この絶妙なラインナップは“買い”だ! 『やまいだれにやまいだれ』間もなく開幕!

久保貫太郎 松本紀保 村上航
ついこの間、無期限活動休止となった劇団クロムモリブデンの劇団員久保貫太郎が、自身初のプロデュース公演に同じ劇団で作・演出を担当していた青木秀樹に作・演出を依頼した。そして、青木秀樹はアオキヒデキと名前の表記を変えた。テレながらも変わって行かざるを得ない強い意志の表明だ。たぶん。
久保貫太郎が迎えた出演者の顔ぶれをみると、実に個性的なエッジの効いた素敵な俳優たちで、アオキとのセッションでさらに魅力が際立であろう、マニアックで見事なラインナップだ。
そしてチラシには6人の豪華な推薦文(チラシ参照)が載っているのだが、この人たちが揃ってコメントしている公演なら間違いなだろうと、観劇ごころのダメを押す。
これだけ「面白い」条件が揃っている公演もそうはないのではと思いつつ、それでも演劇はナマモノだから、、、と思う諸兄姉は以下のアオキヒデキ氏からのコメントを読んで、ぜひ劇場へ!
【アオキヒデキ(作・演出)からのコメント】
クロムモリブデンという劇団を活動休止にしたら、メンバーの久保貫太郎から直ぐに連絡が来た。
作・演出をやってくれないかと。
人情喜劇でも書かされるのかと思いきや今まで通りでいいという。
クレイジーでナンセンスで頭ぐるぐるなものをとお願いされました。
新しい作風を探そうと思っていた矢先にです。そして無機質でクールというのも求められました。なんだそりゃ。
ようし全部叶えてやろうと決意したにはしたんです。
集められた役者は「久保と人間」ならぬ「久保と怪物」です。立ってるだけで愛おしい怪物がそこにいます。
絶妙なバランスで七人の怪物がどこだか分からない空間で踊っている画を描いております。
そしてそしてプロデューサーとして走り回ってる久保貫太郎がどう弾けるのかが楽しみであり心配もしています。
奴の繊細で暑苦しい魅力がお客様をどこに運ぼうとしてるのかを見守っている次第です。
令和元年最初の素敵な作品になるようにと話して始まった稽古でしたが、どうやら平成は無かったことになりそうです。お楽しみに!
【ストーリー】
ある日、ハルエの部屋に、脱獄犯と名乗る男(中川)が逃げてきた。
ハルエは追ってきた刑事をとっさにやり過ごすが、中川はハルエが昔 結婚していたことを知っていた。
無理やり別れた俳優の夫(京須)が、連日TVに出演し人気者になっている事を苦々しく感じていたハルエ。
それを知った中川さんは、京須を陥れようとハルエをそそのかす。
そして、京須の部屋に次々と人がやって来て、事態は思わぬ方向へ…。
そんな折、一体の死体が警察病院に運び込まれる。
死体の正体は、死因は…謎が謎をよび世界の正体が次第に浮かび上がっていく…
【公演情報】
久保と人間
『やまいだれにやまいだれ』
作・演出◇アオキヒデキ
出演◇松本紀保 村上航(猫のホテル) 山崎彬(悪い芝居) 石澤美和 國吉咲貴(くによし組) 岡野優介(クロムモリブデン) 久保貫太郎(久保と人間)
5/14~19◎サンモールスタジオ
<お問い合わせ>
kubokanpany.0515@gmail.com
https://kubokanpany0515.wixsite.com/ningen
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