太陽劇団が新作『金夢島 L’ÎLE D’OR Kanemu-Jima』で22 年ぶりに日本上陸!

『金夢島 L’ÎLE D’OR Kanemu-Jima』 ©Michele Laurent
太陽劇団は 1964 年にフランスで演出家アリアーヌ・ムヌーシュキンを中心に旗揚げされた世界屈指の演劇集団。25 ヶ国以上、総勢約 110 名の多国籍・多民族のメンバーが集まっている。パリ郊外の劇団の本拠地はカルトゥーシュリ(旧弾薬庫)を改装し、劇場、アトリエ、食堂、住居まで備える舞台芸術の理想郷と言われている。ヒエラルキーをもたない独自の劇団運営と集団創作によって舞台芸術の創造と劇団の在り方を革新し、独創的な作品を生み出し続け、唯一無二の演劇集団として、世界中の演劇に影響を与え続けている。
ムヌーシュキンが愛してやまない日本文化へのオマージュを込めた新作『金夢島 L’ÎLE D’OR Kanemu-Jima』太陽劇団は早くから東洋の伝統文化や民俗芸能に深い関心を示し、舞台表現に取り入れてきた。ムヌーシュキン自身も能、歌舞伎、大衆演劇など日本の芸能文化への憧憬を、劇団旗揚げ前から持ち続けてきたと言われている。

『金夢島 L’ÎLE D’OR Kanemu-Jima』
2017 年久しぶりに来日したムヌーシュキンは、世阿弥が流された佐渡島等を巡る中で本作『金夢島』の構想を固め、創作を始めた。2019 年には京都賞を受賞し、その折には日本の演劇人や研究者たちとの活発な交流もあり、2001 年以来となる来日の機運が盛り上がったが、コロナ禍で創作も滞り、来日公演も延期を余儀なくされる。しかし 2021 年秋『金夢島』はカルトゥーシュリで初日を迎え、日本公演にも道が開ける。そして、2023 年太陽劇団の実力を示す壮大なスペクタクルが、22 年ぶりの日本上陸を果たす。

『金夢島 L’ÎLE D’OR Kanemu-Jima』 © Michele Laurent
新作『金夢島』は、世紀の芸術家ムヌーシュキンが全身全霊の愛を捧げてきた東洋、わけても日本の文化芸術に向けての大いなるオマージュともいえる。そしてフランス現代演劇の至宝・太陽劇団の集大成ともなる舞台が、彼らの憧憬の地 ・日本で公演される ということに、世界の文化人、芸術家、舞台人からも大きな注目を集めている。世界を舞台に大きな理想を描き、かつてない劇的な体験を創り手と観客が共に共有する――パンデミックの時代を越える太陽劇団の新たな挑戦は世界の舞台上演史に刻まれ、新たなレジェンドとなるだろう。
【コメント】

©まつかわゆま
アリアーヌ・ムヌーシュキン:演出家/太陽劇団創立者・主宰
親愛なる日本の皆さんへ
太陽団は初来日から 22 年を経て、ようやく日本に帰ってこられることになりました。
2年以上の忍耐と努力、希望と失望、コロナとマスク、悲しい別れもありました。
でも、ようやく夢が実現します!
私たちの新作『金夢島 l’île d’Or Kanemu-Jima』を皆さんにお見せできることに、俳優、スタッフたち劇団員全員が大きな感動に包まれています。
私たちの舞台は、夢の中の日本、時には悪夢のような、想像上の、時には風変わりな熱烈に愛する日本です。
私は日本から私生活や芸術において多くの恩恵を受けました。
この公演はそんな日本に対する情熱的な愛と限りない感謝の気持ちを込めたものです。
太陽劇団が皆さんのもとへ。
日本へ。
10 月に東京へ!11 月に京都へ!
とても待ち遠しいです。
大変光栄です、私たちは。
近いうちに!
アリアーヌ2023 年 2 月 2 日、パリにて
「演劇とはまさに人間性の祭典そのものだ!」
(フセヴォロド・メイエルホリド)

