お芝居観るならまずはココ!雑誌『えんぶ』の情報サイト。

今泉佑唯が4代目あずみに挑む『あずみ~戦国編』制作発表レポ―ト

今泉佑唯が人気漫画の主人公「あずみ」役を演じる舞台『あずみ~戦国編~』の制作発表会見が、2月14日、東京・新宿の花園神社で行われた。

本作は、3月14日~3月29日はBunkamuraシアターコクーンで、4月4日・4月5日にはCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにおいて上演される。

原作は小山ゆうの人気漫画「あずみ」で、上戸彩、黒木メイサ、川栄李奈など人気女優が「あずみ」役を演じている。そして今回、今泉佑唯が過酷な運命を背負い一人で力強く生きる少女「あずみ」に挑むことになった。

あずみと運命を共にするうきは役は、ドラマ・映画での活躍が目覚ましい瀬戸利樹が務め、本格的舞台に初挑戦をする。そして物語の語り部として活躍する飛猿役は、Wキャストで味方良介と高橋龍輝が出演する。

高橋龍輝 今泉佑唯 瀬戸利樹 味方良介

制作発表の前に、花園神社本殿で、今泉佑唯、瀬戸利樹、味方良介、高橋龍輝や演出を手掛ける岡村俊一ら関係者が公演成功祈願を行い、その後、本公演で加藤清正役として出演する久保田創の司会進行のもと記者会見が始まり、和やかな雰囲気で公演にかける意気込みなどが語られた。

岡村俊一 味方良介 今泉佑唯 瀬戸利樹 高橋龍輝

冒頭の挨拶で演出の岡村は「あずみは、自分の中で傑作中の傑作と思っております。一人の少女が戦国の時代に生まれ落ちて、いわゆる戦災孤児としていろいろな政治や考えの利害関係によってもみくちゃにされていく中、一人で生きていく姿がとても共感をよんでいるのだと思います。今回あずみを演じる今泉は、あるアイドルグループから一人飛び立った子です。そういう群れから離れた一人の娘が、力強く芸能界という荒波で生きていくみたいなことと重ね合わせてこの物語を見ていただけたら、きっと新たな共感を持つと思っております。お楽しみに」とアピールした。

稽古が始まってから1週間ということで、今の気持ちを聞かれた今泉は、「あずみを歴代演じてきた方がそうそうたる面々の方々なので、今からすごく緊張しています。プレッシャーもありますが、この作品に携わってくださっているみんなで、新しいあずみを作り上げていけたらうれしいと思います。頑張ります!」と力強く語った。

本格的な舞台に初挑戦の瀬戸は「不安とワクワクという気持ちが50%ずつでしたが、今は不安のほうが勝っている状態です。稽古をしていく中で、ワクワクのパーセンテージを100%に持っていけたらと思っています。うきはを死ぬ気で精一杯演じたいと思っています」と語った。

高橋は「岡村さん演出の舞台に出演するのは、4~5年ぶりです。川栄さんのあずみの舞台を観ているので、今回参加することができてうれしく思っています。飛猿は、物語を説明するせりふがあるので、皆さんに分かりやすくスピーディーにお伝えできればと思います」と意気込んだ。

昨年、『熱海殺人事件』で今泉と共演している味方は「今泉に対しては、昨年一緒に作品をやった時に、最初はどんなパワーを持っている子なのか分からなかったし、どこまで伸びるかも分からなかったけれど、稽古を経て本番では今泉という人間が成長したのを間近で見てきました。今度は座長として今泉がどういうふうに立って、どこまでやってくれるのか、これを乗り越えた時に女優として大きくなれるんじゃないか、そういうところが一番楽しみです」と、今泉を知る役者同士としてコメントした。

今泉が演じるあずみの印象について質問がおよぶと、岡村は「今泉は、(背が)小さいんですよ。舞台上で本当に少女のように見えてすごくかわいらしい。小さいことはいいことだというのが、今泉の動きを見ながら思っていることです。そして殺陣は間違いなく歴代で一番上手いです。とんでもなくうまいので、早くお見せしたい。すごくスピーディーですし、腕力が強いのか、心が強いのか分かりませんが、ぜひここは見ていただきたいですね」と絶賛。

