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群像劇ミュージカルドラマ『Fly By Night~君がいた』内藤大希・青野紗穂・万里紗・遠山裕介・内田紳一郎・福井晶一・原田優一  座談会!

ストレートプレイを観るような感覚で観劇できるミュージカルスタイルを目指して、意欲的な製作が続いているconSept のMusical Drama シリーズ第4弾『Fly By Night~君がいた』が、9月1日~13日シアタートラム、ところを変えて9月19日~22日横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホールで上演される。
1965年11月9日、北アメリカとカナダを中心に実際に起こったニューヨーク大停電をモチーフに、2500万人に及ぶ人々が暗闇の中で過ごした12時間をきっかけに、登場人物それぞれの運命の歯車が回り出す様を描いた群像劇だ。

そんな作品に集まった、内藤大希、青野紗穂、万里紗、遠山裕介、内田紳一郎、福井晶一、原田優一が、演じる役柄のこと、作品の見どころ、また実際に停電が突然起こったとしたら?等、個性豊かなカンパニーの座談会を繰り広げてくれた。

青野紗穂 内藤大希 万里紗

原田優一 遠山裕介 福井晶一 内田紳一郎

現代に通じるそれぞれのキャラクター

──それぞれの人生がつながっていく群像劇ということですが、まずご自身の役柄を紹介して下さい。

内藤 ハロルド役を演じます。二人の女性の間で揺れ動く役柄で、女性って素敵だなって……なんか、最初に話すって難しいですね…女性って素敵ですよね。

原田 それ二回目だよ(周り爆笑)。

──役柄についてを是非。

内藤 母親を亡くしたばかりでサンドイッチ屋さんで働いているのですが、何か他の人生があるのではないかと悩んでいる時に、二人の女性に出会って揺れ動くので、そこが……それで、サンドイッチ屋さんで働いていて……(見守っていた全員笑いだして)

遠山 1回飛ばす?(笑)

原田 最後に言う?(笑)

青野 じゃあ私行きます!今回演じさせて頂くダフネは、ミュージカル女優になる為にニューヨークに出てきているのですが、何をしても誰といても心に空虚感がある、ポッカリ穴が空いた感覚を持っている人なんです。それは幕が開いてからずっと続いていて、その穴を埋める為に誰かといるのか、また別の道を選ぶのかに葛藤している役柄ですね。その中でハロルドとの出会いがあったり、お姉ちゃんのミリアムとの関係や、ジョーイとの出会いがあり、新しい舞台に立つ準備をしている間に色々な事件が起きていきます。芝居の中でも大きく描かれているのですが、こういう心にポッカリ穴が空いて埋まらない感じというのは、色々な方が持っている感覚だと思うので、そういう部分にも共感して頂ける役ではないかな?と思います。

青野紗穂

万里紗 ダフネの姉のミリアムを演じます。彼女は高校を出てからずっとサウス・ダコダという片田舎でウェイトレスをしていて。その日常を大切に生きているし、満たされてもいたのですが、やはり心のどこかではこういうことも、ああいうこともしてみたいという思いがありながら、一歩を踏み出す勇気がなく生きてきた女性。子供の頃に父親を亡くしていて、そのトラウマもあり、子供の心のまま大人になってしまった人ですね。そんな彼女がダフネに振り回されながらも勇気をもらい、NYに出てきて、ハロルドと出会い変わっていく。それが皮肉にも運命を捻じ曲げていくのですが、ミリアムについては、この作品全体の構造である「運命と人間」と言いますか、人間が抗えない力との関係性も色濃く描かれています。それは更に、「作品と役者」という関係にも通じるところがあると思うのですが、そのあたりも楽しんでやっていきたいと思っています。

遠山 若手脚本家のジョーイを演じます。彼の家系は芸術家揃いで、皆それぞれ大変な才能を持っているのですが、僕にだけその才能がなく、自分の中でもこの道でやっていくべきなのか?という葛藤や、プレッシャーを感じていて。それでも前に進んではいるのですが、何か違う道があるのでは?と悩んでいた時に、様々な人との出会い、特にダフネとの出会いで自分の人生観が変わっていく。本当にやるべきことはなんなのかを考えていく、そういう誰にでもあるだろう葛藤を抱えている役柄ですね。

