Makino Playクラウドファンディング開始と第⼆弾公演発表!
舞台演出家・劇作家のマキノノゾミが主宰する Makino Play 第⼀弾『東京原⼦核クラブ』(21 年 1/10-17)が、緊急事態宣⾔の要請を受け今後の公演継続の難題に直⾯。活動継続のための⽀援を募るためクラウドファンディングを開始した。
また来年 2022 年 2 ⽉には第⼆弾、マキノノゾミ作・演出『モンローによろしく』を上演予定を発表した。
【Makino Play とは】
マキノノゾミは1980年代に広がった⼩劇場ブームの中で劇団M .O.P.を⽴ち上げ、その後劇団内外で多くの名作を⽣み出した。それらの作品を「マキノノゾミ⾃⾝の演出により蘇らせる」ためのユニット。
その第⼀弾として、舞台『東京原⼦核クラブ』を2021年1⽉に上演。昭和初期。舞台は、⾵変わりな住⼈が集う東京・本郷の下宿屋「平和館」。理化学研究所に勤務する若き原⼦物理学者・友⽥晋⼀郎を中⼼とし、下宿屋に集う若者たちを描いた⻘春群像劇です。実在の⼈物をモデルに、第⼆次世界⼤戦前後の時代の荒波の中で闊達に⽣きる若者たちを描き、1997 年「読売⽂学賞戯曲・シナリオ賞」を受賞した傑作。
そして来年 2022 年 2 ⽉には第⼆弾、マキノノゾミ作・演出『モンローによろしく』を上演予定。劇団 M.O.P.の中期に発表され、1994 年⽇本劇作家協会新⼈戯曲コンクール・第⼀回東筑紫学園戯曲賞を受賞した本作を、29 年ぶりに今に蘇らせる予定。
【クラウドファンディング詳細】
◎クラウドファンディング⽬標⾦額
2,000,000円 (All-In ⽅式)
◎⽀援⾦の使⽤⽤途
俳優、スタッフへのギャランティ
劇場費、稽古場代
材料費、運搬費、機材レンタル費などテクニカル⾯での費⽤
クラウドファンディングのリターン制作費
次回作の制作経費
◎開始時期
2021 年 4 ⽉ 15 ⽇(⽊)~ 6 ⽉ 30 ⽇(⽔)23:59
◎クラウドファンディング名 Makino Play
舞台「東京原⼦核クラブ」⼀部公演中⽌のため、活動継続のための⽀援プロジェクト
U R L: https://motion-gallery.net/projects/makino-play/
Makino Play お客様お問合わせ:info@makino-play.net
【第二弾情報】
Makino Play 第⼆弾となる『モンローによろしく』は 1993 年にマキノ主宰の劇団 M.O.P.にて上演し、同年、東筑紫学園戯曲賞を受賞した作品。1940~1970 年代のハリウッドを舞台に、俳優、映画監督、映像技師など様々な⽴場の⼈⽣を通して、現代のエンタテイメント界が抱える問題と、今を⽣きる我々がどこに向かうべきかを問いかける。
【STORY】
物語は 1941 年、映画の都ハリウッド。新進気鋭の映画監督ビリーとその親友でもあるスター男優のキースは、これまでの常識を打ち破る野⼼作の製作にあたり、相応しいヒロイン役の⼥優が⾒つからず頭を悩ませている。だがそこへ⾶び込んで来た⼥優志望の娘シェリーの中に輝く才能を発⾒する⼆⼈。⼆⼈三脚の映画作りが始まるが、やがて⽇⽶開戦。終戦後のレッド・パージ(⾚狩り)。世の中がエンタテイメントに望むものも次々に変貌してゆき、映画に賭ける彼らの純粋な想いは容赦なく時代の波に呑み込まれてゆく。
【マキノノゾミよりコメント】
わたしの原点
『モンローによろしく』を書いたのは 28 年前で、わたしの作品中でもかなり初期のものです。初めて戯曲として賞をいただいたこともあって、個⼈的には格別な思い⼊れのある作品です。
まだまだ戯曲の書き⽅といったものを、無⼿勝流に、⼿探りで模索していた時期でもありました。今となっては「翻訳劇調の台詞でハリウッドの⾚狩りのことを書く」などという荒唐無稽なアイデアを、⼀体どこから思いついたのかもよく覚えていません。ただ、この作品が、現在に⾄るわたしの戯曲スタイルの原型であり、演劇というものについての、わたし⾃⾝の考え⽅を決定したものであったことは事実です。
かねてから、原点に戻る意味で、この作品をさらにブラシュアップしてみたい、それを新しい俳優たちと上演して、現代の観客に再び投げかけてみたいという思いを密かに抱いておりました。
今回はその夢を実現しようと思います。
【公演情報】
『モンローによろしく』
【作・演出】マキノノゾミ
【出演】⼀部オーディションによって決定
【⽇程】2022 年 2 ⽉ 3 ⽇(⽊)~13 ⽇(⽇)
【劇場】座・⾼円寺 1
【公演HP】http://makino-play.net/monroe/
【企画・製作】Makino Play
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