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新橋演舞場225日ぶりに再開!Travis Japan初主演『虎者 NINJAPAN 2020』上演中!

松倉海斗、吉澤閑也、七五三掛龍也、宮近海斗、中村海人、川島如恵留、松田元太

その高い身体能力で、次代を担うジャニーズJr.と期待される実力派グループTravis Japanが、新橋演舞場で初主演を果たす『虎者 NINJAPAN 2020』が、演劇公演を225日ぶりに再開した新橋演舞場で上演中だ(27日まで)。

宮近海斗、中村海人、七五三掛龍也、川島如恵留、吉澤閑也、松田元太、松倉海斗の七名によるTravis Japanは、ダイナミックなパフォーマンスで魅了するグループ。2019年11月に、グループ初の単独主演全国公演『虎者─NINJAPAN ─』が初演され、東京・サンシャイン劇場を皮切りに、京都・南座、名古屋・御園座、広島・上野学園ホールでの全34回公演が、即日完売の人気を博してきた。

今回の『虎者 NINJAPAN 2020』は、その新橋演舞場バージョンとして更にパワーアップ。2月28日よりコロナ禍による休演を余儀なくされていた歴史ある新橋演舞場が、225日ぶりに演劇公演を再開する、そのトップバッターの大任を務める休憩なしノンストップの、和のエンターテイメントだ。

舞台はある意味、時空を超越した展開を見せていく。Travis Japanの七人をはじめ、ダークサイド側のメンバーたちも、新体操を思わせるような動きとダンスパフォーマンスを、映像効果を駆使した中で繰り広げ、更に刀を使った殺陣も行うといった、和洋折衷の感覚が新橋演舞場の空間に実によく合う。それはこの作品の構成・演出を務める滝沢秀明が長く務め続けた舞台、『滝沢歌舞伎』生誕の地である新橋演舞場に相応しい趣を持っていて、わかりやすいストーリーと共に飽きさせない。

特に、Travis Japanの高い身体能力を生かしたトランポリンを駆使した、盆回しと共に繰りだされる「ウォールトランポリン(トランポリンの跳躍を利用して壁を駆けあがる技)」の場が圧巻で、Travis Japanだからこそ実現した華麗なパフォーマンスが印象に残った。
松田リマ、佐藤新、 影山拓也 、基俊介、鈴木大河、横原悠毅も、力強く彼らに立ちはだかり、長谷川純が場を締める流れもスピーディ。何より、七人全員が溌剌と舞台で躍動する様からエネルギーが迸り、このグループの確かな可能性を感じさせたのが素晴らしく、そこから続く屋良朝幸全曲振付によるSHOW TIMEも華やかで、休憩なしノンストップの舞台があっという間。Travis Japanから発せられる熱量から特段のパワーを受け取れる、娯楽の殿堂・新橋演舞場再開に相応しい舞台となっている。

この公演の構成・演出を務める滝沢秀明からのコメントも届いた。

【滝沢秀明(構成・演出)コメント】

コロナウィルスという未曽有の災禍にあり、本公演を上演するか否か、関係各所と幾度も話し合い、エンターテインメントの灯を絶やすことはしない、という決断をいたしました。
今、私たちがエンターテインメントを上演することで、少しでもその素晴らしさを感じていただけたら嬉しく思います。
ここ新橋演舞場は私にとって思い出深い劇場です。Travis Japanの七人が初主演の新橋演舞場で輝き、大きく飛躍していくことを強く願います。今回は芝居からSHOW TIMEまで休憩無し、ノンストップの構成となりました。Travis Japanの熱いエネルギーをお届けします。
ライブ配信も決定しました。今回、公演に来ることのできなかったファンの皆様にも『虎者』のさらなる進化をご覧いただき、Travis Japanに大きな声援を送っていただければと思います。


また、初日を前にした舞台上でTravis Japanの七人、宮近海斗、中村海人、七五三掛龍也、川島如恵留、吉澤閑也、松田元太、松倉海斗が揃って会見を行い、公演への抱負を語った。

