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第一期 B 機関ファイナル公演『毛皮のマリー』間もなく開幕!

演劇ユニットB 機関の第一期 B 機関ファイナル公演『毛皮のマリー』が4月14日~17日に、座・高円寺1にて上演される。

B 機関は舞踏家・点滅により 2016 年に結成された演劇ユニット。舞踏メソッドを取り入れた演出で、主に寺山修司作品を上演し、高い評価を得ている。近年では演劇だけでなく、短編映画や実験映像の製作も行なっている。演劇を軸とした第一期 B 機関は今回の公演をもって終幕となる。

主宰の点滅は 1993 年に土方巽記念アスベスト館にて舞踏を始め、以来自らの舞踏グループ赤色彗星館を経てソロ。映像作品への出演、海外の芸術祭への参加など、その活動は多岐にわたる。今も現役の舞踏家として活動を続けており、その経歴は演劇の演出家としては異色である。演劇人としても、2021 日本演出者協会若手演出家コンクール優秀賞を受賞している

今作品『毛皮のマリー』は、寺山修司による戯曲で、1967 年に丸山明宏(美輪明宏)主演で初演された。1 幕物であり、5 場に分かれている。寺山自身の永遠のテーマである母と子の葛藤、虚飾と本音が色濃く出た作品。寺山修司の代表作となっている。

《あらすじ》
40 歳の男娼マリーは、美少年欣也を幽閉し育てていた。 マリーが部屋の中に放った蝶々を捕虫網で捕まえて標本にする毎日。 ある日、欣也の前に美少女紋白が現れ、欣也を外へ連れ出そうとするが・・・ 特殊な母子の、歪んだ愛の物語。

《演出家・点滅が思う B 機関独自の視点について》
B 機関は演劇の形態をとりつつも登場人物の深層心理、奥深いものを時に舞踏で表現するという独特な演出方法をとっています。舞踏独自の空間の捉え方、身体の素材の変化は、演劇ではほとんど意識されないものですが、表現としてはとても重要なことです。そういった舞踏を演劇に取り入れるということを現役の舞踏家が行うというのは初の試みで、ある程度の成果は得られたものと自負しています。この作品が、その集大成と、新たな表現方法の指針になれば良いと思っています。

【公演情報】
第一期 B 機関ファイナル公演
『毛皮のマリー』
作:寺山修司
演出:点滅
出演:葛たか喜代・吉原シュート・海津義孝・由地慶伍・蝶羽・中川朝子・中村天誅・強口まゆか・油絵博士・高橋芙実・高橋未希・藤沼みどり・kanako・大垣内正美・柴崎莉良・土田ななみ・由佳・点滅
●4/14~17◎座・高円寺1
〈料金〉5,000 円 アンダー20/4,500 円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
※アンダー20 ご購入の方は当日学生証・保険証等ご持参ください
〈お問い合わせ〉座・高円寺チケットボックス(月曜定休)03-3223-7300(10:00~18:00)
※座・高円寺チケットボックスは一般チケットのみの取扱い
https://za-koenji.jp/(無休 24H受付)
〈公演問い合わせ〉B 機関制作部  090-9085-2875
bkikan.ticket@gmail.com

 

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