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新国立劇場オペラ公演『オルフェオとエウリディーチェ』無料配信中

新国立劇場ではOperaVisionおよび新国デジタルシアターにて、過去のオペラ公演の映像を無料公開しているが、2022年5月に新制作上演したオペラ『オルフェオとエウリディーチェ』を、現在公開中だ。(2013年4月7日まで)。

OperaVisionは、EUの文化支援プログラムCreative Europeの支援の下、Opera Europeが監修するヨーロッパ最大級のオペラ映像配信プラットフォーム。昨年、新国立劇場はオペラ『カルメン』をOperaVisionにて配信し、今年2月にはOperaVisionのプロジェクトパートナーとなっている。

現在公開中の『オルフェオとエウリディーチェ』は、ギリシャ神話のオルフェウス伝説をもとに作曲されたグルックの代表作です。深い美意識で世界中にその名をとどろかす振付家・ダンサーの勅使川原三郎の演出により上演された本プロダクションは、オペラとダンスの美しい融合と、そぎ落とされた美を体現した象徴的な舞台装置などがメディア評やSNSなどで大きな話題となった。

また、新時代のバロック奏者として名高い鈴木優人が指揮を担当。世界最高峰のカウンターテナーのローレンス・ザッゾ、モーツァルトやバロックを得意とするソプラノのヴァルダ・ウィルソン、近年大躍進中の三宅理恵の3人の歌手、そして、勅使川原三郎と長年創作を共にするダンサーの佐東利穂子、ハンブルク・バレエのアレクサンドル・リアブコ、髙橋慈生、佐藤静佳の4人のダンサーが一体となり物語を紡ぎあげた余韻深い公演となった。

なお、OperaVisionでは、10月25日のWorld Opera Dayを記念する特別配信プログラムとして、オルフェウス伝説に基づいたオペラ4作品を10月に配信予定。新国立劇場の『オルフェオとエウリディーチェ』はそのトップバッターを飾る。

《ものがたり》
亡くなった妻のエウリディーチェを何とか生き返らせようと祈りを捧げるオルフェオに、愛の神アモーレは復活の可能性を示唆しつつ、全能の神ゼウスの命令として、「彼女をこの世に連れ戻すまでは、決して彼女の顔を見てはならない」と伝える。オルフェオは多くの試練を与えられながらも必死に耐え抜き、あと少しで妻を生還させられるというときに、彼女から「どうして私の顔を見てくれないのか」と詰問される。ゼウスの命と妻の懇願の狭間で悩むオルフェオは、ついに振り返って妻の顔を見てしまう…。

【配信情報】
オペラ/グルック『オルフェオとエウリディーチェ』〈新制作〉
イタリア語上演(日本語、英語、イタリア語、フランス語、ドイツ語字幕付)
2022年5月21日上演
指揮:鈴木優人
演出・振付・美術・衣裳・照明:勅使川原三郎
アーティスティックコラボレーター:佐東利穂子
合唱指揮:冨平恭平
出演
エウリディーチェ:ヴァルダ・ウィルソン
オルフェオ:ローレンス・ザッゾ
アモーレ:三宅理恵
ダンス:佐東利穂子、アレクサンドル・リアブコ、髙橋慈生、佐藤静佳
合唱:新国立劇場合唱団 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
配信期間:配信中~ 2023年4月7日(金)午後7時
配信メディア:
・Opera Vision 公式サイト
・新国立劇場ウェブサイト内 新国デジタルシアター
https://www.nntt.jac.go.jp/stream/#orfeo
※ご視聴にあたっての通信料は、お客様負担となります。
〈公式サイト〉https://www.nntt.jac.go.jp/opera/orfeo-ed-euridice/

 

【舞台写真/新国立劇場「オルフェオとエウリディーチェ」より 撮影:堀田力丸】

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