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A NEW MUSICAL 『In This House~最後の夜、最初の朝~』再演に挑む!岸祐二・入絵加奈子・綿引さやか・川原一馬・板垣恭一 座談会

2018年4月に初演され、多くの観客から、「予想もしない心の深いところに刺さりミュージカルの概念を変えられた」と絶賛された作品『In This House~最後の夜、最初の朝~』。

独白と会話、歌と音楽が絶妙に入り組み、上質な短編小説を読むような感覚で、観るものの想像力を刺激するこのミュージカルが、2019年11月、日本初演から1年半振りに、東京品川の六行会ホール(11月20日~24日)と、同じ品川のひらつかホール(11月27日~29日)との、二つの劇場にところを移して再演される。

物語は人生の晩年を迎えつつあるヘンリー(岸祐二)&ルイーサ・アーデン(入絵加奈子)夫妻が、ある大晦日の晩、自分たちが長年住んでいた田舎の家に久しぶりに立ち寄ったところからはじまる。その家はしばらく放置されていたせいもあり、あちこち傷み、壁の一部は壊れかけていた。その頃自動車の事故で立ち往生していたジョニー(川原一馬)とアニー(綿引さやか)は、偶然アーデン夫妻の家を訪ね、夜が明けるまで寂れたファームハウスで共に過ごすことになる。四人はそれぞれに語り合ううちに、ヘンリーとルイーサは過去の自分たちの愛情について、ジョニーとアニーは未来の自分たちの愛情について、それぞれどう向き合うべきか、今日“この家で”次のステージへ進むための選択をすることになる……。

そんな二組の男女を演じる、初演から引き続いての登板となる岸祐二、入絵加奈子、綿引さやかと、この再演から新たに参加する川原一馬、そして演出の板垣恭一が、再演に向けた想いを語り合ってくれた。

川原一馬・綿引さやか・入絵加奈子・岸祐二・板垣恭一

役が深まることが面白くて仕方がない

──待望の再演となりますが、まず初演から続投される皆さんから作品の魅力や、初演での思い出などをお聞かせください。

入絵 初演は初演なりに精一杯、100%ルイーサに息を吹き込んで日々彼女の人生を生きていたんです。人生を重ねてきた老夫婦役なので、私生まれてはじめて稽古場に化粧をせずに参加しましたから!でもそれはそれとして、今回の再演にあたって台詞の一つひとつの読み取り方が、初演とはくらべものにならないくらい深くなっているんです。それには板垣さんのお力がとても大きいのですが、板垣さんの演出と解説のおかげで役の落とし込みが段違いになっていて、今面白くて仕方がないです。こんなに嘘がなく役として生きていることが面白いんだと。それは私だけではなくて皆がそうなっているので、物語の深みが格段に増しています。ですから初演を観た方にもきっと違うもののように見て頂ける、面白い作品になっているのではないかと思っています。

岸 ヘンリーは元プロ野球選手で、ルイ―サと結婚してからの、様々な経緯がある役ですが、劇場も変わっているし、舞台装置の置き方から、見せ方までが変わっているので、当然そういう意味での印象も変わってきています。僕らも一度やったおかげで、初演はもちろん精一杯やっていましたけれども、更にこうしたかったというようなこともクリアになってきているので、新しい物語としてより面白くなったのではないかと思っています。劇場がコンパクトになっている分、更にお客様のなかに入って行けるのではないかな?という良い意味での期待があります。

綿引 今、稽古をしている気持ちはお二人と全く同じです。私が演じるアニーは災害現場で働く看護士の役で、その仕事に生きがいを感じている女性です。ジョニーのことは大好きなのですが、ジョニーの家が大家族でその家族のことも大好きだけれども、じゃあ自分もその家族の一員になれるか?というところで迷っている。彼の為に変わりたいけれども、でも自分の生き方も大切、という、現代の女性にはとても共感していただける役ではないかな?と思います。今回相手役のジョニーとして川原さんが入ってくださったこともあって、私のアニーとジョニーの関係も自然に変わりましたし、そうなるとヘンリーとルイーサとの関わり合いも少しずつ変わってきたので、本当に新しい作品に挑んでいるような感覚です。板垣さんがひとつひとつの捉え方を、また違う角度から教えてくださるので、同じ台詞を喋っているのに、全く違うものがどんどん増えてきている感覚があり、お稽古が日々楽しみですし、お客様にお届けできるまでに更に良い形になったらいいなと思っています。

──その中に加わられた川原さんはいかがですか?