【初日前会見・登壇者挨拶】

宮近 無事にゲネプロを終了しまして、この後初日となりますが、引き続き頑張りたいと思いますのでよろしくお願い致します。

中村 やっぱりこうして舞台が出来ることがすごくありがたいんだなということを、身に沁みて感じています。初日の緊張感がふつふつと沸いてきました。怪我なく頑張りたいと思うので、応援よろしくお願いします。

七五三掛 こういう状況の中で初日を迎えることができ、Travis Japanの晴れ舞台なのでぜひ頑張りたいと思います。応援のほどよろしくお願いします!

川島 たくさん準備して参りました。僕達の中で予防や対策をしっかりとした上で、ネガティブな気持ちを全部捨てて、最高のステージを皆さんにお届けできたらなと思います。初日頑張ります。これからもよろしくお願いします!

吉澤 もう今日で本番が始まるということで、すごく緊張しているのですが、本当に皆で楽しんでファミリー感を忘れず、皆さんもファミリーなので、一緒に楽しんで頑張っていきましょう!ありがとうございます!

松田 新橋演舞場でTravis Japan七人が主演として立たせて頂けることを本当にありがたく、大事な経験だな、頑張っていきたいなと思っております。そして怪我なく七人で突っ走っていくので、応援よろしくお願いします!

松倉 久々にお客様の前に立たせてもらえるので、それを楽しみに、その快感を約一ヶ月間存分に感じたいと思います。よろしくお願いします!

【質疑応答】

──新橋演舞場の公演が225日ぶりに再開する、そのトップバッターをTravis Japanが飾るということですが、意気込みを教えて下さい。

宮近 たくさん準備をしつつ、演舞場さんの休館が明けて、初めて舞台に立つのが僕らで、僕らもここでお客様と会うのは初めてということで。しかも台風も来ているじゃないですか。でもそれも良い風に捉えて、僕らが台風の目になって、ここから色々なところへ羽ばたいていけるような、追い風にしたいと思います。本当に怪我に気を付けて、身を引き締めて突っ走りたいなと。演舞場さんのこのステージ上で羽ばたき続けたいと七人で思っています。

川島 僕たちが200日以上空いたこの演舞場の最初を務めさせて頂くことも本当に幸運なことだと思うし、僕たちがこの七人で演舞場に立つのも初めてのことなので、全てに感謝して「演舞場さんありがとうございます!色々な方々ありがとうございます!」という気持ちで、楽しんで立ちたいなと思います。

──新橋演舞場は『滝沢歌舞伎』が生まれた場所でもありますが、重みやプレッシャーはありますか?

川島 元太と七五三掛と川島の3人は『滝沢歌舞伎』に出演させて頂いた経験があります。

松田 しかも僕がジャニーズに入る前に、初めてジャニーズの舞台を見たのが『滝沢歌舞伎』か『滝沢演舞城』のどちらかで(笑)。滝沢くんが「バーン!(キメポーズをして)」とフライヤーで(登場して)!

川島 フライングね!(笑)

全員(笑)。

松田 そんな滝沢さんが、今僕達の演出をして下さっているので、僕たちも「かっこいい!」と、もう(滝沢と同じようだと)なりきってます!

宮近 元太みたいな気持ちを、僕らの舞台から皆さんに感じてもらえたら、嬉しいし、光栄なことですね。

松倉 僕は『滝沢歌舞伎・演舞場』は客席から見ることが多かったので、初めて演舞場に立たせて頂く、そして久々の舞台に立てることはすごく光栄だなと思っていて、今すごく自分の魂が燃えたぎっています。燃えそうです。熱いな~!と思っています!

──去年『虎者』の東京の会場はサンシャイン劇場でした。今回新橋演舞場でやってみていかがですか?

