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えんぶ新春特別企画 “旬”の演劇人に聞きました!「今年は★◎☀♫だ!」vol.5

【Vol.5 最終回】

内外の情勢混沌の中に迎えた2019年の年明け。そして平成のラストイヤー! こんな時だからこそ聞いてみたい。“今年”。その一言から、変化する“演劇”の様相をたのしむ!
えんぶ2月号の新春特別企画を5回に分けて掲載いたします。

ケラリーノ・サンドロヴィッチ(劇作家・演出家)

「今年は健康管理だ! 」

もう、55で、アラ還でして、正月に56になったわけです。世の中には青年のような50代後半の人もいますが、私が小学生の頃は、55歳で定年だったわけで、明らかに無理が利かない年頃です。何はともあれ、健康でいたい私です。健康でさえいられれば、あとはもう、ほどほどに贅沢できるだけのお金と、やりたくないことはやらずに済む程度の自由、あとは家族と、演劇や音楽を一緒にできる(健康な)仲間さえいれば、他にはあまり何もいりません。

〈公演情報〉
シス・カンパニー公演
『LIFE LIFE LIFE~人生の3つのヴァージョン~』
4/6~30◎Bunkamuraシアターコクーン
http://www.siscompany.com/life/gai.htm

 

 

 

 

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大和悠河(俳優)

「今年も今まで通りに日常のひとときを大切に過ごす。だ!」

慌ただしく過ぎで行く日々の中で…。海外でもどこにいても、毎日食卓に美しいお花を飾り素敵なお皿に果物を盛る。大好きな本を読みながら香り高いお茶を愉しむ…。そして必ず一日一回は何かに「感動」する!! そんな何気ない日常の時間を今年も大切に過ごしたいと思います。そして皆様に常にトキメキと精神的な贅沢を与えられる存在でありたいと思います。

〈出演情報〉
解禁になり次第発表します。
http://www.yuga-yamato.jp/

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永井愛(劇家・演出家)

「今年は習俗打破だ!」

ちょっと時代がかった言い方ですけど、「習俗打破」は今年の新作のキーワード。明治末期、封建的な家制度や社会のならわしを打ち破り、女性たちの覚醒を目指して創刊された雑誌「青鞜」の編集部を描きます。ついでに「台本が遅い」という私自身の習俗も打破したいところ。そのためには、早起き……というより早寝を目指します。

〈公演情報〉
『私たちは何も知らない』
11/29~12/22◎東京芸術劇場シアターウエスト

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ブルー&スカイ(俳優・劇作家・演出家)

「今年は口臭対策だ!」

昨年のジョンソン&ジャクソン公演の稽古中から本番中まで、共同作演出で共演者の大倉さんから幾度となく「口臭いよ」と有難い助言をもらった。自分では気づけないし、臭いと思っても指摘しにくいことだからその言葉はとても有難かった。さっそく毎日リステリンを使うようになったが、「今日は臭くないでしょ?」と確認すると常に大倉さんは「いや今日も臭いよ」という日々が続いた。薬品では解決できないもっと本質的な問題が自分の身に起きているのかもしれない。ピンチをチャンスに変えるべく、今年は自分の吐息を多くの人が嗅ぎに集まってくるほどの、そんな華やかな口内環境を目指したいと考えています。

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瀬奈じゅん(俳優)

「今年は五感だ! 」

2019年は、宝塚を退団してから10年目の年になります。この10年の間、公私共に様々な経験をさせて頂きました。与えられて行動した事、自ら行動した事、すべての経験が血となり肉となり、やっと表現者としてスタートラインに立つ事が出来たと感じています。なので2019年は新たなスタートを切るべく、頂いた役すべてに惜しみなく五感を使って役を生きたいと思います。そしてそれが何より、お客様の五感に何かしらの刺激を与えられるよう、邁進いたします。

〈出演情報〉
『細雪』
5/4~27◎明治座
https://www.meijiza.co.jp/info/2019/20190504/

 

 

 

 

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諏訪雅(俳優/ヨーロッパ企画)

「今年はマラソンだ! 」

もう一昨年の話ですが「シートゥサミット」というカヤック→自転車→登山という大会の完走を目標にダイエットしまして、見事に35キロ痩せたのですが、最近また8キロリバウンドしまして、もうこうなったらフルマラソンを目標にするしかないのかな、とか思っています。

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池亀三太(劇作家・演出家/マチルダアパルトマン)

「今年は貞操観念緩め女子だ! 」

ぬいぐるみハンターという団体を終了させたのですが、この度マチルダアパルトマンという劇団を立ち上げました。愉快な劇団員と一緒に世間の皆様の生活の延長線上にお茶目にしれっと演劇が現れるような、なんだか妖怪っぽい活動をしていく予定です。まずは春に一ヶ月のロングラン公演から始めます。そんなマチルダアパルトマンの活動に加えて、芸術監督を務める花まる学習会王子小劇場でも挑戦的な企画をいくつか企んでいます。若手支援はもちろんですが、シニアの皆さんと東京都北区で活動する劇団を立ち上げることになりました。そんな感じでまるで上京したてで変なほうに気合が入っちゃった貞操観念緩め女子のごとく愉快に節操なく活動していけたらと思っています。