川原 僕だけが初めてなんですけれども、稽古の日を重ねる毎に如何に自分の本読みが浅かったかと感じましたし、本当に良い作品なんだということを日に日に感じています。それが理解できるに連れて作品と音楽との関係性がこんな風にできているんだ!のイメージも鮮明になっています。観ていただけたら僕の演じるジョニーがアニーを本当に大好きなんだ!ということはすぐわかっていただけると思うのですが、大家族故に家族の目にアニーがどう見えるか?ということもとても気になっている。女性がアニーに共感するところが多いのと同様に、男性にはジョニーに共感してもらえると思います。僕自身ここまでほぼ等身大の役柄、20代後半から30代の健康的な男性を演じることが今までなかったんです。リアルな作品をやった時にも時代背景が違っていましたし、もっと劇的な大枠があったりといった捉えやすいものが多かったのですが、今回はとても自分に近い役柄なだけに難易度が高いなと感じていて。もっともっと役を深く理解して、この作品で伝えたいことが十分に伝えられるように頑張りたいです。

なぞった途端にクリエティビィティがなくなる

──皆さんが演出も含めて新たに深まっているとおっしゃっていますが。

板垣 台本は何も変わっていないんですよ。でも僕も前回は言わなかったことをたくさん言っています。自分で台本をまとめていながら、こんな風にも読めるんだなというものを不思議なくらいたくさん思い付くんです。新たな劇場になっていることもあって、あぁこの場面はこういう意味だったかとか、だからこの人はこういう風に言ったのかと、発見がたくさんある。まさに発見の嵐なのでそれは良かったなと思っています。もうひとつの良かったことは、川原君がメンバーとして加わってくれたことです。再演物の怖さでもあるんですが、再演って一番簡単なのは初演をなぞることなんです。でもなぞった途端にクリエティビィティは失われる。創造するスリリングさはなくなってしまうんです。例えば今回だったら、三人には「ここはじゃあ初演のままね」と言ってそこに川原君だけをハメていくということもできるんだけど、僕はそういう創り方は嫌だなと思うタイプなので、結果的に新たに四人で創りましょう、という稽古場になっていることが良かったなと思います。正直自分で演出をしておいて、何故初演の時と、言うことが変わっているのかは、自分でも謎なんですけど(笑)。

──それだけ向き合って感じるところの多い作品ということ?

板垣 そうですね。老若男女すべての人が何かを感じるものがある作品だと思います。あとは岸さんもおっしゃったけれども、劇場が変わっている分、装置の使い方を変えたんです。そうしたことでこの作品の持っている別の層が出て来たのかもしれません。前回は部屋の中と外が分けられたんですけれども、今回はそこをミックスゾーンにしているので、場面の意味合いが変わって見える。あぁ、ここの絵はこうしようかな、ということがたくさんあるので、とても面白いですね。あとはやっぱり、音楽監督の桑原まこさんの力が大きいです。音楽家が音楽のことをわかっているのは当然なんだけれども、ミュージカルは芝居なんで、芝居のことをわかってくれていないとミュージカルの音楽家として意味がないんです。まこちゃん(桑原)が一馬君を指導しているのを聞いていると、僕が一馬君に言おうとしていることにほぼ等しい。つまり台本の読み方をレクチャーしているのと同じなんですよ。「この歌詞のここで意味が変わるってわかる?そうすると気持ちが変わるんじゃない?」という。そういう素晴らしい音楽家がいてくれることは本当にありがたいですね。

少人数のカンパニーだからこそひとり一人に心を砕ける

──板垣さんから、改めて役者さんについてはどうですか?

 正座しようかな(笑)。

板垣 岸さんは超デリケートな人なんですよ。心配するくらいデリケートで!

