ミュージカル『のだめカンタービレ』新たなキャストとして竹中直人が参加!
大人気コミック初のミュージカルとなる『のだめカンタービレ』は、2023 年 10 月にシアタークリエにて上演されるが、この度、新たなキャストの参加が決定した!
原作は 2001 年より、月刊「Kiss」(講談社)にて連載を開始すると瞬く間に大人気となり、2004 年に第 28 回講談社漫画賞少女部門を受賞し、全 13 巻の新装版単行本ほかシリーズ累計発行部数は 3900 万部を超える爆発的ヒット。その後はコミックの枠にとどまらず世界中で愛されるコンテンツとしてあらゆるメディアミックスを展開、大ヒットを収めている。
そして本年 10 月シアタークリエで初のミュージカルとして上演する『のだめカンタービレ』では、「のだめ」役の上野樹里、千秋役の三浦宏規を始め、峰龍太郎役の有澤樟太郎、三木清良役の仙名彩世、奥山真澄役の内藤大希、江藤耕造(通称「ハリセン」)役のなだぎ武に続き、豪華キャストが加わることになった。
千秋の「師匠」となる世界的なドイツ人指揮者、フランツ・フォン・シュトレーゼマン、通称・ミルヒー役に、ドラマ・映画版でも同役を務めた、竹中直人が演じる。
舞台では野田秀樹作・演出の「Q」:A Night At The Kabuki、 テレビでは「正義の天秤」(NHK 総合)、
「弁護士ソドム」(テレビ東京)などに出演、あらゆる役を自在に演じ分ける竹中が再びシュトレーゼマンに扮し、のだめ役の上野樹里と、夢の再共演となった。
【竹中直人 コメント】
ぼくは、どんな仕事もスケジュールさえ合えば決して断らずに今までずっとやってきました。《仕事を選ぶ》と言う事がとても偉そうで、あまりにも照れ臭すぎるからです(笑)。
でも…唯一、お断りした仕事があります。それは、テレビドラマ【のだめカンタービレ】(2006)のミルヒーの役でした。当時、のだめのプロデューサー、そして監督から「ぜひ、竹中さんにミルヒーを演じて頂きたい。」とお話しを頂きました。
ぼくは驚いて「え???!ミルヒーはドイツ人ですよね。」と言いました。「ええ、でも僕たちは竹中さんなら出来ると思っています。」「そんな…、だってぼくは日本人ですよ。」「ええ、それは分かっています。」「いやぁ…無理です。それは…。
だってドイツ人です。ぼくは日本人です…」「はい。でも竹中さんなら出来るんじゃないかと。」「いやぁ、無理です。それはどうしようもなく無理です。本当に申し訳ございません。出来ません。」そしてぼくは打ち合わせ場所を去ろうとしました。ふとふり返るとプロデューサーと監督がどこか寂しそうにうなだれている姿が目に入りました。ぼくは思わず言いました。「カツラなどをつけて、後は特殊メイクで鼻を高くしたら出来るかも知れませんね…。あっ、いや!それじゃあコントになってしまいますものね。やっぱり無理です!ごめんなさい!」すると…「竹中さん、それで行きましょう!!」と言う応えが返ってきたのです。
「えーー?!?!」
なんと、ミルヒーを演らざるをえない状況になってしまったのです。
まさか、そのミルヒーを、再び舞台で演じる事になろうとは…!お断りする勇気がぼくにあったのか、なかったのか…。ぼくは「演ります。」と言ってしまったのです…。上野樹里さんは、こののだめが初舞台になると聞きました。そんな樹里さんの姿を静かに見つめながら演じるしかない…とぼくは思いました。これは一大決心です。いくつになっても、やる時はやる人間でいたい…と、思ったのかもしれないし、そうじゃないかも知れません。
舞台【のだめカンタービレ】にて、この竹中直人、ミルヒーを再び演じるしかないでしょう!!ただただその思いです。
どうか、何卒、よろしくお願い致します。
竹中直人。
【公演情報】
ミュージカル 『のだめカンタービレ 』
原作:二ノ宮知子「のだめカンタービレ」(講談社「Kiss」所載)
演出:上田一豪
脚本:上田一豪 笠浦静花
音楽:和田 唱(TRICERATOPS)
クラシック音楽監修:茂木大輔
《キャスト》
野田恵:上野樹里 千秋真一:三浦宏規
峰龍太郎:有澤樟太郎 三木清良:仙名彩世
奥山真澄:内藤大希 江藤耕造:なだぎ武
フランツ・フォン・シュトレーゼマン(ミルヒ・ホルスタイン):竹中直人
アンサンブルキャスト:
石井千賀 尾崎 豪 小原悠輝 堤 梨菜 露詰茉悠 友部柚里 焙煎功一 松村桜李
●10/3~29◎シアタークリエ
●11/3・4◎サントミューゼ(長野県上田市天神三丁目15番15号)
〈一般発売日〉 2023年7月29日
〈公式サイト〉 https://www.tohostage.com/nodame/