世田谷パブリックシアター「せたがやこどもプロジェクト 2023」まもなく開幕！

今年も世田谷パブリックシアターでは、本年7月～8月に、「せたがやこどもプロジェクト 2023」を開催する。

「劇場は広場」という理念のもと、1997 年の開場当初より子どもたちにとって身近な劇場、遊べる劇場、楽しい劇場となることを目指して様々な事業を展開してきた。2014 年からはより幅広いジャンルの舞台芸術を展開するプロジェクト「せたがやこどもプロジェクト」がスタートし、創造性あふれる公演やワークショップを毎年子どもたちへ向けて企画している。

「せたがやこどもプロジェクト 2023」《ステージ編》は、演劇、ミュージカル、ダンスパフォーマンス、落語など、夏休みの子どもだけでなく大人も楽しめる多彩な舞台芸術を上演する。

演芸番組「笑点」の新メンバー・春風亭一之輔による大人気寄席公演『せたがや 夏いちらくご』は、すっかり世田谷の夏の風物詩となっている。昼の部は子どもたちにもおすすめの入門編、夜の部は本格的な落語会と、昼夜に分けて子どもから大人まで楽しめる構成でおくる。（7/17◎世田谷パブリックシアター）

ミュージカル『カラフル』

直木賞作家・森絵都によるベストセラー小説「カラフル」を原作として創作するミュージカル『カラフル』は、世田谷パブリックシアター主催としては初めてとなる新作ミュージカル公演。脚本・作詞・演出は気鋭の演出家・小林香が務め、出演は鈴木福、川平慈英のほか多彩な才能を持つ俳優たちとともに、歌と踊りがふんだんに盛り込まれたミュージカルならではの新たな「カラフル」を届ける。（7/22〜8/6◎世田谷パブリックシアター）

ラルンベ・ダンサ『エアー～不思議な空の旅～』

ラルンベ・ダンサ『エアー～不思議な空の旅～』は 3D メガネをかけて鑑賞するパフォーマンス公演です。スペインのダンスカンパニー、ラルンベ・ダンサによるダンス×3D 映像シリーズで、飛び出す絵本を観ているようなワクワク感が子どもたちに大人気のステージ。（7/28〜30◎シアタートラム）

『メルセデス・アイス　MERCEDES ICE』

そして、世田谷パブリックシアターの芸術監督である白井晃が演出を担う『メルセデス・アイス　MERCEDES ICE』。イギリスの劇作家フィリップ・リドリーの同名児童小説が原作で、タワー建設中の町を舞台にしたちょっと不思議でどこかおかしな 3 世代にわたる家族の物語。幻想的で独特な世界へと子どもたちをいざなう。細田佳央太、豊原江理佳、東野絢香、松尾諭など魅力あふれる旬の俳優たちが出演する。（7/22〜8/6◎世田谷パブリックシアター）

「せたがやこどもプロジェクト 2023」《ワークショップ編》は、小学生から高校生までを対象とした様々な『エンゲキワークショップ』を開催する。なかなか足を踏み入れる機会のない世田谷パブリックシアターの稽古場で、工夫を凝らした楽しい演劇ワークショップが行われる。演劇に関心ある人もそれなりの人も、思い切って参加してみると、いつもと違う絶対忘れられない夏になること間違いなしのプログラム。

そのほか、朗読劇『この子たちの夏』1945・ヒロシマ ナガサキの上演（8/5・6◎シアタートラム）、世田谷ゆかりのアーティストの音楽世界に浸るシリーズコンサート『Discovery Setagaya Sounds #東儀秀樹　NEO TOGISM』の開催（8/11◎シアタートラム）、劇場インターンシップの募集など、プロジェクトを通じて次の時代を担う世代へ向けた多角的な事業が行われる。

今年の「せたがやこどもプロジェクト 2023」では、子どもたちの創造性を刺激し豊かな感性を育むような作品やワークショップを通し、劇場が子どもたちや大人たちの新たなコミュニケーションの場となることを願って、子どもたちだけでなく「いま」を生きるすべての世代へ夏休みの忘れられない“劇場体験”を届ける。

『せたがやこどもプロジェクト 2023』ホームページ：https://setagaya-pt.jp/article/3627/