内 博貴主演×内海光司共演、浪漫舞台 新装『走れメロス』開幕!
内 博貴が主演する浪漫舞台 新装『走れメロス』が、3月5日に大阪・森ノ宮ピロティホールで開幕した。(6日まで。3月12日~21日、東京・自由劇場にて上演)
浪漫舞台 新装『走れメロス』~小説 太宰 治~は、2020年に内 博貴主演で小説家・太宰 治の生きざまを描いた舞台。小説家である太宰 治が若き頃、多くの作家たちとの友情や、彼が愛する女性たちとの愛や苦悩に満ちた波乱の人生を題材として、太宰と共に当時を駆け抜けた親友で作家の檀 一雄が書き上げた回想録「小説 太宰 治」をベースに、舞台作品として書き下ろした。今回は新たなキャストともに、装いも新たに、波乱に満ちた太宰 治の生きざまを描く。
出演は、数々の舞台作品で活躍をつづける内 博貴が、小説家 太宰 治役に 再び挑んでいる。そして、新装上演にあたり、小山初代役と太田静子役<二役>を佐藤江梨子、山崎富栄役を北原里英、津島美知子役を原 史奈、檀 一雄役を生島勇輝、佐藤春夫役を市川知宏、柿野要一郎役を小川史記、高橋幸雄役を石井智也、山岸外史役を井上雄太、マダム夢子役を輝 有子、山崎晴弘役を下村 青といった、実力派俳優が務めている。さらに、内 博貴との舞台作品初共演となる内海光司は、太宰が信頼を寄せる小説家の井伏鱒二役を演じているのにも注目。
《物語の背景》
太宰治が若き頃、多くの作家たちとの友情や、愛と生活の苦悩の中で生み出し注目を浴びた小説が「走れメロス」。太宰は、この“メロス”のように、その時代を駆け抜けていった。そして、これを期に大きく変貌し、新たな人生への挑戦が始まった時でもあった。そんな姿を傍らからいつも見ていたのが、檀一雄だった。檀は、太宰との出会いの中で、彼は天才だと言い放っている。
それ以来、亡くなるまでの間、同じ時代を生き、青春期を過ごした。「走れメロス」の友情の世界を、実際の舞台で繰り広げながら、この作品が何故出来たのか、彼は何故この作品を作ったのか・・・。
新たなキャストたちと共に、装いも新たに、青春のエピソードを綴りながら、若き文豪の生きざまに迫る。
この公演の初日を前に、3月4日に森ノ宮ピロティホールで直前取材&公開ゲネプロが行われ、内 博貴、佐藤江梨子、北原里英、原 史奈、生島勇輝、下村 青、内海光司が登壇した。
【コメント】
内 博貴
Q意気込みについて
私自身は、2020年より2度目の出演となります。前回とキャストの皆さんが大幅に代わって、新しい作品になっていると思います。前回よりもブラッシュアップされた内容になっていますので、最後まで精一杯頑張りたいと思います。
Q上演時に男の色気を意識してと話してましたが・・・?
大人の方が多く、魅力的な女性陣の方々ですから、負けないように頑張ろうと意識してやってます。自分自身の大人の色気が出ているかは、わかりませんが・・・。
Qお客さまへのメッセージ
森ノ宮ピロティホールの舞台に立たせていただくのは、僕自身も久々。地元、大阪からスタートできるのを、すごくうれしく思ってます。大阪公演は短い期間ですが、お時間ある方は、是非いらしていただければと思います。お持ちしております。
佐藤江梨子
Q意気込みについて
子供のころから太宰治が好きで、以前に『斜陽』という作品で、太田静子役もやらせていただき、静子役では「再演や!」といった気持ちでやってます。織田作之助も好きで、内さんが以前演じられていたそうで、これもご縁だと思いましたし、内さんはじめ皆さん、素晴らしい方が揃って演じているので、毎日感動しています。
Qいよいよ開幕ですが・・・?
稽古中ずっとマスクをしてましたので、ここにきてマスクを取って舞台に立つ内さんを見ると、目がハートになってしまいます。昨日も、台詞を忘れてしまいました(笑)。
北原里英
Q意気込みについて
今回の舞台は、人生の先輩が多く、お芝居の上手な方や落ち着いた雰囲気の大人の方々が多いので、たくさん学ぶことが多かったです。この大きなステージで、映像も使用して、いろんな仕掛けもあるので、ご覧になる皆さんも楽しんでいただけると思いますので、楽しんでください。
Q稽古を通じて、カンパニーの雰囲気は??
