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佐藤隆太による一人芝居『エブリ・ブリリアント・シング』再演が開幕! 

佐藤隆太による一人芝居『エブリ・ブリリアント・シング ~ありとあらゆるステキなこと~』が、8月11日に東京芸術劇場 シアターイースト再演された。(27日まで)

初演となる『エブリ・ブリリアント・シング~ありとあらゆるステキなこと~』は、東京芸術劇場がりゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館と共同で制作し、2020年の1月に東京芸術劇で開幕、国内ツアーが行われた。上演形態がユニークなイマーシブ・シアター(観客参加型)による高揚感、そして観劇後に味わえる至福感に、東京のみならず各地で熱狂的に受け入れられた。

初演以来、全国各地から再演を望む声が寄せられ、今回の東京芸術劇場シアターイーストを皮切りに全国ツアーを実施する。

『エブリ・ブリリアント・シング』が、世界中の人々を虜にしてきたのは、観客との距離が近いトークライブのような、ユニークな上演スタイルが挙げられる。

登場人物は一人のみ。開演前から、とある観客に話しかけたり、番号のついた小さなカードを渡したり。観客が全員着席すると、リストを手にした出演者が自分の子ども時代の話を語り始める。そのリストとは、この世界にある「ありとあらゆるステキなこと」を書き連ねたリスト。

観客は、出演するひとりの俳優から渡されたカードにある自分の番号が呼ばれたら、そこに書かれている言葉を読み上げたり、出演者によって促されて参加したりしながら舞台は進行していく観客と出演者のやりとりは、アドリブのようでいて実は戯曲の段階でかなり計算されつくした演出となっており、やがて観客も主人公を演じる俳優と共に、人生で「ステキなもの、ステキなこと」を探る旅が始まる、という舞台となっている。

一人芝居に出演するという俳優としての重責に加えて、360度取り囲む観客を「自分が語る物語」に引き込むという独特の舞台設定。この難役に再度果敢に挑戦するのは、佐藤隆太。初演時がデビュー20周年と重なった佐藤は、誰よりもこの作品の再演を待ち望んでいた。

翻訳・演出はストレートプレイからミュージカル、小劇場から大劇場までと八面六臂の活躍をしている演出家上田一豪が担当。世界中をあたたかい感動で包み込んだ一人芝居が、再び東京芸術劇場に戻ってきた。

「この世界のありとあらゆるステキなもの」「人生はきっと良くなる」
ちょっと切なくて、でも明日を信じて生きていこうと勇気をくれる心あたたまるひと時を届ける舞台だ。

【公演情報】
『エブリ・ブリリアント・シング ~ありとあらゆるステキなこと~』
作:ダンカン・マクミラン ジョニー・ドナヒュー
翻訳・演出:上田一豪
出演:佐藤隆太
●8/11~27◎東京芸術劇場 シアターイースト
〈料金〉一般5,500円 前半割一般5,000円(8/11~16、公演限定)65歳以上5,000円 25歳以下3,500円 高校生以下1,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉東京芸術劇場ボックスオフィス 0570-010-296(休館日を除く10:00~19:00)
https://www.geigeki.jp
〈東京公演公式サイト〉https://www.geigeki.jp/performance/theater342/

《ツアー情報》
豊橋、富山、水戸、いわき、北九州、熊本、高知、大阪、名古屋、松本

 

 

【舞台撮影/田中亜紀】

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