えんぶ新春特別企画 “旬”の演劇人に聞きました! 2020!「今年は★◎☀♫だ!」vol.7
内外の混沌さらに深まりそうな2020年の年明け。こんな時だからこそ聞いてみたい!「今年」。その一言から、変化する“演劇”の様相をたのしもう!
えんぶ2月号の新春特別企画を7回に分けて掲載いたします。Vol. 7 最終回
中村歌昇(俳優)(写真右)
「今年は サーフィン だ!」
サーフィンは、ずっと前からやりたくて、毎年「今年こそサーフィンやるぞ!」と言っていたんですが、ここまで実現せずにきてしまったので、今年こそ絶対にサーフィンやります!
〈公演情報〉
中村歌昇出演
『ナウシカ歌舞伎夜話(かぶきやわ)』
2/20◎歌舞伎座ギャラリー
https://www.kabuki-bito.jp/news/6075/
中村米吉(俳優)(写真左)
「今年は 読書 だ!」
読みたくて買うんですけど、読まないでどんどん溜まっていくという状態になってます。読みかけては、忙しかったりすると中断してしまって、結局また最初から読み直したり。なかなか読み終わらないんですよね。読むのは基本的に小説で、名作文学でもまだ読んでいないものを見つけると、つい買いたくなって。積まれていくだけの本に、今年こそちゃんと立ち向かいたいと思っています。
中村米吉出演
『二月大歌舞伎』
2/2~26◎歌舞伎座
http://ka6-yone-ryu.com/?page_id=31
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帆純まひろ(俳優/宝塚花組)
「今年は 自分自身の土台を作る年 だ! 」
宝塚花組に入って、男役になり、観て下さる方にパワーをお届けできる舞台人、花組の男役で在りたいという理想があるので、その理想を叶える為の土台作りをきちんとする2020年にしていきたいです。
〈公演情報〉
花組公演
『はいからさんが通る』
3/13〜4/20◎宝塚大劇場
5/8〜6/14◎東京宝塚劇場
https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2020/haikarasangatooru/index.html?yclid=YJAD.1581051406.Aq6RfFudcq0BBwx1zRwGutkoBJpPlpPgLqZm.Us3T7loU1S9zxRnxXB8E4lYPIhHWJhL18qdlKALpEA-
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関戸博一(俳優/劇団スタジオライフ)
「今年は WA! だ! 」
2020年は「WA!」な年がいいですね。「WA!」っと驚くような素敵なことがたくさんあって欲しいですし、「WA!」HAHA! とたくさん笑いたいですし、「WA!」っとみんなで元気にはしゃぎたい! そして夏にやってくるオリンピックは言うまでもなく5つの「WA!」! 世界中のみんなが手を取り合って「WA!」になって、世界が平和で「WA(和)!」な一年になって欲しいと思います。新しい時代である令和の「WA!」が、どうか素敵なものでありますように。
〈公演情報〉
『死の泉』
2/27〜3/8◎紀伊國屋ホール
http://www.studio-life.com/stage/shinoizumi2020/
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鵜山仁(演出家/文学座)
「今年は 穴掘り だ! 」
どこに面白い物が埋まっているのかを、どん欲に、慎重に探し出せる年になればいいかなと思っています。とは言っても、まずは立ち止まって掘り返してみるというのが第一の目的なので、結果ゴミが出てこようが地下水が湧いてこようが気にしません。芝居で言えば、台本とか、演技とかいうものを底支えしている重力の核心に突き当たりたい。まあそんなことを地味に繰り返していれば、いつかは地球の裏側とも、何千年の昔とも、何億光年先の宇宙ともつながる日が来るだろう。来年は1月16日から『黄昏』が始まります。
〈公演情報〉
こまつ座
『雪やこんこん』
4/24〜5/8◎紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
http://www.komatsuza.co.jp/program/index.html#340
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植本純米(俳優/花組芝居)
「今年は お供 だ! 」
改名から3年が経つ2020年。当初から「純米」という名前が浸透するまでに3年はかかるだろうと踏んでましたが、ほぼ予想通りでした。お陰様でだいぶ覚えて頂けたようで嬉しいです。純米というと純米酒を思い浮かべがちですが、普通に考えれば純な米、ピュアなライスです。ピカピカ輝く炊きたてご飯のイメージ。今年は旅公演が多く、特に春までは東海、北陸、四国、北海道を細かく回ります。折角なので各地のご飯のお供を色々入手したいなと。年齢も年齢なんで体に優しいシンプルな食生活を送りたいじゃない。白飯と味噌汁とあと一品みたいな。絶妙にいい仕事をするお供に出会いたい。スーパーのやつとはひと味もふた味も違う「なめ茸」、「鯛みそ」や「胡桃みそ」などの味噌シリーズ、ネーミングが既に素敵な「梅びしお」、心地よい痺れの「ちりめん山椒」。まだ出会ってない優秀なお供を求めて純米の旅は続く。
〈出演情報〉
小野峻志監督特集
『拾って捨てろ!』
2/8〜14◎池袋シネマ·ロサ
https://twitter.com/onokantoku
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桐生麻耶(俳優/OSK日本歌劇団)
「今年は OSK だ! 」
目紛しく変化する世の中で、変わらず地味に…いや、地道にステージに向き合う私たち。便利になり過ぎたからこそ大切なことを気付ける場所であるように、これからも良い意味で変わらずOSKで輝きたいです。あと2年で創立100周年を迎えるOSK日本歌劇団。その先に行くためにも皆んなで踏ん張って、OSKを少しでも知っていただけるように。そして、レビューの世界を伝えられるように! 今年は! というより今年も!! OSKです!!
〈公演情報〉
『レビュー春のおどり』
4/18〜26◎大阪松竹座
5/2〜5◎新橋演舞場
http://www.osk-revue.com/category/schedule/202004
(イラスト◇小野寺ずる)
▽vol.1〜はこちらからご覧いただけます。▽
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