お芝居観るならまずはココ!雑誌『えんぶ』の情報サイト。

坊っちゃん劇場 『ジョン マイ ラブ2023』東京公演まもなく開幕、横内謙介&川原美咲・下尾みう・高岡薫コメント到着!

愛媛・坊っちゃん劇場公演より/川原美咲(鉄)

愛媛・坊っちゃん劇場でロングラン上演中のジョン万次郎漂流180周年ミュージカル『ジョン マイ ラブ2023 -ジョン万次郎と鉄の7年-』が1月26日~29日、池袋のサンシャイン劇場にて初の東京公演を行う。

本作は、高知の偉人「ジョン万次郎」を題材にしたミュージカル作品。よく知られている冒険家としてのジョン万次郎の姿ではなく、妻「鉄」と過ごした 7 年間で、激動の幕末に新しい文化を切り拓いていった姿を描く。

作・演出は、坊っちゃん劇場3作目となる、扉座主宰でスーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』等、外部にも幅広く作品を提供している横内謙介。作曲・音楽監督は、『手紙』、『DAY ZERO』、坊っちゃん劇場でも 4 作品を手がけ、数多くのミュージカル作品の作曲で活躍する深沢桂子。振付・ステージングは、坊っちゃん劇場3作目で、アニメ『妖怪ウォッチ』の振付など独創的な発想で TV、CM、映画、舞台など多くの作品を手がける ラッキィ池田と彩木エリが担当する。

主役となるジョン万次郎の妻「鉄」は、AKB48 の川原美咲、下尾みう、高岡 薫のトリプルキャストで演じる。

愛媛・坊っちゃん劇場公演より/ 高岡薫(鉄)

その東京公演開幕に向けての思いを、横内謙介と出演の川原美咲(AKB48) 下尾みう(AKB48)高岡薫(AKB48)に答えてもらった。

【コメント】

作・作詞・演出:横内謙介

──「ジョン マイ ラブ」という作品に込めた思いは?

ジョン万次郎と言えば、漂流で有名ですが、実は漂流から救われて、アメリカで高等な教育を受けて自由、平等、デモクラシーなどに触れ、その結果、自らの意志で危険を冒して帰国を果たし近代日本の誕生の為に尽くしました。実はその帰国後に彼がやったことこそ、万次郎という傑物の値打ちを示す偉業なのです。しかし、おそらく彼の元の身分の低さと、異国への偏見から、その真価は後世に正しく伝えられませんでした。
今まであまり注目されてこなかった、漂流後の人生を、この作品では描きます。しかも難しい偉人伝としてではなく、万次郎を身近に感じて貰うため、何も知らずに嫁入りした幼妻・鉄の視点で描きました。
その若く可憐にして強い心を持つ幼妻・鉄を、チーム8のメンバーたちがそれぞれの魅力を発揮して、助け合い競い合いながら、演じ続けてくれました。

──坊っちゃん劇場発だからこその魅力とは?

子供の遠足から老人会の慰安まで、老若男女に見せ続けるロングラン。子供も退屈させず、大人も鑑賞にも耐えうる、これは難しいことです。しかしそこにやり甲斐があります。
また長く上演し続けることで、役者が育ち、お客も育つ、と感じます。
雑多なお客さんの眼と、ロングランで鍛えられた、その成果をお見せします。

──今回の「鉄」役の3人について語ってください。

地元、愛媛県代表アイドルとして、立ち上げから、この公演を支え続けてくれた万能の高岡薫さん、第三期に登場して、素晴らしい歌唱力を見せてくれた川原美咲さん、満を持しての東京公演のために、力のある頼もしいふたりの柱に、演じ慣れたヒロイン鉄役とともに、より高度な歌唱力を必要とする友人・お菊役も交互で演じる二刀流に挑戦して貰います。これでチーム8内でのデュエットが完成しました。
下尾みうさんは、昨年チーム8の舞台公演でご一緒した時に、その演技センスに感動し、以来、この公演への出演をリクエストし続け、実現しました。AKB48内ではダンスの方の人と言うイメージらしいですが、実は歌唱力も確かなものです。ヒロインらしい天性の明るさと可憐さも加わって、期待以上になると思います。
この3人の組み合わせで、作品の魅力もまた変わるので、それも楽しみです。

──東京公演への期待と、お客様へのメッセージ。

この作品が生まれた時からずっと、東京でやらなきゃいけないと思い続けていました。
素晴らしい活動を、地道に愛媛の劇場で続けている「坊っちゃん劇場」を知ってもらうために。そこでロングラン公演を頑張っている役者たちの魅力と実力を知ってもらうために。そしてジョン万次郎の真価を伝えるために。
ジョン万次郎のお墓は、サンシャイン劇場のすぐ近く、雑司が谷霊園にあります。
地方発で、東京経由、そしてアメリカ、その先の世界にまで。時代を変えたジョン万次郎の精神を継承し、良い報告を墓前に届けるつもりです。

 

川原美咲(AKB48)

──「ジョン マイ ラブ2023」という作品の魅力を語ってください。

「ジョン マイ ラブ」は、こんなに長く愛されているのにこんなにコロコロキャストが変わったり、それにより常に新しい発見があったり、時代劇なのにミュージカルという不思議さが少しあったり、何回も見てるのに毎回感動できたり。老若男女それぞれの世代の方に刺さる部分があると思いますので、ぜひ色々な方に見ていただきたいです!

