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美しくも哀しき禁断の恋。ドビュッシーのオペラ『ペレアスとメリザンド』新国立劇場で間もなく開幕!

ドビュッシーの創作オペラ『ペレアスとメリザンド』が、ケイティ・ミッチェル演出、芸術監督大野和士の指揮により新国立劇場で7月2日から開幕する。

『ペレアスとメリザンド』はフランス印象主義の作曲家ドビュッシー唯一のオペラ。フランス独自のオペラを目指したドビュッシーは、ライトモチーフの手法を取り入れる一方、独特の語法を用いてメーテルリンクの戯曲に描かれた光や水、霧や風といった自然の息吹を色彩感と陰影に富んだ音楽で表現し、フランス語の韻律と音楽を融合させて、登場人物の苦悩や感情の高まりを抑制したタッチで濃密に描き出した。閉鎖的な城の愛憎の日々が神秘的、象徴的に緊張感のうちに綴られ、幕切れでは後奏がもたらす静けさがドラマを浄化する。

ケイティ・ミッチェル

大野和士

演出のケイティ・ミッチェルは演劇大国イギリスで演劇、オペラ演出で活躍し、独自の感性と論理がもたらすリアリティが高く評価される演出家。『ペレアスとメリザンド』は2016年エクサンプロヴァンス音楽祭で初演されたプロダクションで、ある一家へやって来た女性の夢想としてドラマを現代に蘇らせ、絶賛を博した。
指揮はフランス・オペラへも注力する大野和士芸術監督自らが当たる。

ベルナール・リヒター

カレン・ヴルシュ

ロラン・ナウリ

ペレアスにはベルナール・リヒター、メリザンドはカレン・ヴルシュと。この作品を特に得意とする旬の歌手が、また、ゴローにはエクサンプロヴァンス公演でもこのプロダクションのゴローに出演したロラン・ナウリが出演する。

※新型コロナウイルス感染症の影響により、公演内容や招聘スタッフ・キャストに変更が生じる場合があります。

【ものがたり】
※本プロダクションでは2部構成で上演する。
【第1部】
狩の途中で道に迷ったゴローは、水辺で泣く女性メリザンドを見つけ連れて帰る。半年後、ゴローは異父弟ペレアスへ、祖父の老王アルケルから結婚の許しを得て欲しいという手紙を送る。王はゴローの新しい妻を迎え入れることとする。城にやって来たメリザンドとペレアスが出会い、二人は彼女の乗ってきた船が去る光景を見つめ言葉を交わす。ペレアスは庭園の「盲人の泉」にメリザンドを誘い、その力について語る。メリザンドはゴローからの結婚指輪を泉に落としてしまう。その瞬間、ゴローは森で落馬し深手を負っていた。

居室で夫ゴローを介抱するうち、メリザンドはこの城では心が休まらないと訴える。その時妻の手に指輪がないと気付いたゴローに激しく追及され、メリザンドはゴローの息子イニョルドのために貝を拾っているうち失くしたと嘘をつく。ゴローの命令で指輪を探すため、メリザンドはペレアスと共に、恐怖に震えながら海辺の洞窟へ赴く。月光の晩、寝室でメリザンドが髪を梳くと、通りかかったペレアスはその長い髪に陶然となる。そこへゴローが来て、二人の振る舞いを責める。ゴローはペレアスを地下に連れて行き、身重のメリザンドを刺激しないよう言い渡す。ゴローはイニョルドに、ペレアスとメリザンドの様子について詰問し、母の寝室を覗くよう強要する。

 

【第2部】
アルケルとメリザンドが語る部屋へ、嫉妬心に駆られたゴローが来て、妻の髪を掴んで引き倒す。夜、いよいよ旅立つというペレアスに請われ、メリザンドは泉に赴く。月光の下で二人はついに愛を告白し、口づけを交わす。そこへゴローが現れ、ペレアスは殺される。逃げ延びたメリザンドは女の子を産み落とし、死の床にあった。ゴローは妻に許しを請いながらも、弟との関係を執拗に問い始める。メリザンドから真実が語られることはない。アルケルがゴローを制し、赤子をメリザンドに抱かせようと渡す。メリザンドが息を引き取り、皆取り残される。

【公演情報】
クロード・アシル・ドビュッシー
『ペレアスとメリザンド』(新制作)
Pelléas et Mélisande/Claude Achille Debussy
全5幕〈フランス語上演/日本語及び英語字幕付〉
予定上演時間:約3時間30分(休憩含む)
指揮:大野和士
演出:ケイティ・ミッチェル
美術:リジー・クラッチャン
衣裳:クロエ・ランフォード
照明:ジェイムズ・ファーンコム
振付:ジョセフ・アルフォード
演出補:ジル・リコ
舞台監督:髙橋尚史
出演
ペレアス:ベルナール・リヒター
メリザンド:カレン・ヴルシュ
ゴロー:ロラン・ナウリ
アルケル:妻屋秀和
ジュヌヴィエーヴ:浜田理恵
イニョルド:九嶋香奈枝
医師:河野鉄平
合唱指揮:冨平恭平
合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

●7月2日、7月6日、7月9日、7月13日、7月17日◎新国立劇場オペラパレス
〈料金〉S席27,500円 A席22,000円 B席15,400円 C席8,800円 D席5,500円 Z席1,620円(全席指定・税込)
高齢者割引(65歳以上)・学生割引:5%割引 ジュニア割引(小中学生):20%割引
※入場時にご年齢が記載されている証明書を確認させていただく場合がございます
当日学生割引:50%割引(公演当日に残席がある場合のみボックスオフィス(窓口・電話)で取扱。要学生証。)
障がい者割引:20%割引(ボックスオフィス(窓口・電話)のみ取扱。要障害者手帳等。)
〈お問い合わせ〉新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999(10時~18時)
〈公式サイト〉https://www.nntt.jac.go.jp/opera/pelleas-melisande/

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