内田 主人公のハロルドがバイトをしているサンドイッチ屋の店主・クラブルをやります。脚本では、第二次世界大戦に行った時に「航空管制官」だったと書かれています。実際にやっていたのは飛行機の誘導係で。でもその時代を、彼は人生の中で最も幸せな、夢のような時間だったと思いこんでいる。今の仕事も単に生活の為で、本当はこんなことをやっていられないと思っている。そういう日々の不満は抱えているけれども、だから「もうやめる!」ということではなく、毎日、毎日仕事をして生活している。おそらく我々のうちの、ほとんどの人がそうして日々暮らしているだろうと思える、そんな役柄なんです。ハロルドに対しては頼りない青年なので、お前もうちょっとしっかりしろよとか、親父代わりの気持ちを持ったりするんだけど、彼自身が何をやらせてもダメなので(笑)、結局怒ってケンカしちゃうという、なんだか頼りなくて寂しいおっちゃんです(笑)。

福井晶一

福井 ハロルドの父親のミスター・マックラムを演じます。最愛の妻を亡くしてから家に引きこもってしまいます。人生が上手くいっていると誇りも持っていたのですが、妻を亡くし、唯一の肉親になった息子も愛しているものの、愛情表現が不器用なので、いつからか親子の会話もなくなっていってしまう。もちろんなんとかコミュニケーションを取ろうとするのですが、息子は息子なりに大きな喪失感を抱えながらも人生を進めようとしていて、自分のことに没頭するあまりに連絡が途絶える。それで妻との思い出の中だけにどんどん閉じこもってしまって、いつか妻の元にいきたいと願うようになっていきます。そういうマックラムがどういう決断をすることになるのか。出番としてはさほど多くないので、表現するのは難しいのですが、自分の中で一人の人物の人生を繊細につないで演じていきたいと思います。

原田 ナレーター役を演じます。と言いながらも実は劇中で他の様々な役も演じていて、ミリアムとダフネ姉妹の母親や、ジプシーの占い師役、ハロルドがクラブで歌うステージのMC、チケット売り等々も演じます。冒頭はナレーターとして登場して、それぞれの役柄の簡単な紹介を担っていて、お客様を物語に誘っていく導入の役を果たします。その中で、まずそもそもナレーターとは何者なのか?人間なのか、神なのか、妖精なのか、人を操る者なのか?というところがあると思うのですが、これは観る方の感じるままで良いと思っています。それぞれの役柄の人生、キャラクターの運命が決まっているとして、彼らの運命を導いていく存在でもあるな、とも取れますので、そこは観客の皆様に委ねたいですね。ただ、僕自身が演じる様々なキャラクターが登場人物たちにのちのち絡んでくる、その人生の後押しをして、行動を促すところがあるんです。他の人たちが一歩踏み出す時に、背中を押す役にもなっているので、それぞれの役の出番は一瞬なんですが、重要な役割を担っているので、各キャラクターが印象に残らないといけないことが多くて。短い時間で言葉、行動、キャラクターそのものを際立たせる必要がありますから、そこがとても重要な、僕に課せられた任務だと思っています。同じ言葉がもう一度出てきてリンクしていく、この言葉が重要になっていくから「これだけは強調しておいてね!」の「これだけ」が実は膨大にあるので(笑)、お客様にきちんと届けられるように頑張ります。(内藤に)どうぞ!

内藤 ハロルド役をやらせて頂きます。物語の主人公なのですけれども、優一さん(原田)がお客様を導いて下さる中での主人公なので、父親と仕事先との関係、二人の女性との関わりの中で何かを探していく人です。この何かを探しているところや、今既に色々なものを与えられているのにそれが見えていないところなどは、僕自身もそうなのですが、現代の人たちが多く抱えているのでは?と思える孤独なので、そういう現代の象徴的存在です。ですから身近にこういう人いるよねという、親近感を感じて頂けるキャラクターになれるように頑張りたいと思います(全員拍手)。こんなに考える時間を頂いたのに短いですね(爆笑)

内藤大希

何者でもない状態からはじまる物語

──今日は皆さんが集まって下さっていますから、是非それぞれご自分の役でも、作品全体からでも良いので、ここが見どころです、是非見落とさないで!というおススメポイントを教えて下さい。