内さんが言ってました大人の色気という点では、太宰の若いころから晩年の姿を内さんが演じられるので、どんどん渋い感じになって行くんです。私は、晩年の太宰が出会う山崎富栄役なので、大人の色気の一番いい状態で絡ませていただくので、役得と思っています(笑)。
原 史奈
Q意気込みについて
コロナ禍で、マスクをしながらの稽古でなかなか慣れなかったですが、あっという間に明日初日を迎えるということで、ワクワクしています。素晴らしい皆さんとお芝居ができて、とても楽しみです。太宰さんは2人の愛人を作るんですが、内さんの色気もありますし、本当に持っていかれちゃう。妻(=津島美知子役)としては複雑ですが、理解できる気もします。
下村 青
Q意気込みについて
僕の役は、太宰がかかわった女性で最後に一緒に亡くなった山崎富栄の父親の役です。それぞれの女性たちにも、家族があり、その苦しみや葛藤があって、娘の死を乗り越えて、新しい人生に向かう役どころで演じています。劇中では、「燦めく星座」など太宰の心に残っている名曲を歌います。ミュージカルとは違い、劇中でうまく溶け込む形になればいいなぁと思っています。
生島勇輝
Q意気込みについて
この舞台の原作になっている「小説 太宰治」を書いた檀一雄の役を演じます。ストーリーテラー的な部分もあるので、ご覧になる皆さんに、きちんとお伝えできるように頑張ります。コロナ禍でマスクをしながらの稽古で大変でしたが、その分、マスクを外して舞台に立つと新しい感覚が生まれたりするので、幕が開いて、どんどんいろんな感情が沸いてくるのを楽しみにしています。
Q役作りについて
(自分と)同じ年の直木賞作家の今村省吾さんの会う機会があり、文豪の方が作品を作り出すエネルギーをもらって、檀一雄の役がより深くなればと思います。下村さんの歌や内くんの太宰とは、この役での20~30代をずっと一緒にすごし、井伏さんとは太宰と偲んでお話ししたり、文豪たちのコミュニケーションを楽しみながら頑張っていきたいと思います。
内海光司
Q意気込みについて
井伏鱒二役、内海光司です。本日は、僕の婚約発表記者会見に来ていただき、ありがとうございます(笑)。(内さんから、すべっていることを突っ込まれ・・・)こんな感じで和気あいあいとやってます。井伏さんの小説など読ませていただきながら、稽古も進めてきました。そんな中、内はマンガなんか読んで、余裕そうでしたが(笑)、とにかく内についていくだけです。
【公演情報】
浪漫舞台 新装『走れメロス』 ~小説 太宰 治~
原作:檀 一雄「小説 太宰 治」より
作・演出:モトイキ シゲキ
出演:
太宰 治 ・・・ 内 博貴
小山初代/太田静子<二役> ・・・ 佐藤江梨子
山崎富栄 ・・・ 北原里英
津島美知子・・・ 原 史奈
檀 一雄・・・ 生島勇輝
佐藤春夫 ・・・市川知宏
柿野要一郎 ・・・ 小川史記
高橋幸雄・・・ 石井智也
山岸外史・・・ 井上雄太
マダム雪子・・・ 輝 有子
山崎晴弘 ・・・ 下村 青
井伏鱒二 ・・・ 内海光司
演奏(ギター): タマ伸也
音楽:鎌田雅人
●3/5・6◎大阪公演 森ノ宮ピロティホール
〈料金〉9,500円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈お問い合わせ〉キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00~16:00 ※日・祝休業)
●3/12~21◎東京公演 自由劇場(東京都港区海岸1-10-53)
〈料金〉9,500円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈お問い合わせ〉キョードー東京 0570-550-799(オペレーター平日11:00~18:00/土日祝10:00~18:00)
〈公式サイト〉 https://roman-melos.com/
〈公式Twitter〉@roman_melos
(C)浪漫舞台「走れメロス」公演実行委員会2022/撮影:大西二士男
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