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韓国の悲恋ミュージカル『僕とナターシャと白いロバ』来年2月、日本版初演上演!

東山光明

韓国国内でも高い評価を得た『僕とナターシャと白いロバ』の待望の日本版上演が決定した。韓国ミュージカルアワーズをはじめとする韓国の優れたミュージカル・演劇作品に送られる幾多の賞を総ナメにし、観客・批評家からの絶大な支持を得た作品。

韓国人なら誰でも知っている”詩人たちもが恋をする詩人”と評された国民的詩人「ペクソクと、その恋人「ジャヤ」という、実在した恋人たちの悲恋ミュージカル。ペクソク(白石)は、日本でいえば石川啄木のような存在で、擬音語や風景を繊細に描写しながら、暖かい詩を生みだした。

「1000億ウォンなんて、あの方の詩の一行の価値にも及ばない」
一時、熱く愛したある詩人・ペクソクを忘れられず、一生恋しく思いながら独身を貫いた妓生のジャヤ。50年前に別れを経験し、その時間の中に閉じ込められてしまった女性に、ある日突然若々しい彼が尋ねてきて、一緒に旅行に行こうと提案する。
この物語は、「私のように卑しい女性を一人の詩人が愛し、ナターシャにしてくれたのだから、自分は喜んでそのように生きる」と、彼と彼の詩に一生を捧げたジャヤの物語であり、その女性の記憶の中に溶け込んでいる詩人・ペクソクについての物語である。

日本版初演の脚本・演出を務めるのは、美しく繊細な演出で知られる名匠・荻田浩一。
韓国ミュージカルというと情熱迸る作風を思い浮かべる方も多い。しかし本作品は今までの韓国ミュージカルとは一線を画する。実在の詩人・ペクソクの美しい詩も作品に織り込まれ、繊細な世界が広がる。荻田演出と本作が美しく儚く絡まることは間違いない。

AKANE LIV

月影瞳

伊藤裕一

主演のペクソクは、同じく荻田浩一演出の『BLUE RAIN』で、物語を進行する上で重要な役割を担いつつ、自身を取り巻く環境に苦悩する弁護士を好演した東山光明。ヒロインは、AKANE LIVと月影瞳のWキャスト。ともに宝塚歌劇団出身で、どこまでも伸びる美しい歌声を持つAKANE LIVと、深く丁寧な役づくりに定評のある月影瞳という異なる魅力を持つ二人が、ジャヤの生涯に挑む。また、韓国ミュージカルに欠かせない“マルチマン”も登場。今回のマルチマンは二人を結びつけた友人や、ペクソクの親、世間の声などを演じ分け、詩の朗読なども担う。その役には、浅草九劇で『フェイス』『楽屋』と主演を務めてきた実力派・伊藤裕一が挑み、ミュージカル俳優としての一歩を踏み出す。

本国では毎回冬のシーズンに上演される本作。えもいわれぬ切なく美しい『僕とナターシャと白いロバ』の世界がこの冬、日本でも広がる。

【公演情報】
ミュージカル『僕とナターシャと白いロバ』
English Title 「 Me, Natasha and a white donkey 」
Book By Park Hae Rim
Music By Chae Han wool
Original Produced By INSIGHT ENTERTAINMENT

上演台本・訳詞・演出:荻田浩一
音楽監督・歌唱指導:福井小百合
振付:港ゆりか
出演:東山光明
AKANE LIV/月影瞳(Wキャスト)
伊藤裕一
ピアノ:安齋麗奈
●2021/2/3~28◎浅草九劇
〈料金〉前売8,000円(全席指定・税込)
〈一般発売日〉12月12日(土)10時~ (、税込)
〈公式サイト〉http://g-atlas.jp/mnwd_jpn/
〈公式Twitte〉@mnwd_jpn

 

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