 バレている!(笑)。

板垣 精巧なガラス細工のような人だから突きどころを間違えると割れるし、悪く言うと拗ねるし(笑)落ちこんじゃう。それをなんで?と言っても、彼の心の繊細さとセットで岸祐二という役者なんだから、一緒にやる人がそれをわかることが大事だと思う。岸さんが見えているだろうことは多く言わないように気をつけるし、お互いに「うん、そこだよね」というところを、少ない言葉でちゃんとコミュニケーションを取るようにしている。そのまま立つだけで素晴らしい世界観を表現できる人なので、どんどんそういう方向に進んでもらいたいと思ってます。あとは声が良すぎるので。

 騙されるんですよね(笑)。

板垣 あまりの声の良さに外面が良く見えてしまうのがもったいないなと思う時があって、研究してすごく悪い声とかも出せるようになると良いのになと。わざと掠れた声でも歌えるようになったりすると、更に面白くなると思います。加奈ちゃん(入絵)はキラキラ女優さんだから、真面目で頭が良い。僕が思う頭の良さって人情の機微がわかり、他人の痛みがわかるということなんだけど、そういう意味で頭が良いので、加奈ちゃんがいてくれるとすごく安心です。ただこの小さい身体にロケットエンジンがついている人で、うっかりすると凄い勢いで飛んでっちゃうんです!(笑)。そのパワーが最高なんだけど、そろそろ制御もできるようになると良いなと。

入絵 そうなの!本当にそうなの!

 ギアをつけた方が良いんだよね(笑)。

板垣 一回アクセル踏んだだけで時速500Kmくらい出ちゃうからね!(笑)

入絵 最近それが酷くなって、自分でも止められなくなっているの!(笑)

板垣 うん、だからこれからだよね! 二人共持って生まれた才能がすごいからここまで来たし、これからも行く人たちだと思うけれども、年齢を重ねることによってその才能が諸刃の剣になる場合もあるから、そのコントロールの仕方も身につけていくことも必要だろうと思います。ビビ(綿引)は実は大雑把なところがある人なんだけれど(笑)この人の好いところはある種の育ちの良さなんです。ものすごく愛されて育った人にしか持てないであろう華やかさがあって、それは役者さんとしても武器だと思います。それからやっぱり声が魅力的。岸さんと加奈ちゃんとはまた違って、普通の人っぽい声質なんだけど、響き方が絶妙なんです!だからワッと歌われると感心しちゃう。だけど、よく観察していると大雑把な部分が見えてきて(笑)「その解釈そうじゃなかったよね?」ということを、すっかり忘れて演じてたりする(笑)。性格もルックスも感じいいからダマされがちなんだけど、だから心を鬼にして見てます。このおおらかさが良いところと、そのおおらかさ故にもったいないなというところがあるから、自分でも色々悔しがって欲しいですね。そうしたらもうワンランク変わると思います。だから今回は厳しくしています。一馬君は飲み込みが早い!わかっている人なんだなと思います。僕の説明を理解してから演技するまでがものすごく早くてワンテイクで行く。なので、僕が説明さえ間違えなければこの人は凄い役者になる!と思っているから、逆に責任感を感じています。僕次第だな、と思っちゃうところがあるんだけど、逆に言えば、将来的には僕なんかいなくてもできるはずだから、そこに行く為のきっかけにこの作品がなっていってくれたら良いなと思っています。今回キャストが四人というのはやっぱり贅沢で、これが10人いたら、30人いたら、一人の役者に対して心を砕ける時間が少なくなってしまいますからね。だからこそ今回のような現場は稽古をしていて細かい部分を追求できるし、大劇場作品とはまた違ったやりがいがあります。

この人に一生ついていこうと!

──そうした板垣さんとご一緒されている役者さんたちはどうですか?

 今お話してくださった通りで、見抜かれているし、見てくれていることが僕にとって本当に幸せですね。30歳を過ぎてミュージカルをやりだした僕にとっては、ミュージカルってなんなのだろう?というものがずっと根底にあったんです。なんでここで歌うの?なんでここで音楽がかかるの?が解決しないまま来ていたんですが、板さんに僕のアプローチの仕方を見てもらうことによって、「それで良いと思う」というもつれた糸をほどいてくださっているので、全面的に信頼できる先輩の一人。なので楽しいですし、これからも色々な作品でご一緒したいです。

入絵 さっき板さんが私について語ってくださったのを聞いていたら、「一生ついて行こう」と思いました!初演でご一緒した時から感じていたのですが、この再演で日々“板垣愛”が深まっていて!もう全部見透かされている怖さもありますけれども、ここまで見てくださっていることが女優として嬉しく幸せです。また本当に博識で、本もよく読んでいらして、ひとつのことに対して惜しみなく指導してくださるので、私は台本の余白には書ききれないと思って、ノートを用意しましたので、「世界の板垣」になる日も近いと思うのですが、私のことも忘れないでください、一生ついていきます!

