満島ひかり、坂口健太郎ほか個性溢れる豪華キャストで『お気に召すまま』上演!
東京芸術劇場ではシェイクスピアの『お気に召すまま』を満島ひかり、坂口健太郎をはじめとする豪華キャストで7月30日から8月18日、プレイハウスにて上演する。(その後、豊橋、新潟、兵庫、熊本、北九州でも公演)
演出を手掛けるのは、気鋭の若手演出家・熊林弘高。これまで、小劇場規模の作品を主に演出し、2016年には800席超のプレイハウスでの初演出となったチェーホフ作の『かもめ』を上演、広い空間を効果的に使い、非常に挑戦的かつ魅力的な作品に仕立て、高い評価を得ている。熊林にとって2度目のプレイハウスで、初のシェイクスピア作品であり恋愛喜劇。熊林は、物語の舞台となっている“アーデンの森”を、人間のあらゆる性的欲望がうごめく暗闇と解釈しSTORYを展開、厳格な規範に縛られた宮廷生活を離れたこの森が、官能と性のカオスと化していく。
出演者は、2016年に熊林と組んで臨んだ『かもめ』のニーナ役で見事に舞台で輝いてみせた満島ひかりが、伯父である侯爵から追放されてしまうロザリンドを演じる。そのロザリンドと恋に落ちるオーランドーを坂口健太郎。オーランドーの命を狙う実の兄オリヴァーに熊林作品で初舞台を踏み、4年ぶりに姉弟共演となる満島真之介。厭世的な哲学者ジェイクイーズに実力派若手俳優の中村蒼、召使のタッチストーンに熊林作品初参加の温水洋一、ロザリンドの従妹で新公爵の娘シーリアを中嶋朋子が演じる。さらにこの度の上演で、年齢や性別を大胆にひねったシェイクスピア上演史上にも珍しい大胆な配役なのは、萩原利久演じる羊飼いのシルヴィアスが恋するフィービーを演じる広岡由里子、そして、碓井将大演じるウィリアムが恋するのはなんと小林勝也が演じるオードリーで、予想もつかないカップリングとなる。存在感ある個性派から熊林作品初参加のフレッシュなメンバーまで、これまでに見たことのない『お気に召すまま』になるに違いない。
《STORY》
青年オーランドー(坂口健太郎)は追放された前公爵の娘・ロザリンド(満島ひかり)と恋に落ちるが、 父の遺産を継いだ実の兄オリヴァー(満島真之介)に命を狙われていると知り、アーデンの森に逃げる。同じくロザリンドも、伯父である新公爵に追放されることに。 彼女はオーランドーを追って、従妹で新公爵の娘シーリア(中嶋朋子)と、召使のタッチストーン(温水洋一)を伴い森に向かう。 女道中では危険だからと、ロザリンドは男装して“ギャニミード”と名乗る。 森で暮らすオーランドーはロザリンドのことばかり想っている。 そこに”ギャニミード”が登場して彼の恋の悩み相談に乗る。 ついには「自分をロザリンドだと思って口説いてごらん」と言い、オーランドーは彼が実はロザリンドだと知らずに、思いのたけを告白。二人の恋愛ごっこは次第にエスカレートしていく……。
【公演情報】
『お気に召すまま』
作◇ウィリアム・シェイクスピア
翻訳◇早船歌江子
ドラマターグ◇田丸一宏
演出◇熊林弘高
出演◇満島ひかり 坂口健太郎 満島真之介 温水洋一
萩原利久 碓井将大 テイ龍進 Yuqi 広岡由里子 久保酎吉
山路和弘 小林勝也 中村蒼 中嶋朋子
●7/30~8/18◎東京芸術劇場プレイハウス(豊島区西池袋1-8-1 池袋駅 西口徒歩2分(池袋地下2b出口直結)
〈発売日〉5月25日(土)10:00~
〈お問い合わせ〉 東京芸術劇場ボックスオフィス 0570-010-296 (休館日を除く10:00~19:00)
【ツアー公演】
●8/22~25◎豊橋 穂の国とよはし芸術劇場PLAT主ホール
●8/31~9/1◎新潟 りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 劇場
●9/4~8◎兵庫 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
●9/11◎熊本 熊本県立劇場 演劇ホール
●9/14・15◎北九州 北九州芸術劇場 中劇場
〈公式HP〉https://www.asyoulikeit.jp
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