ミュージカル『いつか~one fine day』オンライン制作発表会レポート
ミュージカル『いつか~one fine day』のオンライン制作発表の模様がConSeptオフィシャルYouTubeチャンネルで配信された。
本作は、イ・ユンギ監督の韓国ドラマ『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』を原作に、2019年に世界初演された日本のオリジナルミュージカルであり、2021年6月に再演されることが先日発表されていた。
初演から続けて出演の藤岡正明(夏目テル役)と皆本麻帆(樋口エミ役)、今回から参加の松原凛子(長門マドカ役)、西川大貴(田亀トモヒコ役)、大薮丘(タマキ豊)、浜崎香帆(夏目マキ役)、土居裕子(榎本サオリ役)が登場。
脚本・作詞・演出を務める板垣恭一、プロデューサーの宋元燮 が司会を務め、作品の魅力や見どころを語った。※藤重政孝(クサナギ泰人役)は、コメント出演。
登壇者は、自分が演じる役の休日をイメージした衣装で登場し、終始和やかな雰囲気で行われた脚本を務める板垣は、初演を再度見直して2021年版では脚本を新たに書き換えたと語った。具体的には、西川大貴が務める田亀トモヒコのキャラクターの雰囲気を変え、再演では新曲も書き下ろしたという。
2019年読売演劇大賞上半期スタッフ部門にノミネートされた楽曲について、西川は、「繊細な内容のストーリーと音楽が分離せず、セリフと音楽が違和感なく一つになっている」と魅力を語った。
その感想を受けて、脚本と作詞を務めた板垣は、作曲を担当した桑原まことの制作秘話を披露。詞と台本を作ったあとに曲を作ったことを語った。
オンラインでは未公開の楽曲の一部が、ConSeptオフィシャルサイトで近日公開されることも発表された。続報を待ちたい。
【あらすじ】
保険調査員のテル(藤岡正明)は後輩・タマキ(大薮丘)の担当だった仕事を引き継ぐよう新任の上司・クサナギ(藤重政孝)から命じられる。それは交通事故で植物状態の女性・エミ(皆本麻帆)の事故の原因を調べるというもの。しかし、エミの代理人・マドカ(松原凜子)と友人・トモヒコ(西川大貴)は調査に非協力的で敵対。仕事が進まないなか、病死した妻・マキ(浜崎香帆)のことをまだ整理できずにいるテルに声をかけてきたのは、意識がないはずのエミだった。俄かには信じがたいと思いながらも自分にしか見えないエミと交流を重ねるうちに、事故の陰に幼い頃にエミを捨てた消息不明の母親・サオリ(土居裕子)の存在が浮かび上がってくる。
【公演情報】
『いつか~one fine day』
原作◇映画『One Day』
脚本・作詞・演出◇板垣恭一
作曲・音楽監督◇桑原まこ
出演◇藤岡正明 皆本麻帆 松原凜子 西川大貴 藤重政孝 大薮丘 浜崎香帆 土居裕子
●6/9~20◎CBGK シブゲキ!!
〈料金〉一般 10,500円 平日ソワレ割9,500円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈一般発売〉2021年5月8日(土)
〈お問い合わせ〉info@consept-s.com
〈公式サイト〉https://www.consept-s.com/itsuka2021/