『金夢島 L’ÎLE D’OR Kanemu-Jima』
《あらすじ》
病床に伏す年配の女性コーネリアが、ガランとした室内で目覚める。窓から見える風景は風変りな日本のようである。携帯電話の着信で目覚めた彼女は「いま、私は日本にいる」と話し、帰国を促す相手に、着いたばかりなので帰るつもりはないと抵抗する。しかし付き添いのガブリエルが電話を代わり、「コーネリアは日本にいると思い込んでいます」と相手に説明し、これは病人の幻覚だと説明する。
コーネリアとガブリエルが狂言回しとなって、コーネリアが夢の中で見る、日本を思わせる架空の島「金夢島」での出来事が舞台上で展開されていく。
金夢島の女性市長のヤマムラと、その補佐をするアンジュ、秘書のカイトウは、地域振興のため島での国際演劇祭を計画しており、世界各地の劇団が応募してきている。一方で、市長と対立するタカノやワタベといった男たちは、海千山千の弁護士ヒロカワに相談して市長から主導権を奪おうとしている。ヤマムラたちは島の伝統や自然を守っていきたい立場だが、タカノたちは、島のリゾート開発を目論む外国人資本家や建築家アマノと結託し、のどかな漁港を埋め立ててカジノ建設を企てていた。二つの思惑が交錯して、国際演劇祭の行方には暗雲が立ち込めていた……

『金夢島 L’ÎLE D’OR Kanemu-Jima』
【公演情報】
東京芸術祭 2023 芸劇オータムセレクション
太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ)『金夢島 L’ÎLE D’OR Kanemu-Jima』
作・出演:太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ)
演出:アリアーヌ・ムヌーシュキン(2019 年京都賞受賞)
創作アソシエイト:エレーヌ・シクスー
音楽:ジャン=ジャック・ルメートル
●10/20~26◎東京芸術劇場 プレイハウス
23 日(月)休演
上演時間3時間15分(予定・休憩含む)
フランス語上演(多言語の使用場面あり)・日本語字幕付き
※アフタートークを予定。詳細は決まり次第、芸劇 web にて告知。
※開場は上演の 30 分前
〈料金〉S 席 9,800 円 A 席 7,800 円 65 歳以上(S 席)8,300 円 25 歳以下5,500 円 高校生以下 1,000 円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈一般発売日〉 2023 年 7 月 15 日(土) 10:00~
〈お問い合わせ〉東京芸術劇場ボックスオフィス 0570-010-296 (休館日を除く 10:00 ~ 19:00)
https://www.geigeki.jp/t/
〈『金夢島』 特設サイト〉https://rohmtheatrekyoto.jp/lp/theatre-du-soleil-japan2023/
〈劇場情報ページ〉 https://www.geigeki.jp/performance/theater336/
《関連展示》
太陽劇団『金夢島』来日記念特別展示
日時:2023 年 9 月 25 日(月)~2024年1月31日(水)
会場:早稲田大学演劇博物館 常設展示「世界の演劇 ヨーロッパ・アメリカ」内
https://www.waseda.jp/enpaku/
●11/4・5◎京都公演 ロームシアター京都 メインホール
※フランス語上演(多言語の使用場面あり)・日本語字幕付き(2 階客席にて英語字幕あり)
※開場は開演の 45 分前
※上演時間:3 時間 15 分(予定・休憩含む)
〈料金〉S 席 8,000 円 A 席 6,000 円 ユース(25 歳以下)4,000 円 18 歳以下無料[要申込](全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈一般発売日〉2023 年 7 月 15 日(土) 10:00
〈お問い合わせ〉チケットカウンター075-746-3201(窓口・電話とも 10:00~17:00/年中無休 ※臨時休館日等により変更の場合あり)
https://www.s2.e-get.jp/kyoto/pt/
〈劇場サイト〉 https://rohmtheatrekyoto.jp/event/103549/
《関連企画》
太陽劇団作品などの上映(ロームシアター京都フィルムプログラム)
日時:2023 年 10 月 13 日(金)~15 日(日)
会場:ロームシアター京都
世界の先鋭的アーティストの作品世界を映像で体感できるプログラム。創設 57 年目を迎え、歴史と政治を主題とした数々の傑作を生み出し、国際的に高い評価を得るフランスを代表する太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ)と、京都在住/マルチメディアパフォーマンス集団「ダムタイプ」の創設メンバーでありソロ・アーティストとしても独自の表現スタイルを追求し活躍する高谷史郎などの映像を上映。
※「金夢島 L’ÎLE D’OR Kanemu-Jima」京都公演チケット提示の方は無料でご入場いただけます。
https://rohmtheatrekyoto.jp/event/108548/
太陽劇団作品の上映会・アリアーヌ・ムヌーシュキンによるトーク
日時:10 月 29 日(日)
会場:京都芸術劇場 春秋座(京都芸術大学内)
詳細は決まり次第下記にて告知。
https://k-pac.org/
太陽劇団による演技ワークショップ
日時:11 月 1 日(水)
会場:ロームシアター京都
詳細は決まり次第下記にて告知。
https://rohmtheatrekyoto.jp/join/