serial number『Bug』を李千鶴と鈴木勝大で上演!
詩森ろば演出で昨年11月上演を予定、だが俳優の急病により中止になった公演『Bug』が、新たなキャストで上演が決まった。
体に虫がいるという若い男とDVの夫から逃れて安モーテルに住む中年女の刹那の道行きを描くトレーシー・レッツ初期の傑作『Bug』。現代の黙示録のようなこの作品を、主演に阿佐ヶ谷スパイダースの李千鶴、相手役の若い男に鈴木勝大、DVの元夫に文学座の粟野史浩、レズビアンである親友に流山児★事務所の伊藤弘子、そして要を担う医者役に同じく流山児★事務所の塩野谷正幸という、実力者揃いの俳優陣で、俳優の息づかいまで聞こえるような小空間で上演する。
《ものがたり》
息子を亡くし、暴力夫から逃れるためにオクラオマ州のモーテルに暮らす孤独な中年女アグネス。
そこに友人が連れてきたピーターと関係を持つが、ピーターは自分の身体に虫が巣くっていると言う。
男は虫を駆除しようと躍起になり、異常性を増していく。
その狂気はアグネスをも感化していく。
国家の陰謀にまで広がっていくそれは妄想か果たして事実か。
《演出家の言葉》
詩森ろば
11月に中止になりましたserial number08『Bug』ですが、劇場を変え、キャストを変えて、2023年2月に上演を行うことになりました。中止公演としてお知らせしたものが一転延期となることになり、お客様にはご迷惑お掛けいたします。
たくさんのお客様に、ぜひいつか公演してくださいと言っていただき、また思い入れもある作品ですから、わたし自身も諦めることはできないなと思っていたのですが、作品の権利やその他の事情によりこの時期の開催となり、スケジュールが揃わず、同じキャストでと言っていただいたお客様の思いには応えられないこと申し訳なく思っております。またの機会を探してまいります。
新しく集ってくれたキャストはわたしと一度以上組んだことのある信頼する俳優ばかりです。さらけだしあわないと作れない作品というのは、前回の稽古のなかで実感しております。前回の稽古場での様々な学びも活かしながら必ずいい作品に致します。劇場でお待ちしております。
【公演情報】
serial number 08+0.5
『Bug』
作:トレーシー・レッツ
演出:詩森ろば
翻訳:佐藤澄子
出演
アグネス:李千鶴
ピーター:鈴木勝大
ゴス:粟野史浩 (文学座)
R.C:伊藤弘子 (流山児★事務所)
Dr.スイート:塩野谷正幸 (流山児★事務所)
●2/15~19◎サンモールスタジオ(〒160-0022 東京都新宿区新宿1丁目19−10 サンモール第3マンション B1)
〈料金〉前売・当日共 一般5,500円/障害3,000円/学生4,000円 (全席自由・税込・未就学児童入場不可)
※開場は開演の30分前。
※障害者、学生は劇団のみの取扱い。当日受付にて手帳をご提示下さい。
〈一般発売日〉2023年1月21日(土)10:00
〈チケット取扱い〉CoRichチケット
〈お問い合わせ〉bug@serialnumber.jp TEL 070-3602-4357
〈公式サイト〉https://serialnumber.jp/next.html