〈出演情報〉
マチルダアパルトマン公演
『ばいびー、23区の恋人』
『舞い上がれ、レジャーシート』
4/12~5/12◎外苑前スタジオ
https://twitter.com/m_appartement

 

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北村恵(俳優)

「今年は笑だ! 」

去年はテアトロコントつながりでお笑い芸人の方たちと知り合えたり、大喜利に挑戦したりと笑いに興味が深まった1年でした。今年はお笑いをますますたくさん見て、たくさん笑ってたいです。
去年見たたくさん笑ったもの:テニスコート、ゾフィー、かが屋、弱い人たち、舞台「真・三國無双」「大江山酒呑童子」「世界の果てからこんにちは」

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植本純米(俳優)

「今年は眼鏡ストラップだ!」

ここ数年で老眼が加速してて、近眼用の眼鏡をしたままではスマホは勿論のこと、台本やご飯やおかずもボヤけるようになってきたよ。足の爪切る時とか殆ど勘だからね。それに伴って眼鏡のかけはずしも頻繁になってきたから、そろそろ眼鏡ストラップにしようかなって思う。グラスホルダー、グラスコード、グラスチェーンなんて言ったりもするらしいね。今度オレのこと見掛けても「あいつ、お洒落を気取ってやがらぁ」とか思わないでね。たとえ赤や紫色の紐だったとしても、あくまで必要に迫られてだから!

〈出演情報〉
音楽劇『ライムライト』
4/9~24◎シアタークリエ
地方公演あり
https://www.tohostage.com/limelight/

 

 

 

 

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東憲司(劇作家・演出家・舞台美術家/劇団桟敷童子)

「今年は20周年だ!」

劇団を旗揚げして20年目。まさかこんなに続くとは思わなかった。自分でもびっくりである。9人で旗揚げしたメンバーは5人になった。そして新しい劇団員が増えた。これからどうなるのか不安ばかりであるが、続けられたら幸せである。色々な意味で、確実に旗揚げの頃より20年経った。あの時の若さももうない、臆病になったと思う。でも初心を忘れず仲間と共に進んでいきたい。

〈公演情報〉
劇団桟敷童子旗揚げ20周年
『骨ノ憂鬱-ほねのゆううつ-』
5/21~6/2◎すみだパークスタジオ倉
http://www.sajikidouji.com/

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村角太洋(俳優・劇作家・演出家)

「今年はラグビーW杯だ!」

こんなことはわざわざ私が言わなくてもよいくらい世間では耳にすると思いますが、私にとっては本当に今年はこれなのでこれにさせてください。今はまだ大丈夫ですが、夏頃になるとソワソワし始め、秋になると居ても立ってもいられません。しかも今回は日本で開催されるものですから、秋を越えたらどうなるのか想像ができません。前回のW杯でジャパンが南アフリカを破った時、人生で一番興奮しました。今回もそれと同じくらい、それを超えるくらい興奮したい。ジェイミージャパンは決勝トーナメントに行けるのか!? エディーイングランドは優勝できるのか!? オールブラックスが3連覇するのか!? “村角’s EYE”としましてはジャパンと予選で対戦するアイルランドがどこまでいくのかが楽しみです。ひょっとすると!! ああ、書きながら興奮してきました。ラグビーには全く興味がなかったけど、これをお読みいただいて少しでも興味を持たれたら、ぜひテレビでご覧になってみてください。とにかく最高ですから。

〈公演情報〉
T-works#2
『THE Negotiation』
3/8~10◎HEP HALL(大阪)
3/13~17◎シアターグリーンBOX in BOX THEATER(東京)
https://t-works-works.com/archives/537

 

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鈴木杏(俳優)

「今年も再構築だ! 」

2018年に続き……ですけど「再構築」です。分かり易い例を挙げると、私は絵を描くことが大好きで、2016年に1日1枚描こうと思い立ち、手帳に毎日1枚ずつ描いていました。色々あって今はやっていないのですが、絵を描いていると落ち着くし、それをもう一度やってみようかなと。その年は自分の感覚的な部分が劇的に変わったんです。もう一度やってみたらどういう変化があるのかな? という楽しみもあります。19年の舞台出演は再演(※パルコ・プロデュース『母と惑星について、および自転する女たちの記録』)から始まるので、四人芝居でキャストが二人変わるからほぼ初演なのですが(笑)、そういう意味でも、3年前の自分と今の自分を見つめ、再構築の年になる気がします。

〈公演情報〉
パルコ・プロデュース
『母と惑星について、および自転する女たちの記録』
3/5~26◎紀伊國屋ホール、
他、高知、北九州、京都、豊橋、長崎公演あり
http://www.parco-play.com/s/program/hahawaku2019/

 

 

 

 

(イラスト◇小野寺ずる)

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