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バーナード・スレイドの傑作『Same Time, Next Year』を2人の演出家が交互上演!

ありふれた生活と、その中に潜むほろ苦い現実や社会的な問題を、自然なタッチで心を込めて描く森下知香。彼女が2019年に立ち上げた演劇企画イロトリドリノハナでは、異なるジャンルの役者たちが、彩り豊かな作品を上演し観客の心を掴んできた。今回は更に作品の彩りを深めるため、Show Windowを主宰する演出家・十朱加奈子と、unfruitfulを主宰する女優・演出家の平野綾子の2名の演出家を迎えた特別版「IROHANAプレゼンツ」公演!

この意欲的な企画に選ばれた作品は、1974年の初演以来ブロードウェイで大ヒットし、1978年には映画化。日本でも数多くのキャストにより上演されているバーナード・スレイドの人気の二人芝居『Same Time, Next Year(セイムタイム・ネクストイヤー)』。互いにパートナーのいる男女が偶然出会った旅先で、意気投合し一夜を共にした。その記念に毎年同じ日に同じ場所で会おうと約束した、二人の逢瀬を描く。

今回は先入観を取り払うため、原書に立ち戻り、2人の演出家が自ら訳出。演出家、上演台本、キャスト、音楽等すべてが異なる2つのチーム【Team California Poppy】と【Team Hibiscus】の作品を交互に上演する!

 

【Team California Poppy】に出演し、公演を主宰する森下知香からメッセージが届いた。

一言でいえば、不倫譚です。旅先で出会った「幸せな既婚者」同士が、惹かれあう気持ちのままに、一夜、同じベッドで過ごしてしまう。そこから始まる物語。でもこの作品の面白さは、単なる恋愛ものというだけでなく、その裏に時代が透けて見えるところなのです。1950~70年代、第二次大戦後から、高度成長期を経て、やがて泥沼化するベトナム戦争に突入していくアメリカ。その時代の変容を背景に、ごくありふれた普通の男女の生々しい葛藤が表現されていていく。
遊びと割り切れたらきっと楽なのに、その二人があまりにも不器用で、「普通の男女」すぎて、可愛いやら切ないやら(笑)。滑稽なまでに真面目な彼らが、欲望と罪悪感のはざまで揺蕩う姿をみていると、いつしか本当に大事なものに気づかされていく。ありふれた日常と、その中に潜むほろ苦い現実、社会的な問題が、そこに、ほろほろと浮かび上がってくる。バーナード・スレイドの傑作です。今回は、この作品を2つの異なる演出でお届けします。コロナ禍において、人の人とのつながりが希薄になっている今だからこそ、ぜひ大切な人と一緒にご覧になっていただきたい作品です。

 

【公演情報】

IROHANAプレゼンツ
『Same Time,Next Year(セイムタイム・ネクストイヤー)』
原作◇バーナード・スレイド
【チームP】
演出◇十朱加奈子
出演◇森下知香 加藤大騎
【チームH】
演出◇平野綾子
出演◇平野綾子 鯨井智充
11/11~14◎オメガ東京(荻窪)
〈お問い合わせ〉
演劇企画イロトリドリノハナ
irohana2018@yahoo.co.jp

https://irohana2018.wixsite.com/same-time

 

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