柚希礼⾳×ソニン、オリジナルミュージカル『FACTORY GIRLS~私が描く物語~』待望の再演決定︕
柚希礼⾳とソニンの競演で、“⾃由”と“平等”を求めて戦った⼥性たちを正⾯から描き、2019 年読売演劇⼤賞優秀作品賞を受賞するなど、 話題となった⽇⽶クリエイター共作のオリジナルミュージカル『FACTORY GIRLS~私が描く物語~』が、待望の再演を果たす。
本作の主演を務めるのは初演から続投の柚希礼⾳。⽂章の⼒によって世界に⼥性の知性と⼒強さを発信しようと奮闘する主⼈公、サラ・バグリーを演じる。そして⽂芸誌『The Lowell Offering』の編集者でサラと対⽴しながらも深い友情を結ぶ我慢強く聡明な⼥性ハリエット・ファーリーを、こちらも初演に引き続きソニンが演じる。変わらない⼒強さと、さらにパワーアップした⼆⼈の姿に期待が高まる。
加えて、サラを⽀える⼼優しいアビゲイルに実咲凜⾳、ラーコム夫⼈の娘ルーシーに清⽔くるみが続投、そして華やかな⽣き⽅で⼈⽣を謳歌するマーシャに平野綾が決定した。
また、夢は「アメリカ統⼀」で政治家を⽬指して修⾏中のベンジャミン・カーティスに⽔⽥航⽣、ライターでサラと出会い労働争議の⽀援者になる⻘年シェイマスに寺⻄拓⼈。
勝ち気で⼝が少し悪いが憎めない⼥性ヘプサベスに松原凜⼦、孤児院育ちで詩を寄稿しているグレイディーズ・ウィンスロップに⾕⼝ゆうな、虐待を受ける⺟を救い出そうと考え⼯場で働くフローリア・スミスに能條愛未。
⼥性⼯員に過酷な労働を強いる⼯場のオーナーアポット・ローレンスに原⽥優⼀、州議会委員で新しい労働新聞『The Voice of Industry』の発⾏⼈ウィリアム・スクーラーに⼾井勝海、保守的で⼥性たちを労働争議に参加させたくないと考えている寮の管理⼈ラーコム夫⼈に春⾵ひとみ。
再演にあたり新たなキャストも迎え、時代に合わせてブラッシュアップした作品を届ける。
【あらすじ】
19世紀半ばのアメリカ・ローウェル。そこは多くの⼈々の夢と野望が渦巻く街だった。
産業⾰命により⼤規模な紡績⼯場が誕⽣し、ローウェルには多くの先進的な⼥性達が集まり、ファクトリー・ガールズとして働いていた。ガールズたちの寄稿集「ローウェル・オファリング」は⾃由を夢⾒る⼥性たちにとって憧れであった。
サラ・バグリー(柚希礼⾳)もそんな⼀⼈。彼⼥は貧しい家族を助ける為、そして⾃らの⾃由を得る為に故郷を旅⽴ってローウェルにやってくる。
しかし、ローウェルの⼯場で彼⼥が⽬にしたものは、轟⾳をあげる織機、理不尽な抑圧、そして機械のように働くガールズ。衝撃を受けるサラだったが、ラーコム夫⼈(春⾵ひとみ)の管理する寮で、⼼優しいアビゲイル(実咲凜⾳)やラーコム夫⼈の娘ルーシー(清⽔くるみ)を始めとする仲間たちに出会い、⼈⽣を謳歌するマーシャ(平野綾)の華やかな⽣き⽅などにも刺激を受ける。
そして中でも「ローウェル・オファリング」編集者として⼥⼯たちの憧れの存在であったハリエット・ファーリー(ソニン)との出会いによって、彼⼥は⽂章を書くことに新たな⾃分を発⾒し、ハリエットもまたサラの⽂才を認め、⼆⼈はいつしか深い友情で結ばれていく。
しかし、⼯場のオーナーであるアボット(原⽥優⼀)は、競合の出現によって業績の落ちてきた⾃分の⼯場を⽴て直すべく、労働時間の延⻑を図る。それは、ガールズたちにとっては⽣命に関わる労働環境の悪化を意味するものだった。
ファクトリー・ガールズ達が動揺に包まれるなか、新しい労働新聞「ボイス・オブ・インダストリー」のライターのシェイマス(寺⻄拓⼈)との出会いによって、⾃分の⽂章を武器に労働争議へと⾝を投じる事を決意するサラ。
⼀⽅で、「ローウェル・オファリング」の発⾏⼈であるマサチューセッツ州議会議員のスクーラー(⼾井勝海)と甥のベンジャミン(⽔⽥航⽣)は、ハリエットを編集⻑に抜擢し、ローウェルの⼯場の投資家集めのためのシンボルにする。幼い時に両親を亡くしてからの居場所である⼯場と仲間を彼⼥のやり⽅で守ろうと奔⾛するハリエット。
いつしか2⼈の⽣き⽅はすれ違い、ローウェルをゆるがす事態に発展する中で、悲劇が起こる。
様々な思惑が渦巻く中、⾃分の信念に⽣きようとするサラとハリエット、そしてファクトリー・ガールズたちが闘いの末に辿り着く未来とは…
【コメント】
作詞/作曲:クレイトン・アイロンズ&ショーン・マホニー
この夏、『FACTORY GIRLS』が⽇本で再び上演されることを⼤変うれしく思っています。板垣さんや素晴しいカンパニーの皆さんと⼀緒に、このアメリカのミュージカルを⽇本の観客のために新しく作り上げることができたことを⼤変光栄に思います。私たちは、アメリカ初の働く⼥性、ニューイングランドの勇気と才能にあふれた娘たちが、マサチューセッツ州ローウェルの新興繊維⼯場で働くという実話が、地球の裏側で観客とつながっていることに驚きを感じているのです。⼯場の詩⼈ルーシー・ラーコムのように、世界中の⼈々が”過去がどうであれ、最⾼のものは必ずこれから来る”という信念を共有しています。6 ⽉、ローウェルのファクトリーガールズと⼀緒にロックを楽しみましょう。
脚本・演出:板垣恭⼀
『FACTORY GIRLS』が再演されることになりとても嬉しいです。アメリカ⼈ソング・ライターズのクレイトンとショーンが⻑年あたためてきたアイディアをモチーフに、⼀から脚本を作り上げるミッションはスリリングでやりがいのあるものでした。そこに柚希礼⾳さんソニンさんをはじめとする俳優たち、そしてスタッフたち、さらには観客の皆さまの熱い声援が⼒となり、この作品は⼤きく⽻ばたけたのだという実感があります。この再演をブラッシュアップの良き機会ととらえ、さらなる⾶躍を⽬指したいと思います。
【公演情報】
A new musical 『FACTORY GIRLS~私が描く物語~』
作詞・作曲:クレイトン・アイロンズ&ショーン・マホニー
脚本・演出:板垣恭⼀
出演:柚希礼⾳ ソニン/実咲凜⾳ 清⽔くるみ・平野 綾/⽔⽥航⽣ 寺⻄拓⼈
松原凜⼦ ⾕⼝ゆうな 能條愛未/原⽥優⼀・⼾井勝海/春⾵ひとみ 他
●2023年6⽉◎東京公演 東京国際フォーラム ホールC
地⽅公演あり
〈公式サイト〉http://musical-fg.com/
〈公式Twitter〉 @factorygirlsj
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