ala Collectionシリーズ vol.14『フートボールの時間』ビジュアル&公演詳細公開!
可児市文化創造センターalaでは、ala Collectionシリーズと銘打って、毎年質の高い演劇作品をアーティスト・イン・レジデンスで創作し、可児公演、東京公演、そして全国公演へと作品を発信している。
本シリーズ14回目を数える今回は、2018年に開催された第64回全国高等学校演劇大会で最優秀賞に選ばれた丸亀高等学校演劇部による作品『フートボールの時間』を届ける。
大正時代に丸亀高等女学校の学生らが、はじける笑顔でボールを蹴っている一枚の写真が、この作品の基になっている。約100年前に撮られたその写真から、丸亀は「日本女子サッカーの発祥の地」といわれるようになった。
今でこそ「なでしこジャパン」として国民から愛される日本女子サッカー界だが、当時の女学生らには良妻賢母になることが求められ、男尊女卑が当たり前だった時代だ。「女が足を広げてボールを蹴るなんて、はしたない」と活動をやめるよう勧めらる中、フートボール(サッカー)に魅せられ、悩みながらも仲間とともに見た夢を描き出す。
出演者:上段左より 堺小春 井上向日葵 おかやまはじめ 近江谷太朗 林田麻里
下段左より 谷川清夏 庄司ゆらの 桜木雅 北原日菜乃
瀬戸山美咲を潤色・演出に迎えて、ジェンダーという物語の主軸を大切にし、当時の社会状況や人々の生活に着目しながら、現代へと通じる伏線を盛り込むことで、より重層的な物語を作りたいと考えている。
【公演情報】
ala Collectionシリーズ vol.14『フートボールの時間』
作:豊嶋了子と丸高演劇部
潤色・演出:瀬戸山美咲
出演:堺小春 井上向日葵 おかやまはじめ 近江谷太朗 林田麻里 谷川清夏 庄司ゆらの 桜木雅 北原日菜乃
●10/18~22◎可児公演 可児市文化創造センターala・小劇場
●10/26~11/1◎東京公演 吉祥寺シアター
※丸亀、四日市、豊田、佐野 さいたま公演有り
〈公式サイト〉https://www.kpac.or.jp/ala/event_event/ala-collection14football231018/