KERA CROSS 第四弾『SLAPSTICKS』木村達成、桜井玲香、小西遼生らで来年2月上演!
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シアタークリエではKERA CROSSの第四弾として『SLAPSTICKS』を、2022年2月に上演する。
サイレントからトーキーへ── 転換期を迎えるハリウッド。激動の時代に映画作りに情熱を注ぐ人々を、映画への愛と希望に溢れる一人の青年を通じて描く極上のロマンチック・コメディだ。
本作は、劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)により、1993 年にナイロン 100℃で初演され、2003 年にはオダギリジョー主演で再演された。
今回、主人公の若き助監督ビリー・ハーロックを演じるのは、『プロデューサーズ』や『ジャック・ザ・リッパー』など舞台に加え、大河ドラマ『青天を衝け』など活躍の場を広げる木村達成。
ビリーの初恋の人であるアリス・ターナー役には、乃木坂 46 を卒業し、ミュージカル『GHOST』や『ダンス・オブ・ヴァンパイア』などで存在感を示す桜井玲香。
また18年後のビリーには小西遼生が決定。
さらに、壮一帆、金田 哲(はんにゃ)、元木聖也、黒沢ともよ、マギーといった個性豊かな実力派が集結した。
演出には、幅広い世代から支持を得て、今最も注目される若手クリエイターの三浦直之(ロロ)が挑む。
【コメント】
木村達成(ビリー・ハーロック:サイレントコメディ映画の若き助監督)
また三浦直之さんと一緒に作品作りができることが、本当に嬉しいです!
今までは朗読や、短編の舞台でしかご一緒したことがなかったのですが、初めてのケラリーノ・サンドロヴィッチさん作品を一緒に作ることができる喜びはすごいです!皆さんも一緒に心躍る、楽しんでいただける作品になると思います。
サイレントコメディに愛が深すぎるちょっとおバカな助監督ビリーにハラハラしたり、大笑いしたり、キュンとしたり・・・ロマンチック・コメディを存分に楽しんでいただけるよう真摯に演じたいと思います。劇場でお待ちしております。
桜井玲香(アリス・ターナー:ビリーの初恋の人。サイレントコメディ映画の伴奏をしている)
KERA CROSS、第三弾を観に行かせていただきました。体中が騒ぐほどの面白さでこの作品に出たかった!と思ったことを鮮明に覚えています。
この度、お話をいただいた時は驚きとともに、嬉しさで心が忙しかったです。私の演じる役は主演の木村さんが演じるビリーの初恋役、サイレントコメディ映画の伴奏者です。
誰しもが初恋の相手と再会するときに感じるような心の高鳴りを、ご観劇くださった皆様にも感じていただけるような作品にしたいです!
小西遼生(中年のビリー:18年後のビリー。サイレントコメディ映画の復活上映に奔走する)
映画にまだ声のない時代。創成期のハリウッド。
そこに存在した映画を愛してやまない人々。
そんな垂涎ものの世界を描いた KERA さんの戯曲世界に入り込めると考えただけで、すでに今からとてもワクワクしています。
戻ることのない時代への憧れと愛情、愛惜が籠ったこの戯曲の世界へ、此度の演出家・三浦直之さんや、多彩な顔ぶれの役者陣、そしてご観劇下さるお客様と共にトリップ出来る日を、指折り数えて待ちたいと思います。
壮一帆(メーベル・ノーマンド:サイレントコメディ全盛期を代表する女優)
憧れを持って観ていた KERA CROSS に参加できること、そして先日『逃げ恥』の朗読劇でお世話になった三浦さんと、再びご一緒できるのがとても嬉しいです。
KERA さんの唯一無二な会話のテンポ、言葉のチョイス、独特の世界観にワクワクしながら台本を読みました。
好きな時代の映画女優ということで、今から色んな妄想が止まりません。
演じる側として今回出演でき、本当に幸せです
憧れの舞台をしっかりつとめあげられるよう頑張ります。
金田哲(はんにゃ)(ロスコー・アーバックル:三大喜劇王全員と共演した伝説のコメディアン)
オファーをいただいた時、凄まじ過ぎて逆にあまりピンと来ませんでした。
未知の世界です。今まで全く経験していない、脚本、役柄、規模なので必死になって踏ん張ります!
喜劇と悲劇の間を彷徨った伝説のコメディアン役という事で、この時代の人々の様に真剣に純粋に向き合いたいと思います。
ふつつか者ですが、よろしくお願い致します!
元木聖也(デニー:映画の興行主。流行りのトーキーに夢中でサイレント映画をバカにしている)
今回、この歴史のある作品に出演する事が決まってとても嬉しいです。初演は僕が生まれた93 年に上演されていて、そんな前からある作品なんだと驚きました!『SLAPSTICKS』再演ver.を見ていて、いつの時代でも何かにかける情熱というのは、とても魅力的でパワーがあって惹きつけられるモノがありました。めまぐるしく変わる展開にとてもワクワクしました。
今の世の中の映像は 4K やさらには 8K になって、時代の進歩が凄いですが、無声映画は音が無いからこそのお仕事がたくさんあったり、身体表現だけで伝えたりと、面白い部分がたくさんあるんだなと思いました。
精一杯頑張っていきますので、楽しみにしていてください!
黒沢ともよ(ヴァージニア・ラップ:女優を目指す野心家。ロスコー・アーバックルのスキャンダルの当事者)
まず、このような時勢に演劇に参加できる機会をいただけたことを心の底から感謝いたします。
『SLAPSTICKS』は再演を DVD で拝見していたので「あの世界を生きられるのか」という喜びと、「あの時代を生きられるかしら」という緊張感から今はソワソワとしていますが、大好きなケラリーノ・サンドロヴィッチさんの作品を演出の三浦さんと新たに冒険できるこの機会に感謝し、めいっぱい楽しもうと思います。
年末年始にみていただくにふさわしい楽しい演目ですので、是非劇場に遊びにきていただけたら嬉しいです!
マギー(マック・セネット:アーバックルやチャップリンを見出した大監督でプロデューサー)
初めて NYLON100℃に客演したとき、俺 24歳、KERA さん33歳。以来、ずっとリスペクトしてるオモシロ兄さん。その KERA さんが 30で書いた脚本を、今の50手前の俺が読んで思った。
『この若造、フレッシュな才能を撒き散らてやがる!』
さて、これを若いカンパニーがどう料理するのか。おじさんも24歳の頃と同様、オモシロに貪欲に、最年長らしからぬフレッシュな笑顔を撒き散らして挑む所存!
三浦直之(演出)
偏愛の物語が好きです。たとえ他人には共感されなかったとしても、自分にとって特別でかけがえのないもの。
『SLAPSTICKS』はサイレントコメディを偏愛するひとたちの物語です。そして、KERA さんのサイレントコメディに対する偏愛の物語でもあるとおもっています。ぼくもこの作品に偏った愛をもちながら演出してみようともおもいます。
【公演情報】
KERA CROSS 第四弾『SLAPSTICKS』
作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
演出:三浦直之
出演:
木村達成 桜井玲香 小西遼生
壮一帆 金田哲 元木聖也 黒沢ともよ マギー
亀島一徳 篠崎大悟 島田桃子 望月綾乃 森本 華(以上、ロロ)
●12/25・26◎シアター1010
〈お問い合わせ〉03-5244-1011(シアター1010 チケットセンター)
●2022/2/3~17◎シアタークリエ
〈料金〉10,500円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈お問い合わせ〉03-3201-7777(東宝テレザーブ)
〈公式サイト〉https://www.tohostage.com/slapsticks/
※全国ツアー公演の詳細は後日発表。