unrato#9『Our Bad Magnet』ビジュアル&コメント公開!
演劇ユニット「unrato」が4月6日~16日に東京芸術劇場 シアターウエストにて上演する『Our Bad Magnet』のキャストビジュアルが完成、また全キャストからのコメントも届いた。
『Our Bad Magnet』は、スコットランドの劇作家・ダグラス・マックスウェルの代表作で、2000年にスコットランドのグラスゴーで初演。世界15か国以上で翻訳上演されている青春群像劇。出演者は4人のみ。幼馴染4人の9歳、19歳、29歳の姿を劇中劇を織り込みながら、瑞々しく描き出す。日本では、2012年にD-BOYS STAGEが物語の舞台を日本に置き換え、『淋しいマグネット』のタイトルで上演された。今回は広田敦郎による新訳で原作に忠実にスコットランドを舞台に上演する。
舞台は、海添いの小さな町。登場するのはアラン、フレーザー、ポール、ゴードンの4人の同級生たち。かつては人気観光地だったがすっかりすたれてしまったその町に、29歳になった彼らが苦い思い出を抱えながら集まってくる…。物語は彼らの9歳、19歳の場面を行き来しながら、4人のその時々の真実が描かれていく。10年ごとに変わっていく関係やそれぞれが抱える口に出せない思い出たちが、29歳になった今、一気にあふれ出す。劇中劇を盛り込みながら、現実とファンタジーが交差し人生の真実を浮き彫りにしていく、切なく美しい物語となっている。
出演はアラン役に奥田一平、フレイザー役に松島庄汰、ポール役に木戸邑弥、ゴードン役に小西成弥と、多彩な舞台で活躍する若手4人が顔を揃えている。
【コメント】(登場順)
アラン:奥田一平
登場人物4人のそれぞれのキャラの違い、そして演じる俳優の個性、そこに大河内さんの演出が入ることで無限の可能性が広がるのではないでしょうか。
物語の根本にあるものは普遍的な物だと思っています。
幼少期・思春期、そして社会に出て現実を知り少し大人になった青年期。悩み、人間関係、コンプレックス、憧れ。何か一つはみなさんも共感する部分があるのではないでしょうか。大人になり、過去と向き合う青春劇。
その中にほろ苦さを感じられる素敵なお芝居をお届け出来るよう、稽古に励みます。
フレイザー:松島庄汰
日本から遠く離れたスコットランドで産まれた名作ということで、育った環境や物事の考え方の違いにどこまで自分が擦り寄せられるか身構えておりましたが、脚本を読んだ後は登場人物たちに素直に感情移入し、最後は抱き締めたくなるような自分がいました。
9歳、19歳、29歳を生き、劇中劇を演じ分けるのが役者として大きな課題でありご褒美となります。寂しくもあり美しいこの作品を愛して頂けるよう4人で作り上げます
ポール:木戸邑弥
大河内直子さんとは初めてご一緒させていただくのですが、作品を観劇した事もあり、いつか大河内さん演出作品に出たいと思っていたので今回実現して、とても嬉しく思います。
脚本も面白く、今から稽古が楽しみです!
キャストはほぼ同年代の役者さんばかりで頼もしいですし、より素敵なものを引き出せるよう頑張りたいと思います。
是非、劇場でお会いしましょう!
ゴードン:小西成弥
脚本を初めて目にした時、「まさにこういう作品に挑戦したかった!」というのが率直な感想でした。
同時に、自分が演じるゴードンという役と、同じ方向を向いて歩み始めないといけないなと実感しました。
稽古が始まるまでに、ひとつずつ理解を深めていこうと思っております。
良い作品を届けられるよう、世界で上演されているこのテキストに臨みます。
劇場でお待ちしております。
【公演情報】
unrato#9『Our Bad Magnet』
作:ダグラス・マックスウェル
翻訳:広田敦郎
演出:大河内直子
音楽:三枝伸太郎
出演:奥田一平 木戸邑弥 小西成弥 松島庄汰(50音順)
●2023/4/6~16◎東京芸術劇場 シアターウエスト
〈料金〉一般 7,700円 サイドバルコニー席 6,600円 学生 4,000円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈一般発売日〉2023年2月25日(土)
〈お問い合わせ〉 info@ae-on.co.jp
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