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チェコの国民的オペラを、オペラシアターこんにゃく座が日本語で上演!

1971年に〈新しい日本のオペラの創造と普及〉を目指して、東京芸術大学内の学生サークル「こんにゃく体操クラブ」出身者たちにより結成されたオペラシアターこんにゃく座。発足以来、日本人作曲家による新しいオペラ作品を創作すると同時に、既存のオペラを新訳、新演出での上演も重ね、高い評価を得てきた。

2023年最初の公演は、100年ほど前、当時イタリア語やドイツ語、フランス語が主流だったヨーロッパ・オペラ界に、自国語であるチェコ語を生かして新しいオペラを生み出した作曲家ヤナーチェクの代表作『利口な女狐の物語』を日本語オペラにして上演!

多くの動物が登場する今作で、かえるや子ギツネなどを演じる歌役者・沖まどかから、出演に向けた意気込みのメッセージが届いた。

はじめまして♪オペラシアターこんにゃく座歌役者の沖まどかです。
この2月、こんにゃく座が挑みますのは、チェコの作曲家、ヤナーチェクのオペラです!約100年前に完成されたこのオペラ。あまり聞き馴染みのない、だけれど魅力的なチェコの音楽が溢れております!なんじゃこりゃっ!!これは難しいぞっと思っておりました。がっ!!ヤナーチェクさんは、普段から、言葉の抑揚やリズム、鳥や動物の鳴き声など自然の中の音を楽譜にして収集していたんだとか。それを使って作曲したオペラ!?おっとそれなら、いつもと一緒だ!だって、こんにゃく座のオペラは日本語を大切にした、セリフが歌になっているお芝居なんだから♪

こんにゃく座が今、ヤナーチェクの母国語であるチェコ語で書かれたこのオペラをどう語るか、どう表現するか、乞うご期待です!
私はかえるや子ギツネ、人間の子どもを演じます!!音楽がずっと流れているのに、お芝居を観にきたのか?!と錯覚させられるよう、イキイキと演じます!どうぞお楽しみに⭐︎

【物語】
夏の森の中◆寝ている森番。蚊を食べようとするカエル、カエルを追いかける子供の女狐。驚いたカエルが森番の上に落ち、 目を覚ました森番は女狐を捕まえ、家に連れて行く。犬や鶏たちと共に飼われる女狐、しかし、縄を食いちぎり脱走する。
町の居酒屋◆森番と校長と司祭。なんだか滑稽な男たち。帰り道、酔った校長は現れた女狐を片思いの相手と勘違いし追いかける。
月夜の森◆男狐と出会った女狐。恋に落ち、二人は動物たちに祝福され盛大な結婚式を挙げる。
秋の森の中◆夫と子どもたちを連れた女狐を捕まえようとする行商人と森番。おとりになった女狐は行商人に射殺される。
ある日の森の中◆若かった頃を思い眠りにつく森番。若い女狐に気づき捕まえようとするが、捕まえたのはカエルだけ。
あの時もカエルがいたことを思い出すと「あれは、ボクの爺ちゃんだ!」と告げるカエル。森番は森の不可思議、輪廻の不思議にポカンとする。

【公演情報】
オペラシアターこんにゃく座
オペラ『アイツは賢い女のキツネ』
台本・訳詞・演出:加藤直
台本・作曲:レオシュ・ヤナーチェク
出演◇大石哲史 小田藍乃 豊島理恵 鈴木あかね 山本伸子 他
クラリネット:橋爪恵一 フルート:岩佐和弘 ヴァイオリン:山田百子 ピアノ:寺嶋陸也
*一部ダブルキャスト公演
2/17〜19◎世田谷パブリックシアター
https://www.konnyakuza.com/produce/

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