し、注目を集める毎田暖乃が出席した。
この公演は 6 年ぶりとなる南座での夏公演。新作喜劇『一休さん』と、松竹新喜劇の名作『愛の小荷物』の二作品の上演となっている。
久しぶりの舞台出演となる渋谷天外は、「7 月のとても暑い時期ですが、余計に汗をかいていただくくらいの熱いお芝居をしたいと思います。一休さんが持っているとんちや人情を楽しんでいただきたいです。『愛の小荷物』は久本さんのキャラクターで愉快な作品になることを願っております。ぜひご期待ください!」と元気よく挨拶。
続いて、新作喜劇『一休さん』で一休さんを演じる藤山扇治郎は「一休さんは人と人との関わり合いを大事にし、相手の気持ちがわかる青年だなという印象を受けました。舞台を見ている間だけは少しでも心穏やかになっていただけるような、いい作品にしたいと思います。」と気持ちを込めた。
今回が 11 回目の松竹新喜劇出演となる久本雅美は「南座の夏公演は初めてでございまして、京都で熱い舞台をつくりたいと思います。今回も文童兄さん(曽我廼家文童)と共演が楽しみです。松竹新喜劇の真骨頂であるほんわかしたグッとくるお芝居を演じたいと思います。」とはつらつと語った。
対して松竹新喜劇初出演となる桐生麻耶は「お芝居が好きという気持ちが大きく、OSK に残った部分もありますので、稽古場でみなさんのお芝居を見て吸収し、私なりの新右衛門を演じたいです。」と意気込みを語った。
そして今回が初めての舞台出演となる毎田暖乃は「初舞台ですごく緊張していますが、ドラマで共演した方もいてくださるので、楽しく頑張ってできたらいいなと思っています。『一休さん』を観て、少しでも感動していただけたら嬉しいです!」と元気いっぱいな姿で会場を和ませた。
対して松竹新喜劇初出演となる桐生麻耶は「お芝居が好きという気持ちが大きく、OSK に残った部分もありますので、稽古場でみなさんのお芝居を見て吸収し、私なりの新右衛門を演じたいです。」と意気込みを語った。
天外は毎田の印象について聞かれると「すでに大御所の雰囲気を感じます。暖乃さんは持って生まれた魅力もある。負けへんで!」と会場の笑いを誘いました。扇治郎は「子役さんですが、大人。自分が教わることも多いですし、今から楽しみにしています。」と舞台共演の喜びを伝えると、毎田は手を横に振りつつ、照れながら笑顔を浮かべた。
久本は自身の役について「おせっかいな兄妹ということで、私は実の弟に対しておせっかいだったかなと反省しております。」と笑いを起こしつつ、「品を保ちながら、愛の深いおせっかいと人情味を出していけたらと思います。」と語る。
唯一無二の男役として今年の 3 月まで OSK のトップスターを勤めていた桐生は、今回が初めての“男性”との共演。「普段 OSK を見てくださる方にはどこかで『やっぱり桐生さんも女性なんだ』と思ってほしい部分もあります。」とチャーミングな一面をのぞかせた。
終始和やかな雰囲気の取材会で、息の合ったかけあいをみせた 5 人は初日向けて好発進した!
【公演情報】
「松竹新喜劇 夏まつり特別公演」
●7/10~18◎南座 ※14日(水)休演
演目
一、新作喜劇『一休さん』
二、『愛の小荷物』
出演者
出演:渋谷天外、藤山扇治郎 / 久本雅美、毎田暖乃、桐生麻耶(OSK日本歌劇団 特別専科) ほか松竹新喜劇劇団員
〈料金〉一等席11,000円 二等席5,000円 三等席3,000円 特別席12,000円(全席指定・税込)
〈チケット発売〉 6 月 10 日(木)午前 10 時より
〈お問い合わせ〉075-561-1155(販売営業)まで
〈公式サイト〉https://www.shochiku.co.jp/shinkigeki/koen/5068/