お芝居観るならまずはココ!雑誌『えんぶ』の情報サイト。

阿部サダヲ、長澤まさみらの出演でNODA・MAP番外公演『THE BEE』11月、12月東京・大阪で上演!

~10秒に一度、何かが起こる……ユーモアと戦慄の75分!~
野田秀樹の傑作で海外でも圧倒的な評価を受ける『THE BEE』が、阿部サダヲ、長澤まさみ、河内大和、川平慈英の出演で、11月、12月に東京・大阪で上演されることが発表された。

『THE BEE』は、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件に触発された野田秀樹が、筒井康隆の小説『毟りあい』を題材に、ロンドンで現地演劇人とワークショップを積み重ね、英語戯曲『THE BEE』として書き下ろした。初演は2006年のロンドン。2007年には東京で日本語版が初演され、本作はこれまでにNY、香港、エルサレム、パリなど10カ国14都市で上演、各地で称賛されてきた。

前述の9.11 に象徴される“報復=暴力の連鎖”は、いつの時代/如何なる国や地域でも絶えず蔓延り、繰り返され、今日も止む気配はない。そこに『THE BEE』が世界の観客から支持された理由がある。その『THE BEE』が、9年ぶりに新たなキャストで2021 年の日本に帰還する。

【STORY】
家路を急ぐ平凡なサラリーマン[井戸]が我が家の前で遭遇したのは警察とマスコミの喧騒だった。
脱獄囚[小古呂]が井戸の妻子を人質にとり、井戸宅に立てこもっていたのだ。
[井戸]は妻子を救出しようと、どこか頼りない警察と共に行動を起こすが、事態は思わぬ展開へ……。

上段/阿部サダヲ 長澤まさみ 下段/河内大和 川平慈英

[井戸]役に挑むのは阿部サダヲ。2012 年の『THE BEE』松本公演に衝撃を受けた阿部サダヲは、「いつかこの役をやりたい」と思っていた。一方、野田も「次に上演するなら阿部サダヲで」と考えていた。そんな両者の思いが今回実現。繊細かつ豊かな身体性を誇る演技で観客を魅了する阿部サダヲは狂気に駆られていく平凡なサラリーマン[井戸]をどう演じるのか?

[小古呂の妻]には長澤まさみ。映画、テレビドラマ、CM と八面六臂の活躍を見せ、近年は数々の舞台でも体当たりの演技を見せる長澤まさみがNODA・MAP 初参加。演じるのは[リポーター]役とストリップダンサー[小古呂(おごろ)の妻]役。阿部演じる[井戸]と対峙する“脱獄囚の妻”であり、“脱獄囚の息子の母親”でもある彼女の妖艶な変容の行方は観客の目を釘付けにするはずだ。

[百百山警部]には河内大和。近年のNODA・MAP『エッグ』、『MIWA』、『「Q」:A Night At The Kabuki』では抜群の身体能力で個性的なアンサンブルを担ってきた河内。昨年の東京芸術劇場主催「東京演劇道場」公演『赤鬼』では客演として野田から主要キャスト・ミズカネ役を任され、観客に印象付けた。今回の大抜擢で演じるは横柄な権力を振りかざす[百百山(どどやま)警部]と、スキャンダルを消費するように群がるマスコミのリポーター役など。類稀なる存在感は新生『THE BEE』でどのように発揮されるのか?

警官、脱獄囚、6歳児、警官4役に挑むのは川平慈英。NODA・MAP初参加となった『フェイクスピア』における鮮烈にしてポジティブな存在感も記憶に新しい川平が異例の連続登板を果たす。野田が全幅の信頼を寄せるその強力なインパクトを誇る声と肉体から演じられる下卑た警官[安直(あんちょく)]、脱獄囚の[小古呂]、そして6 歳児[小古呂の息子]、[リポーター]と目まぐるしく演じられる四役はいかに!?

そして演出は野田秀樹。2006 年のロンドン初演以来、様々なユーモアと観客の度肝を抜くアイデアに満ちた『THE BEE』で演出・出演([井戸]、[小古呂の妻])の両面から「生の演劇の力」を提示し続けてきた野田が、今回はその経験を総動員してNODA・MAP 作品としては初めて演出に専念する。

幾つもの役をスイッチする4人の役者たちのスリリングな演技。“鉛筆”をはじめとする小道具ひとつひとつの“見立て”によって過剰なまでに刺激される観客の想像力。まさに「10秒に一度、何かが起こる」(野田)。劇場における“生の舞台”ならではの緊張と興奮が詰まった新生『THE BEE』が、未だ混沌の只中にある2021 年の日本に一針を刺す。

この秋、過剰なまでに観客の想像力を刺激する、緊張と興奮の詰まった新生『THE BEE』を期待が高まる!

【公演情報】
NODA・MAP番外公演
『THE BEE』
演出:野田秀樹
原作:筒井康隆 ~「毟りあい」(新潮社)より
共同脚本:野田秀樹&コリン・ティーバン
出演:
阿部サダヲ … 井戸
長澤まさみ … 小古呂(おごろ)の妻/リポーター
河内大和 … 百百山(どどやま)警部/シェフ/リポーター
川平慈英 … 安直(あんちょく)/小古呂/小古呂の息子/リポーター
●11/1~12/12◎東京公演 東京芸術劇場シアターイースト
〈料金〉S席9,000円  U25 席5,500円[25 歳以下限定・要身分証](全席指定・税込・未就学児童入場不可)
※高校生割引 1,000 円 (全席指定・税込/事前申込制/要学生証)
〈一般発売日〉10 月24 日(日)
〈お問い合わせ〉 NODA・MAP TEL 03-6802-6681(平日11−19 時) https://www.nodamap.com/
●12/16~26◎大阪公演 ナレッジシアター(
〈料金〉S席9,500円 U25 席5,500円[25 歳以下限定・要身分証](全席指定・税込・未就学児童入場不可)
※高校生割引 1,000 円 (全席指定・税込/事前申込制/要学生証)
〈一般発売日〉12 月5 日(日)
〈お問い合わせ〉 NODA・MAP TEL:03-6802-6681(平日11−19 時) https://www.nodamap.com/
キョードーインフォメーション TEL:0570-200-888(11−16時/日曜・祝日は休業)
〈公演サイト〉https://www.nodamap.com/site/news/449

記事を検索

観劇予報の最新記事

草彅剛・主演のシス・カンパニー公演『シラの恋文』ビジュアル公開!
数学ミステリーミュージカル『浜村渚の計算ノート』開幕!
『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』井上芳雄最終日の写真到着&再演発表!
 「池袋演劇祭」まもなく開幕!
加藤拓也の最新作『いつぞやは』開幕!

旧ブログを見る

INFORMATION演劇キック概要

LINKえんぶの運営サイト

LINK公演情報