宮近 本当に松倉と同じで、客席から見ていた景色と言いますか、僕らがよく立っていたステージには花道等は無かったので、そういう舞台に自分達が立つということもそうですけど、演舞場の思い出と言えば、僕が『滝沢歌舞伎』等を観劇に演舞場に来ると、ジャニーさんがうなぎをご馳走してくれるんですよ。だから、うなぎが食べられるところっていう(笑)。頑張っていた滝沢くんやSnow Manの方々には申し訳ないんですけど(笑)、うなぎの思い出がすごくあるので、力を付けたい時に皆でうなぎを食べられたらなぁと思っていますし、うなぎのように皆さんに力を与えられる『虎者 NINJAPAN 2020』の舞台にしたいと思います!

──『虎者2020』ならではの見どころは?

吉澤 休憩なしでバーっと行きますので、自分たちも楽しんで勢い良くやらせて頂けていますし、やっぱり何と言っても新しい刀を使ったアクションです。あとはトランポリンも一面でぐるーっと回ったり、三人のウォールトランポリンも初めてやらせて頂いているので、そこが見どころかなと思います。

川島 今年初めてウォールの上に立つ演出が新しく出来ました。実は、中村海人くんがこのウォールトランポリンが誰よりも上手いんですよ。それで、去年『虎者』でトランポリンをやった時に、一人だけ壁が足りないんじゃないかというぐらい上がれるようになって。「これだったらもしかしたら(壁の)上に乗れるんじゃないの?」という話から、上に登る演出が追加されたりして。皆で頑張って、頑張って(中村に)追いついて、必死にやったので「中村くんがすごいんですよ」というのを伝えたいです。

── 怖さはないですか?

中村 恐怖はめちゃくちゃあります。やっぱり高くなればなるほど、押し過ぎてトランポリンの後ろの方に行って戻ってこられないんじゃないかとか、上で蹴れなかったらそのまま落ちて怪我しないかとか、すごく思うんですけど、多分それを考えていたら僕はビビリなので跳べなくなっちゃうので、もう考えずにやっています。これをやってお客様を魅了しようという気持ちです。

──練習の時にトランポリンで失敗したことはありましたか?

川島 皆あるよね。

吉澤 あります。

宮近 それぞれ一個の技、ただのジャンプでもリスクはあるので、ちょっとトランポリンから外れちゃったりとか、「これ本番だったら危なかったね」というのはたくさんあるんですけど、それを先生の下ちゃんと練習して、本番では自信を持ってやれるように教えて下さったので、僕らなりに安心して自信を持って出来ているのかなと思います。不安はもちろんありますけど、自信の方が勝ってます。

松田 トランポリンも先生の指示に従ってちゃんとやってるし、それこそタップとかも去年よりもっと勢いが増したので、稽古の時から楽しんで、皆で協力してファミリー感も増しています。

川島 去年は0を1にした年だったんですけど、今年その1を10にも100にも大きくしていこうという風に皆で頑張った作品なので、自信を持ってお届けしたいなと思います。

──練習はどのくらいされたんですか?

川島 それは言えないですよね!(笑)

──昨年も筋肉痛になったとのことでしたが。

七五三掛 なりましたね!今回もなりました。毎日筋肉痛になっていました。

川島 実は、トランポリンは去年の『虎者』が終わってからすぐ練習が始まったんです。それがStay home期間中は全部無くなったんですけど、またそれから復活して。皆で稽古できるよってなって再開したって感じなので、時間で言ったら数ヶ月分多く出来たよね?

宮近 そうだね。

──Travis Japanの新たな武器という感じですね。

七五三掛 武器ですね。

川島 “トランポリンジャパン”なので。

松倉 “トラジャ”ね!上手い!(笑)

川島 トランポリンの先生の言葉です(笑)。お借りしました!

──滝沢さんからは何か言葉を頂いたりしましたか?

七五三掛 舞台上では「主演らしく」という立ち方を指導して頂きました。

吉澤 ソロコンとかやった後だから、「自信持っていいよ」という言葉を頂きました。

川島 八月に「Summer Paradise」でそれぞれソロコンサートをさせて頂いたんですけれども、それで皆自信も付きましたし、立ち居振る舞いも変わって、より一層おこがましいんですけれども、「主役」という感覚を持たせてもらえるようになりました。僕からメンバーを見てもすごく輝いているので、お客様から見て頂いた時にも、もっともっと輝きが増して見えていたら良いなと思っています!

