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手塚治虫の『どろろ』を人形劇団ひとみ座が上演!

人形劇団ひとみ座が創立70周年記念公演第三弾として、手塚治虫の『どろろ』を3月27日(水)~31日(日)川崎市アートセンター アルテリオ小劇場で上演する。

ひとみ座は1948年の創立以来、全国の子ども達を対象に公演活動を続け、オリジナリティ溢れる人形のデザインや動きで想像力をかきたてる豊かな作品作りで、楽しく!元気になる!こどもたちに(そして一緒に観に行った親たちにも)人気の人形劇団だ。

更に、大人に向けた人形劇作品の公演も数多く行っていて、60周年記念を跨いだ企画では、『リア王』『マクベス』『テンペスト』の『シェイクスピアシリーズ三部作』を発表、人形劇ならではのクオリティの高さで好評を博している。

今回上演される『どろろ』は手塚治虫が1967~1969年にかけて少年雑誌に描いたもので、日本の戦国時代を舞台に、妖怪から自分の身体を取り返す旅をする少年・百鬼丸と、泥棒の子供・どろろが、妖怪や死霊と戦い、乱世の時代に翻弄されながらも力強く立ち向かっていく、少年二人の生き様を描いたものになっている。

 

【『どろろ』脚色・演出を担当する中村孝男からのメッセージ】

どろろと百鬼丸

人間はなぜ生きてるんだろう。なぜひたすらに生きようとするんだろう。
この普遍的な疑問が手塚治虫作品の中には常に内包されています。そしてその疑問には答えなどないということも。でも、どろろはただひたすらに今を生きています。子どもたちの持つ生きるエネルギーの象徴のようです。そのエネルギーが超人的な百鬼丸をも引っぱっていきます。ひっぱり合い、反発し合い、支え合いながら人は人の中でこそ生きていける。でもなぜ生きていくのか。「どろろ」に出てくる妖怪たちもまた、妖怪なるが故に強くその問いかけをしてきます。深い苦しみの中から人間って何だ!と叫んでいるようです。
この魅力にあふれた50年以上前の少年漫画「どろろ」を私たちのやり方で表現してみたい。「人形劇どろろ」を創ることで、私たちは改めて人間を思い、そして問いかけ、そして観ている人たちと共に考えたいと思いました。皆様、ぜひ劇場にお越しください。

【公演情報】

人形劇団ひとみ座 創立70周年記念公演第三弾
『どろろ』
原作◇手塚治虫
脚色・演出◇中村孝男
キャスト◇人形劇団ひとみ座(五十音順)
浅利有紀・安藤麻衣・伊東亮・榎本トオル・女部田麻緒・勝又茂紀・亀野直美
来住野正雄・小林加弥子・齋藤俊輔・篠崎亜紀・末永快・鈴木文・鈴木香澄
鈴木裕子・高橋奈巳・田川陽香・田中弘映・友松正人・日比英理子・前島千尋
増子仁美・松島麗・松本幸子・松本美里・三坂龍輝・森下勝史・やなせけいこ
山下潤子・山本コーゾー・善岡修・蓬田雅代・龍蛇俊明

3/27(水)~31(日)◎川崎市アートセンター アルテリオ小劇場

https://dororo.hitomiza.com/

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