──鉄はどんな女性ですか?そして自分の中で共感するところや好きなところは?

男尊女卑の昔の時代にこんな女の人もいたのかと今生きる私の中でも希望の光です。私はどちらかと言うとお菊ちゃん寄りな性格なので、曲げない意思、思いのまま行動する、言いたいようにやりたいように暴れる事ができる。それがとても羨ましいです。ただ心の真ん中にある芯の強さはてっちゃんと同じ物を持ってる気がします!

──いよいよ東京公演ですが、観に来てくださる方に向けて意気込みをぜひ!

愛媛の坊っちゃん劇場を持ってきたような「ジョン マイ ラブ」を、そしてずっとやってみたかったお菊ちゃんをなんと東京公演限定でできるので、今までのお菊ちゃんが素晴らしい方ばかりなので緊張しますが、同じような性格のお菊ちゃんと気持ちを共有しつつ、私なりの、そして、るん鉄みう鉄の横にいるお菊ちゃんになれるよう頑張ります!

 

下尾みう(AKB48)

──「ジョン マイ ラブ2023」という作品の魅力を語ってください。

選びきれないほど、魅力がたくさんあるんですが、ストーリーが魅力だと思います。
愛情について訴えかけてる作品だと思っていて、この作品を見ると、人をもっと大切にできる気がします。また、作品だけじゃなくて、出演者の方も優しくて、元気をもらえるので、そこも魅力ですね!

──鉄はどんな女性ですか?そして自分の中で共感するところや好きなところは?

強くてまっすぐな女性だと思います♪ 納豆を煎ったら、コーヒーを作れるかもと思っている鉄がとっても好きです!台本を読んだ時、可愛いなぁ~っと思いました!
共感できるのは、家事が苦手なところ!苦手ではないですが、私はできればやりたくないです(笑)。

──いよいよ東京公演ですが、観に来てくださる方に向けて意気込みをぜひ!

いよいよです!!すごくドキドキしています♪
今回の鉄役は挑戦ばかりな役柄で、4公演だけというのが寂しくなるほど楽しいです!
初の主役だけど、楽しむことを忘れずに。
限られた公演を必死に駆け抜けたいと思います!!

 

高岡薫(AKB48)

──「ジョン マイ ラブ2023」という作品の魅力を語ってください。

まず、ジョンマイラブ自体の魅力としては万次郎さんの知られていない部分が知れる作品です。また初期キャストから一新され、より若々しいエネルギーが溢れているのが2023年のジョンマイラブの魅力だと思います。

──鉄はどんな女性ですか?そして自分の中で共感するところや好きなところは?

鉄は男勝りで、自分の夢や考えをしっかり持っている時代に流されない芯の強い女の子です。私も変なところで頑固なので、「頑固」という部分は似ているなと思っております。周りに流されない姿はとてもかっこよくて憧れており、好きなところです。

──いよいよ東京公演ですが、観に来てくださる方に向けて意気込みをぜひ!

東京公演では、鉄だけでなく友達の菊野役に挑戦させていただくことになりました。自分はまだまだ技術不足ですが、これまでジョンマイラブの稽古や本番を通して学んだことを全て菊野ちゃんにぶつけたいなと思っております!頑張ります!

【公演情報】
坊っちゃん劇場 第 16作
ジョン万次郎漂流 180 周年ミュージカル
『ジョンマイラブージョン万次郎と鉄の7年ー』

作・作詞・演出:横内謙介
作曲・音楽監督:深沢桂子
振付・ステージング:ラッキィ池田・彩木エリ
出演:川原美咲(AKB48) 下尾みう(AKB48)高岡薫(AKB48)[トリプルキャスト] 加藤良輔
五十嵐可絵 佐藤靖朗 梶雅人 小宮明日翔 小田島新 翔大 挽田悠誠 中村真朋 三好大貴 山内信人 宮瀬隼 大場千絵 伊藤碧
●1/26~29◎池袋サンシャイン劇場
〈料金〉1階席S席8,000円 A席6,000円 (全席指定・税込
※ 2階席は18歳以下無料・同伴の保護者4,500円
坊っちゃん劇場オンラインストアにて受付 https://botchan.lesp.co.jp/bot/fsusmrsv1.php
〈東京公演公式サイト〉https://botchan.co.jp/news/?p=2564

記事を検索

観劇予報の最新記事

草彅剛・主演のシス・カンパニー公演『シラの恋文』ビジュアル公開!
数学ミステリーミュージカル『浜村渚の計算ノート』開幕!
『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』井上芳雄最終日の写真到着&再演発表!
 「池袋演劇祭」まもなく開幕!
加藤拓也の最新作『いつぞやは』開幕!

旧ブログを見る

INFORMATION演劇キック概要

LINKえんぶの運営サイト

LINK公演情報