青野 好きなシーンは本当にたくさんあるのですが、特に一番好きなのはナレーターがパパになって、ミリアムに語りかけるところです。色々な伏線にもなっていますし、自分の中でもとても考えさせられる言葉が詰まったシーンなので、そこは注視して欲しいです。

万里紗 私も挙げるのが困るほど好きなシーンが多いのですが、それぞれのキャラクターが接している相手の名前を呼ぶ瞬間が凄く好きです。皆がどういう風に相手の名前を呼ぶのかがその時々でとても豊かで楽しいです。あとは、ハロルドとクラブルのナンバーが劇中で一番ホッとしますし、とても勇気づけられる歌だと思っているのでイチオシです。

遠山 僕は二つあります。すれ違っていた気持ちがわかりあえる曲がひとつと、皆が大停電の前に様々な葛藤で歌う曲があるんです。人それぞれの想いを重ねながら歌う「M20」なんですけど、そこが見どころです。

原田 クライマックスのようだよね。

遠山 そう、ここで終わるのか?と思うくらいすごいナンバーなので、楽しみにして頂きたいです。

内田 三兄弟が出てくるシーンですね。一瞬なんですけれども。

遠山 僕が歌うところです!ジョーイの家族が出てくるんです。本当にほんの一瞬ですよ!(笑)

内田 その瞬間を見逃さないで欲しいです!

福井 僕はCAFÉのシーンですね。ミリアムが働いていて、そこにおじさんたちが集まるんです。全体にさほど明るい話とは言えないのですが、そこはとてもほっこりできるので、楽しんで頂きたいです。

原田 僕は個人的なことなのですが、八割くらいお客様に対して台詞を喋っているんです。黙々と一人ナレーションとして語りかけていて、会話ができるのが二割くらいなので、その二割の会話が今とても楽しいです。これだけ一人で話し続けていると「誰かと喋りたい!」という願望が募るので、そこを是非観て頂きたいです。

原田優一

内藤 オープニングで優一さんが「登場人物です」と言って銘々が紹介されるまでは、舞台にいても役柄ではないんですね。素の状態で椅子に座っていて。ライブコンサートなどではない舞台作品で、まだ役ではない、何者でもない状態でお客様と対峙するって初めての経験なので、自分がどういう精神状態になるのかも楽しみですし、お客様もこれから何がはじまるんだろうと、ワクワクして頂けるんじゃないかと思います。

遠山 特にお客様からどう見えるのか?も面白いよね。

福井 作品の創りとしても面白いですね。

内藤 もうひとつは、僕、ギターをやらせてもらっているんです。今まで触ったことがなかったのですが、冒頭でギターを弾きながら歌うということをさせて頂いているので、手が震えますし、そこは自分に勝たなければと、懸命に練習しています。

──演出の板垣(恭一)さんはギターがお上手ですよね。

内藤 板垣さんすごく上手なんです!

青野 弾きながらアドバイスしてくれるよね。

原田 稽古中でも音楽の方がいらっしゃれない時間には、板垣さんがギターで伴奏してくれることもあります!

万里紗 内田さんもギターお上手ですよね?

内田 こう見えて昔はハードロック少年だったからね!俺はジミー・ペイジになりたかったんだよ!でも髪がどんどん薄くなって来ちゃって(笑)。

内藤 上手い方がたくさんいるので頑張ります!

演じてみたい数々のキャラクター

──それぞれのキャラクターが大きな役割を果たす群像劇ですが、ご自身の個性や性別は考えず、今演じられている役以外の、別の役を演じるとしたらどの役柄を選びますか?これはどうぞ思い付いた方から自由に。

原田 ダフネです。「私はスター!」って言いたいんです!(全員笑)「私はスター、私はスター!私はスター!」って言ってみたい!

