新国立劇場演劇公演『反応工程』、オペラ公演『ドン・パスクワーレ』無料映像配信決定!
新国立劇場の「新国デジタルシアター」は、より多くの幅広い世代の観客に、時や場所を選ばずに新国立劇場の舞台芸術を鑑賞できるように、2021年11月に開設した映像配信プラットフォーム。
現在配信中の演劇『あーぶくたった、にいたった』に続く、この夏の配信ラインアップに、2021年7月にフルオーディション企画第2弾として新国立劇場にて上演された演劇『反応工程』、そしてドニゼッティ作曲による愛らしいラブ・コメディ『ドン・パスクワーレ』が登場する。
『反応工程』は7月1日(金)より、『ドン・パスクワーレ』は7月8日(金)より2か月間無料配信する。
《作品紹介》
◎新国立劇場2020/2021シーズン演劇『反応工程』
劇作家・宮本研が自身の経験をもとに、終戦前夜の軍需工場で生きる人々を通じて国家と個のせめぎあいを鮮やかに描いた作品。
小川絵梨子が芸術監督就任の際に掲げた支柱の一つ、「演劇システムの実験と開拓」として、全キャストをオーディションで選考し、作り手が新しい俳優と、俳優が新しい演出家と、劇場が新しい作り手たちと出会い、作品を立ち上げていくフルオーディション企画の第2弾として上演された。
演出には、俳優としても演出家としても新国立劇場で多くの作品に携わってきた千葉哲也を迎え、2018年10月末より12月中旬まで6週間に及ぶオーディションを開催、多数の応募者の中から、14人の俳優が出演する作品となった。
今回の配信では、演出を手がけた千葉の撮り下ろしインタビュー映像もあわせて届ける。
◎新国立劇場2019/2020シーズンオペラ『ドン・パスクワーレ』
ベルカント・オペラの巨匠として名高いドニゼッティの傑作オペラ。華やかな声の饗宴にのせて、大金持ちの老人ドン・パスクワーレが甥エルネストの恋人ノリーナと医師のマラテスタに一泡ふかされるドタバタ劇が繰り広げられる。
ヴィツィオーリによる演出は、舞台ファンの心をくすぐるイリュージョンのような舞台転換、精緻な舞台美術、絵画のような衣裳、そして4人の主要な登場人物を実に魅力的に描き出したもの。スカンディウッツィ、ピッツーティ、ミロノフ、トロシャンら珠玉のキャストが織りなす芸達者な演技と歌唱は客席を大いに沸かせた。
【配信情報】
演劇『反応工程』(2021年7月19日上演)
2022年7月1日(金)12時~9月1日(木)12時
※演出・千葉哲也のインタビュー映像付き
オペラ『ドン・パスクワーレ』(2019年11月9日上演)
2022年7月8日(金)12時~9月8日(木)12時
配信メディア:新国立劇場ウェブサイト内「新国デジタルシアター」
https://www.nntt.jac.go.jp/stream/
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