綿引 私はまだミュージカル歴も短いのですが、お芝居を勉強する機会も恥ずかしながらあまりなくて、どこでどう勉強していけばよいのだろうか…と悩んでいた時に板垣さんに巡り会って、ここがスタートで良いんだ、と思わせていただいたんです。ここからはじめよう、ゼロから歩いて行こうと思えているので、まだまだ歩みは大雑把で遅いんですけれども、人としても演出家としてもファンです。見放されないようにしがみついてついていきたいです。

川原 僕は子役あがりということもあって「こういうのが欲しいんだよね?」という芝居をしがちなところがあって。良い子でいなければいけない、人から見られた時にこういう受け答えをしなければいけない、という想いが強いまま大人になったタイプなのですが、やっぱりそれは一度壊れるものですよね。舞台に立つ上での強みとして見せ方を知っているとか、動けるとか、リズムが取れるというのは勿論スキルでもあるんですけれども、それ以外に自分が役者として芝居をする上に必要なものがなんなのか?がわかっていないんじゃないか?をここ最近すごく感じていて。今年一年はそういう意味で芝居というものと凄く向き合う一年になっていて、ひとつの作品でロジックを理解できた!と思っても、次の作品ではやっぱり理解できていないと思ったりする、一に戻ってまたはじめるというのを繰り返していて。その中でも細かい選択肢が出てきた時に、板さんはその選択肢の優先順位をロジカルに説明してくださるので腑に落ちますし、伝え方がすごくわかりやすいので安心します。でもこれをいつまでも板さんに言わせていてはダメだなと思うから。

板垣 今回は良い!それで良いよ、全部言うから!

川原 そうですか?

板垣 うん、だって、利用できるものは利用した方が良いから。皆で知識やスキルは共有していけば良い。そうすることによって演劇界全体のレベルが上がっていけば良いと思うし、上げていきたいからね。すごく才能があるのにスキルがあまりにもないという人がたくさんいて、それを僕はとても悲しいと思っている。だから皆で共有して行きたい!

川原 僕もこのままじゃダメなんだ、ということを理解できた年でもあったので、それを踏まえてこの作品に挑戦できることが僕自身も楽しいですし、ある意味の覚悟を持って板さんと一緒に創れたら良いなと思っています。

──皆さんの稽古がどう完成されるのかを楽しみにしています。では公演を楽しみにしている方達にメッセージをお願いします。

 「どんな作品ですか?」という質問には「観ていただかないとわからないんです!」としか言えないのですが、でも観ていただけたら必ず「良かったから観て!」と周りの方を誘っていただける作品でもあると思います。そういう意味で素晴らしい作品だと関わっている全員が思っています。是非劇場にいらして楽しんでいただきたいですし、皆様とこの作品を共有したいと思っています。

入絵 一番愛している人に本当の自分を見せることの大切さを感じていただける作品だと思いますので、それを本当に感じていただけたら嬉しいです。劇場でお待ちしています。

綿引 劇場を出た時にきっと「あの人にこれを伝えたい」ですとか「あの人とちゃんと向き合いたい」と思っていただけるような時間になると思います。皆様がちょっと目を背けてしまっているものにでも、もう一度向き合う為に優しく寄り添ってくれる作品だからこそ、色々な想いを抱えている方にも是非観ていただきたいです。

川原 日常に近い状況だからこそ、それぞれの役に共感できるものがあると思います。必ず何か刺さるものがあるし、刺さった瞬間に音楽の聞こえ方が変わることを、僕自身が経験しているので、是非それを感じに劇場にいらしていただけたら嬉しいです!