青野 センターでね!(笑)

原田 そう、真ん中で!(笑)。

内田 僕はハロルド!だってモテてるんだもん!(爆笑)二人の女の子に告白して上手くいくことなんてないよ!若いしね!もう若い役はできないから(笑)。

遠山 ナレーター役です。実際にやったら絶対にいっぱいいっぱいになるけど、できたら楽しそうだなって。皆大変ですが、でも原田さんが何十倍も大変だし、色々な役を演じるのもすごく考えるでしょうが、やってみたいですね。

青野 私はミスター・マックラムです。最後に本当に素敵な歌を歌われるんです。しかもソロで。それがもう素晴らしくて。どの曲とも違う曲調で、福井さんが歌うからこそ素敵なんだとはわかっているんですけど。

福井 いやいや。

青野 あの曲をどうしても歌いたくて、福井さんが稽古場にいらっしゃれない日には、皆で歌っていました(笑)。

原田 皆あの歌は歌いたいよね!

遠山 わかる、わかる。

万里紗 私はジョーイです。一生懸命自分を繕って、偽って、頑張ってダフネを手に入れようとする姿がキュート。言葉の一つひとつにもキュンとなって、痛いけど愛しい。

福井 僕はクラブルです。内田さんが素晴らしいので、僕もいつかはこんな味をと。こういう役をやれるような役者になっていきたいですし、精進しようと思わせてもらえます。

内藤 ハロルドの歌って、最後がすごく高かったりして大変なんですけど、でもそれがとても良い曲なので、ハロルドがいいなと思います。

遠山 自分の役が良いってこと?

原田 今、質問わかってるのかな?ってちょっと心配になった(笑)。

内藤 ハロルドの曲がいいんです!

原田 わかった、わかった!(全員笑)

異なる個性で描く群像劇

──ニューヨーク大停電が大きな鍵となる作品ですが、皆さんご自身はいきなり停電した!という事態に見舞われた時にどう行動するタイプですか?

原田 これは人によって違うよね~。

内藤 僕はまずツイッターで調べます。

原田 それもできなかったら?全部の通信が落ちちゃうとか。

内藤 あー、そうなったら何もできないですよね?

遠山 僕も今、まず家族に電話って思ったけれども、それもできないんだよね。そうしたらとりあえず外に出て周りがどうなっているのか確認するかな。その前にまず懐中電灯を探す。

内田 まず騒ぐな。

遠山 騒ぐ?

内田 「おい!停電だぞ!どうすんだよ!」と大声で言う(笑)。

万里紗

万里紗 私はロウソクをつけて一端落ち着くと思います。それからこの時間をどうするかを考えますね。

原田 瞑想しそう。

万里紗 するかも。この時間を有意義にって思う。

青野 私はそのまま寝る。「あ、停電だ、ま、いいか」って(笑)。明日になったら考えようって感じです。

万里紗 個性が出るね。

原田 僕も一人だったら「まぁ、いいか?」になるかな。それで外を確認して全てが真っ暗だったら「終了」って感じで寝ますね(笑)。

青野 そうそう!「終了」。しょうがないもん。

福井 まず外に出て確認しますね。それで辺り全体が真っ暗だったらむしろ大騒ぎすると思います。特に今だったらね。

遠山 今だったらホントにヤバイよね。

内田 この暑さだもんな。前、台風の時に道を挟んだ向かい側は全部点いてるのに、こっち側全部停電になったことがあったんだよ。そのまま二日間点かなくて。

遠山 どうされたんですか?

内田 いや、紗穂(青野)じゃないけど、しょうがないじゃん。その間ずっと「おい停電だぞ!」って騒いでいる訳にもいかないし(笑)。長い期間になると避難するしかなくなるけど、やっぱりどうしてこうなっているのかをまず知りたいよね。そのうえで寝るね。

内藤 そうですよね。

内田紳一郎

──今皆さんのお話を伺っているだけで、やっぱり突発的なことが起きた時の人の行動は千差万別だと思いますし、そういう様々な人々が「大停電」によって変わっていくというドラマに期待が膨らみますが、ではこの作品『Fly by Night』を楽しみにされている方々にメッセージをお願いします。

青野 色々な人との交わりやすれ違い、また自分との葛藤が描かれています。アメリカのお話なので、文化ですとか、人間性という部分では少し違いもあるかも知れませんが、日本でも十分あり得る、隣で起きていても不思議ではないドラマですから、色々な部分で楽しんで頂けると思います。一回ご覧になってももちろんですが、二回、三回と違う人の視点で観て頂けたらと思います。特に私のおススメはナレーター目線で観て頂くことなのですが、そんな風に何回もご覧頂きたいです。私達も感染予防に努めますので皆様も気をつけていらして下さい。

万里紗 今劇場にいらして頂くということ自体、心のハードルが高い時期かと思います。ですがそういう混沌を皆さんが経験されている今だからこそ、この作品に通じるものがたくさんあると思います。作品の中で描かれる人間同士の距離感が、少しでも皆様の心の支えになったらいいなと思って頑張りますので、是非いらして下さい。

遠山 今回の公演は劇場で、生でご覧頂くのに加えて配信も行っておりますので、色々な場所で観て頂ければと思います!

