歌舞伎座「十月大歌舞伎」演目と出演者発表!
歌舞伎座の10月公演の演目と出演者が発表された。
歌舞伎座は1月から三部制での興行となっているが、10月も同じく三部制となる。
引き続き、感染症対策を徹底し、客席は一部の席で並びもあるが、基本的には前後左右を空けて、ちょうど50%の席数での上演となる。
第一部の始まりは、三代猿之助四十八撰の中から『天竺徳兵衛新噺 小平次外伝』。今月に引き続き、「三代猿之助四十八撰」を新たな構成で上演。登場人物の1人、小幡小平次の怪談話を中心にした物語。松也・巳之助・米吉という花形世代の活躍も見られる。
もう1演目の舞踊劇『俄獅子』は、松也の鳶頭に新悟と笑也の芸者が華やかに絡む。
第二部は、まず松本白鸚の『時平の七笑』から始まる。政敵の菅原道真を都から追放する藤原時平に白鸚が初役で挑む。道真は歌六。これまで観たことのない『時平の七笑』になるはずだ。
もう1演目の『太刀盗人』は、すっぱ(掏摸)の九郎兵衛に松緑が扮し、鷹之資扮する田舎者万兵衛からあの手この手で太刀を奪おうとする滑稽味のある舞踊劇。
第三部の1本目は『松竹梅湯島掛額』、八百屋お七の物語を下敷きに、ひょうきん者の紅屋長兵衛こと紅長がお七の恋に手を貸そうと面白おかしく活躍する。紅長には菊五郎、お七に尾上右近、お七が恋焦がれる吉三郎に隼人という配役も見どころ。そして『六歌仙容彩 喜撰』は、六歌仙の1人、喜撰法師には芝翫が、祇園の茶屋のお梶には孝太郎が扮して繰り広げる華やかな舞踊劇。
【公演情報】
歌舞伎座「十月大歌舞伎」
令和3年10月2日(土)初日→27日(水)千穐楽
休演:7日(木)・19日(火)
◎第一部 午前11時開演
四世鶴屋南北 作「彩入御伽草」より
奈河彰輔 脚本
石川耕士 補綴・演出
市川猿翁 演出
三代猿之助四十八撰の内
一、『天竺徳兵衛新噺 (てんじくとくべえいまようばなし)』
小平次外伝
小平次/女房おとわ 猿之助
馬士多九郎 巳之助
妹おまき 米吉
尾形十郎 松也
二、『俄獅子(にわかじし)』
鳶頭 松也
芸者 新悟
芸者 笑也
◎第二部 午後2時15分開演
初代並木五瓶 作
今井豊茂 補綴
天満宮菜種御供
一、『時平の七笑(しへいのななわらい)』
藤原時平 白鸚
菅原道真 歌六
岡村柿紅 作
二、『太刀盗人(たちぬすびと)』
すっぱの九郎兵衛 松緑
田舎者万兵衛 鷹之資
◎第三部 午後5時30分開演
福森久助 作
一、『松竹梅湯島掛額(しょうちくばいゆしまのかけがく)』
吉祥院お土砂の場
四ツ木戸火の見櫓の場
浄瑠璃「伊達娘恋緋鹿子」
紅屋長兵衛 菊五郎
八百屋お七 尾上右近
小姓吉三郎 隼人
母おたけ 魁春
六歌仙容彩
二、『喜撰(きせん)』
喜撰法師 芝翫
祇園のお梶 孝太郎
〈料金〉1等席15,000円 2等席11,000円 3階A席5,000円 3階B席3,000円 1階桟敷席16,000円(全席指定・税込)
未就学児童は、満4歳よりお一人様につき1枚切符が必要です。
9月14日(土)10:00より電話予約・Web受付開始
〈お問い合わせ〉チケットホン松竹(10:00-17:00)0570-000-489
または東京は03-6745-0888、大阪は06-6530-0333
チケットWeb松竹 検 索
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/728
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