渡辺えり&高畑淳子『喜劇 老後の資金がありません』ついに開幕! 初日会見と舞台写真公開!
渡辺えりと高畑淳子の初共演が話題の舞台『喜劇 老後の資金がありません』が、8月13日に新橋演舞場で開幕した。(26日まで。のち9月1日~15日まで大阪松竹座にて上演)
『喜劇 老後の資金がありません』の原作は、垣内美雨による小説。“老後の資金”をテーマに普通の主婦が四苦八苦する物語は大きな共感を呼び、26万部突破の大ベストセラーとなった。
今回は、喜劇に定評のあるマギーの脚色・演出により、初めて舞台化。主演は渡辺えりと高畑淳子。同い年の二人は意外にも舞台初共演 。そ の他の出演に、羽場裕一、宇梶剛士、長谷川稀世 、原嘉孝、 松本幸大(ジャニーズ Jr.)、一色采子、明星真由美、多岐川華子と豪華キャストが顔を揃えている。
【ストーリー】
普通の主婦・後藤篤子(渡辺えり)は夫の章(羽場裕一)、長女・さやか(多岐川華子)、長男・勇人(原嘉孝)と平凡な4人家族。子育ても落ち着き、コツコツと老後の資金を貯めていた。篤子の月1回の楽しみは生花教室。若い教師・城ケ崎海斗(松本幸大)は皆の憧れの的で、生徒の関根文乃(明星真由美)も彼に夢中。
教室で一番の仲の良い友達・神田サツキ(高畑淳子)との喫茶でのおしゃべりはストレス解消の大切なひと時。サツキは夫の克也(宇梶剛士)と小さなベーカリーを営んでいた。そんな中、篤子に姑・芳子(長谷川稀世)への仕送り資金、舅が亡くなったことで義妹の櫻堂志々子(一色采子)に約束させられた葬式資金など次々と“老後の資金”が減っていく事態が起きる。一方のサツキも姑の年金を当てにしていたが・・・。篤子とサツキ、ふたりの行く末は!?
【初日前会見】
前日の8月12日にプレス用の公開舞台稽古が行われ、渡辺えりと高畑淳子が登壇。初日を前に抱負を語った。
渡辺「本日はありがとうございます。コロナ禍で色々と大変な世の中ですが、歌って陽気に頑張っておりますのでご声援の程、どうぞよろしくお願い申し上げます」
高畑「お暑い中ありがとうございます、できる限りの力を出して努めさせていただきたいと思います。その力がとても不安定な状態ではございますが(笑)、しっかりと演じたいと思います。よろしくお願いいたします」
挨拶の後の質疑応答では、渡辺が「意気込みというか息切れがしてきちゃって(笑)本当に本番で息が切れないように、今は死ぬ気でやっているという感じです」とこの舞台の大変さを語れば、高畑も「えりさんとお芝居するのは本当に楽しいんですが、身体と脳がついていかないというのも事実であり・・・。悔しい思いもあるんですが、頑張っています」とハードさを強調。
二人は同い年で、演劇のキャリアも長いが、なんと今回が初共演。お互いの印象について高畑は「えりさんは、とても理知的。感性で生きているという感じだったんですが、男脳だなと思います」と意外性を語る。渡辺は「淳子さんは器用な人だと思ってたら良い意味ですごい不器用。練習もたくさんなさって、自分が納得するまで努力をする方」とその努力家ぶりに感心する。
劇中に歌やダンスを披露するシーンがたくさんあるそうで、高畑「えりさん、とても歌が上手いですよ。まさに『天使にラブ・ソングを…』という感じです」と証言。
また高畑自身はラップに初挑戦しているとのことで、「毎晩夢に見るんです(笑)」とプレッシャーを語るが、渡辺「お上手です。練習している姿が面白い。シザーハンズとしか思えない(笑)」と笑わせる。さらに「感動したのは”もう一回お願いします!”と率先して稽古するんですよ。18 歳の新人みたい」と高畑の真面目さを褒めたたえた。
また、渡辺自身は「ダンスは体力的に厳しいかな。ジャニーズの人たちがすごく上手いんですよ。負けじと練習してたら腰をやられました(笑)」と稽古場での様子を伝え、笑いが絶えない賑やかな会見となった。
【公演情報】
新橋演舞場・大阪松竹座『喜劇 老後の資金がありません』
原作:垣谷美雨(中央文庫刊)
脚色・演出:マギー
出演: 渡辺えり、高畑淳子
羽場裕一、長谷川稀世、原嘉孝、多岐川華子、一色采子、明星真由美、松本幸大(ジャニーズJr.)、宇梶剛士
●8/13~26◎新橋演舞場
〈料金〉1等席12,000円 2等席8,500円 3階A席4,500円 3階B席3,000円 桟敷席13,000円(全席指定・税込)
●9/1~15◎大阪松竹座
〈料金〉1等席12,000円 2等席7,000円 3等席4,000円(全席指定・税込)
〈松竹ホームページ〉 https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/2108_enbujyo/
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