遠山裕介

内田 やっぱりお芝居って面白いんだな!と思って頂ける作品です。色々な表現があって、曲があって、観終わって外に出た時に「星が綺麗だな、お芝居っていいな」と思ってもらえたらと思っています。

福井 この時期にこの作品をやるということに意味がある物語だと思います。作品をどう捉えて頂けるかはもちろんご覧になる方それぞれの想いで良いのですが、少しでも「このコロナ禍の中で観て良かった」と思って頂けるようにと願っています。

原田 どの時代でも人々はきっと迷っていて、恐れを感じていて、生きにくさを感じているんだと思います。社会で生きている時ってどうしても人と人との関係性とか、狭いところに気持ちが集中しがちなのですが、一度宇宙レベルで考えてみましょうよと。そうすれば人間ってとてもちっぽけなものだったと思えるし、劇場を出て空を見上げて、ふっと呼吸を深く吸って頂けるようなものになったらいいなと思っています。

内藤 本当に今集まることが難しい時期で、稽古もマスクにフェイスシールドをつけて行われていて、このスケジュールでできることが当たり前ではないんですね。その中で毎日皆さんにこの作品が届けられるようにを、皆で努力して進めています。僕自身も生で歌えること、芝居ができることを毎公演大切に感じて演じていきたいです。シアタートラムと横浜赤レンガ倉庫での公演になりますので、是非楽しみにして頂けたらと思っています。

上段/原田優一 遠山裕介 福井晶一 内田紳一郎 下段/青野紗穂 内藤大希 万里紗

■PROFILE■

ないとうたいき○神奈川県出身。幼少時より現在まで、数々のミュージカル、ストレートプレイなど幅広く活躍中。近年の主な出演作に、オリジナル・ミュージカル『DAY ZERO』、舞台『歳が暮れ・るYO 明治座大合戦祭』(W主演)、ミュージカル『レ・ミゼラブル』(2017・2019 年 マリウス役)、舞台『THE BLANK!』~近松門左衛門 空白の十年~、ミュージカル『アンクル・トム』、Musical『シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ』、NHK オーディオドラマ 青春アドベンチャー『時めがね 金沢うた絵巻』など。今後、2021年1月~2月にミュージカル『パレード』・5月~10月にミュージカル『レ・ミゼラブル』2021年(マリウス役)が控えている。

あおのさほ○兵庫県出身。幼少よりボーカルやダンスレッスンを開始し 、2012年にN.Y.アポロ・シアターの『Stars of Tomorrow』にて優勝を果たす。その後音楽活動の傍ら2015年に寺山修司生誕80年記念音楽劇 『人魚姫』で初舞台・初主演を務める。それを機に『RENT』ヒロイン・ミミ役、『ブルックリン』 主人公・ブルックリン役、『オン・ユア・フィート!』レベッカ役など、ミュージカルの話題作に立て続けに出演し、ミュージカル界の新星として注目を浴びている。最近の主な出演に『Color of Life』『FACTORY GIRLS』『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』などがある。

まりさ○『レ・ミゼラブル』『レミング-世界の涯てまで連れてって-』『ブエノスアイレス午前零時』『これはあなたのもの-1943 ウクライナ』『ペール・ギュント』『ピアフ』『K.テンペスト』『マン イスト マン』日生劇場ファミリーフェスティバル『アラジンと魔法のヴァイオリン』ヒロイン・アマティ役、カムカムミニキーナ 『両面睨み節~相四つで水入り』等、舞台を中心に活動。近年ではシネフィルWOWOW映画ナビゲーターや『世界の国境を歩いてみたら・・』レポーター、主演映画『眼球の夢』(ロッテルダム国際映画祭)、『A Walk in the Woods』の翻訳など、活動の幅を拡げている。