瀬戸は「ものすごく一生懸命で、稽古が終わったあとも殺陣の練習をしているんです。劇中であずみのことを青い目の刺客と言っていますが、芝居をしている時に、本当に目が青いなと感じます。(一同笑)それぐらい吸い込まれますので、毎日稽古を見ていて楽しいです」と語った。

またWキャストで飛猿を演じる味方と高橋に対し、お互いについてどう思っているのか質問されると、味方は「共演はしたことがないんですけれど、自分の中で龍輝の評価がものすごく高いので、今回はそこに全部甘えて、龍輝が作ったものを全部盗んで自分のものにしてやろうと思っています。役作りが出来上がったら、報告してもらえれば僕のものだというふうにやるのでお願いします(笑)」と言うと、「僕が先に進んでいって、味方くんがうしろからついてくるの?」と高橋が笑いながら突っ込みを入れた。

高橋は「味方くんは演技が素晴らしく、感動させてもらっています。今回Wキャストということで、味方くんからいいところを盗みながら、飛猿を一生懸命演じていけたらと思っています」と語った。

殺陣が上手いと太鼓判を押されたことについて、今泉は「初めて殺陣をやらせていただくので、基本の構えも分からないし、「袈裟斬り」「胴斬り」と言われても、どっちにどう斬ったらいいんだろうとか、そういう基本的なことが全く分からないので、皆さんにご迷惑をおかけしてるなと思っています。あと1カ月しかないので、この1カ月、精一杯あずみと向き合っていければいいなと思います」と語りつつ「実は、あずみに出演が決まってから、一人で殺陣の稽古に通っていたんです。でも一人で稽古をしていた時は、誰かを斬ったりすることがなく、基本的なことしかやっていなかったので、いろいろな人と稽古するようになって、あれ?一人で稽古をしていたのは何だったんだろう?って思うぐらい全然違うのでびっくりしました」とエピソードを語った。

これを受けて岡村が、「この作品は、殺陣や芝居の段取り自体は全体の2割ぐらいの部分でしかないと思っています。なぜその人を殺しているのか?とか、ストーリーの流れでどうやったらこの人を殺さずに済むか?とか、そういったマインドを作っていくほうが重要なんだよという話を、さっき瀬戸くんにしました。今泉は両方できてるね?」と問いかけると、今泉は「できてます!」と元気よく答えた。

最後に今泉は「見ていて、グッとくる場面がすごく多いですし、個人的な意見になってしまうかもしれませんが、何度観ても泣けるし、何度でも観たいなと思える作品だと思います。来てくださる皆さんにもそう感じていただけるように、精一杯みんなで力を合わせて作り上げていけたらと思います」と締め、バレンタインデーにちなみ、笑顔で報道陣にチョコレートを配って制作発表を終えた。

【公演情報】
『あずみ~戦国編~』
原作◇小山ゆう(「あずみ」小学館刊)
構成・演出◇岡村俊一
出演◇今泉佑唯/瀬戸利樹/味方良介・高橋龍輝(Wキャスト)/神永圭佑 小松準弥/吉田智則/山本 亨/有森也実 ほか
●3/14~229◎Bunkamura シアターコクーン
●4/4・5 ◎COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホール
〈お問い合わせ〉
東京公演 Mitt 03-6265-3201(平日 12:00~17:00)
大阪公演 キョードーインフォメーション 0570-200-888(10:00~18:00)
http://rup.co.jp/azumi_sengoku_2020.html

 

【取材・文・撮影/咲田真菜】

記事を検索

観劇予報の最新記事

「僕のヒーローアカデミア」The  “Ultra”  Stage 本物の英雄 PLUS ULTRA ver.を7月に上演!
ミュージカル『アニー』で 4年連続ウォーバックス役を演じる! 藤本隆宏インタビュー
トップスターとしてのラストステージ「レビュー 春のおどり」桐生麻耶インタビュー
三島由紀夫没後五十年に三島歌舞伎第一作目『地獄變』を花組芝居がネオかぶき化!
タクフェス 春のコメディ祭!『仏の顔も笑うまで』宅間孝行・モト冬樹・肥後克広・樋口日奈 インタビュー

旧ブログを見る

INFORMATION演劇キック概要

LINKえんぶの運営サイト