──「永遠に輝き続ける」という言葉が舞台中にもありましたが、Travis Japanの今の夢は何ですか?

宮近 夢というか、目標は、この舞台もですけれとも、「Travis Japan」と聞いただけで、ちょっと幸せになるような、ハッピーな気持ちになるようなグループ、写真とかワイドショーで見て頂いただけで嬉しい気持ち、ワクワクするような気持ちを届けられるグループになれたらなと思います。個人でもそうですし、グループでも色々な仕事をもっともっとしていって、そういうグループという認知を広げていけたらいいなと思うので、僕らも皆さんに元気良くプラスの気持ちを届けたいなと思っています。

──今回の公演は、26日に配信もあるとお聞きしました。

宮近 はい、これも舞台入りのギリギリくらいで聞きました。元々は地方も行く予定だったんですけど、今このような状況の中で、演舞場さんでやらせて頂くことになって。でも遠方の方は来られないじゃないですか。そういう方にも届けられる機会を頂けたので、より一層気合が入ったと言いますか、色々な人に見てもらえるんだと、より頑張れる気持ちになりました。なので、ぜひたくさんの方に見て欲しいです!

── 皆さんコロナ禍の中で色々考えたこともあったかと思いますが、それを乗り越えた今、改めてこの舞台に立てるお気持ちはいかがですか?

松倉 お客さんを目の前にして舞台に立たせてもらえるのが久々ということで、緊張感もあります。いつもある当たり前だと思っていたことが、改めて大切なことなんだなというのを身に沁みますし、そういう皆さんへの思いや感謝も、僕らのパフォーマンスで伝えていきたいなと思います。

──感染対策はどのようにされていますか?

宮近 稽古中もずっとマスクをしていたので、いつもの倍以上の汗をかいて、マスクが汗でくっついて息ができなくなるくらいだったので、肺活量が上がったと思います。

七五三掛 確かに。

川島 稽古中ずっとマスクだったので、この劇場に来て、衣装を着てという時に(初共演のキャストの)素の顔を初めて見ました!パンフレットを読んで、こういう顔だったんだと気付くくらい(笑)もうかっちりと対策をさせて頂きました。

──では楽しみにされている方々にメッセージをお願いします。

宮近 『虎者 NINJAPAN 2020』今年も無事幕を開けることができます。僕らも嬉しい限りですが、皆さんも喜んで下さっているだろうなと思っています。僕らは『虎者』にもあるように「羽ばたけるように」との気持ちですが、僕らのエンターテインメントとかTravis Japanのやっている活動は、皆さんがいなければ始まらないことだとも思っているので、もっともっと(互いに)近付けるように皆さんに元気でいてほしいです。僕らがまずはきっかけとして、プラスな気持ち、ハッピーを届けたいと思うので、皆さんも気を付けながら、共にもっともっと大きくなっていけたらなぁと思います。是非僕らの『虎者 NINJAPAN 2020』を受け取ってください。よろしくお願いします!

全員 よろしくお願いします!

【公演情報】
『虎者 NINJAPAN 2020』
Eternal Producer◇ジャニー喜多川
構成・演出◇滝沢秀明
出演◇Travis Japan 宮近海斗 中村海人 七五三掛龍也 川島如恵留 吉澤閑也 松田元太 松倉海斗
佐藤新 影山拓也 基俊介 鈴木大河 横原悠毅
松田リマ
長谷川純
●10/10~27◎新橋演舞場
〈料金〉S席9.500円 A席7.500円 ※全日程完売
※10/26「Johnny’s net オンライン」での配信あり (事前申込・抽選制)詳細は「Johnny’s net オンライン」参照
〈公式サイト〉https://www.ninja-pan.jp/

 

【取材・文・撮影/橘涼香】

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