とおやまゆうすけ○東京都出身。18歳からダンスを始め、舞台、TV、CM、PV、ライブなど様々なジャンルで活躍する。現在は主にミュージカルを中心に活動中。主な出演作品に『アナスタシア』『モーツァルト』『キンキーブーツ』『ラヴズ・レイバーズ・ロスト─恋の骨折り損─』『エリザベート』『メンフィス』、地球ゴージャス『The Love Bugs』などがある。

うちだしんいちろう○東京都出身。1982年に串田和美や吉田日出子らが主宰するオンシアター自由劇場に参加。劇団ではトランペット、ギターを担当していた。その後もコクーン歌舞伎を含めた串田和美演出作品への出演が多く、まつもと市民芸術館でのレパートリーとなっている『空中キャバレー』には連続して出演している。主な出演作品は『上海バンスキング』『もっと泣いてよフラッパー』『三人吉三』『天日坊』『三文オペラ』『十二夜』等。映像では2019 年に新潟市西浦区が製作した西浦映画『ボケとツッコミ』にて、認知症ながら息子と漫才コンビを組む父親役で出演している。また、海外の映画、ドラマ、アニメなどの吹替え作品も多い。

ふくいしょういち○北海道旭川市出身。1995年、33期生として劇団四季研究所へ入所。『美女と野獣』『ウエストサイド物語』『アイーダ』など、数多くの作品で主演し、2012年に退団後初の出演作『レ・ミゼラブル』では、13 年公演でジャン・バルジャン/ジャベールの2役を、15年公演よりジャン・バルジャン役を演じている。主な出演作に『ホイッスル・ダウン・ザ・ウインド~汚れなき瞳~』『シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ』『アメリカン・ラプソディ』『ジャージー・ボーイズ』『グーテンバーグ!ザ・ミュージカル』『Romale~ロマを生き抜いた女 カルメン~』『マタ・ハリ』等がある。またソロアルバム「Blessings─いつもそばに─」「Voce」をキングレコードからリリース、コンサート活動も精力的に行っている。

はらだゆういち○9歳よりTV、舞台、映画、ライブ、ダンス・イベントに多数出演。安定感のあるソフトな歌声と幅広く役をこなせる器用さを持ち、ミュージカルを中心に活動中。主な出演作に、『ミス・サイゴン』『レ・ミゼラブル』音楽劇『瀧廉太郎の友人、と知人とその他の諸々』『グーテンバーグ・ザ・ミュージカル』、『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』『マリー・アントワネット』『リューン』『FACTORY GIRLS』等。近年では、オフブロードウェイ・ミュージカル『bare』や、『明治座の変 麒麟にの・る』等の演出も手掛け、好評を得ている。

【公演情報】
ミュージカル『Fly By Night~君がいた』
日本語上演台本・訳詞・演出◇板垣恭一
音楽監督◇桑原まこ
原案◇キム・ロゼンストック
脚本◇作詞・作曲:ウィル・コノリー、マイケル・ミットニック、キム・ロゼンストック
翻訳◇工藤紅
出演◇内藤大希 青野紗穂 万里紗 遠山裕介 内田紳一郎 福井晶一 原田優一

●9/1~13◎東京・シアタートラム
●9/19~22◎横浜・赤レンガ倉庫1号館3Fホール
〈料金〉9,000円(全席指定・税込)
〈公式サイト〉https://www.consept-s.com/fbn/

【配信情報】
作品:ミュージカル『Fly By Night~君がいた』全20公演
日程:9/1~13 東京・シアタートラム、9/19~22 横浜・赤レンガ倉庫
料金:1回5500円(ただし、東京初日のみ3000円)
配信サイト:streaming +
販売専用URL:
●9月1日~2日、9月8日~22日分の公演
https://eplus.jp/fbn-streaming/(イープラスへの会員登録が必要になります)
●9月3日~6日分の公演
http://r-t.jp/fbn(楽天への会員登録が必要になります)
形態:全公演リアルタイム生配信 ※ただし終演後4時間まで見直し可能。

 

【取材・文/橘涼香 撮影/友澤綾乃】

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