板垣 ミュージカルってどうなの?と思っている人を誘って是非観に来ていただきたいです。ミュージカルの入口が見つからない人にとっては「ミュージカルって普通に芝居なんだ!」ということがすごくわかる作品ですし、そこは僕が一番言いたいところでもあるので。この記事を読んでくださる方たちはきっとミュージカルに興味を持ってくださっている方だから、ご近所の「ミュージカルってエキセントリックなものなんでしょう?」と思っていらっしゃる人を誘ってください。こんなに自然に歌があり、芝居があり、音楽が溢れている作品があるんだということを経験していただけるはずなので。
あと「六行会(りっこうかい)ホール」と「ひらつかホール」二か所での公演になりますが、「ひらつかホールは」平塚市じゃなく東京都品川区なので!そこは是非気をつけて劇場にいらしてください!

■PROFILE■


きしゆうじ〇東京都出身。96年『劇走戦隊カーレンジャー』で本格デビュー。以後、ミュージカル『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』『三銃士』テレビドラマ『陸王』『花咲舞が黙ってない』等で活躍。映画『メリー・ポピンズ・リターンズ』ゲーム『ストリートファイター』(KEN ボイス)シリーズ等で声優としても活躍している。近年の主な舞台作品にミュージカル『ナイツ・テイル─騎士物語─』『リューン~風の魔法と滅びの剣~』『ロミオ&ジュリエット』『ペテン師と詐欺師』等があり、橋本さとし、石井一孝とのユニットMonSTARSとしても活動中。


いりえかなこ〇福岡県出身。玉川大学在学中に『ミス・サイゴン』オーディションに合格し、ヒロイン・キム役でデビュー。以降ミュージカル作品を中心にした舞台作品のみならず、映像、また声優としても活躍を続けている。近年の主な舞台作品に『ユーミン×帝劇』シリーズ、KAKAI『歌会』、ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』等がある。


わたびきさやか〇東京都出身。2013年『レ・ミゼラブル』にてアンサンブルからエポニーヌ役に抜擢。主な出演作に「リトル・マーメイド」「Beautiful」「Jersey Boys」等。ミュージカルをメインフィールドとしながら、自身のソロライブや「リトル・マーメイド・イン・コンサート」等コンサートでの活動も積極的に行っている。近年では、ロサンゼルスのHollywood Bowlで開催された「Beauty and the Beast in concert」、「THE LITTLE MERMAID AN IMMERSIVE LIVE-TO-FILM CONCERT EXPERIENCE」に唯一の日本人として出演、また、スウェーデン王国にてスウェーデン国王・王妃両陛下の前で歌唱を務めるなど海外へも活躍の場を広げている。


かわはらかずま〇静岡県出身。近年の主な出演作は舞台『絢爛とか爛漫とか』ミュージカル『オリヴァー・ツイスト』、BEST OF OFF BROADWAY MUSICAL『ALTARBOYZ』、ミュージカル『イヴ・サンローラン』、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」シリーズ、舞台『宝塚BOYS』、Amazing Performance『W3ワンダースリー』、『Honganji~リターンズ~』等がある。


いたがききょういち〇劇団第三舞台を経て演出家に。小劇場、大劇場、ストレートプレイ、ミュージカルと幅広いジャンルで数々のプロデュース公演を演出し多彩な活躍を続けている。近年の主な演出作品に『フランケンシュタイン』『あさひなぐ』『カラフル』『In This House 最後の夜、最初の朝』『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』『グーテンバーグ!ザ・ミュージカル2018』『カクタス・フラワー』『歳が暮れ・るYO 明治座大合戦祭』『いつか~one fine day』『FACTORY GIRL~私が描く物語~』等がある。

【公演情報】
A NEW MUSICAL
『In This House~最後の夜、最初の朝~』
日本語上演台本・訳詞・演出◇板垣恭一
出演◇岸祐二 入絵加奈子 綿引さやか 川原一馬
●11/20~24◎六行会ホール
●11/27~29◎ひらつかホール
〈料金〉8,500円(全席指定・税込)
※2人席 16,000円(特典付・公式サイトのみでの発売)
〈お問い合わせ〉info@consept-s.com
〈公式サイト〉https://www.consept-s.com/ith2019/

 

【取材・文/橘涼香 撮影/岩田えり】

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