新国立劇場オペラ公演『チェネレントラ』無料映像配信決定!

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新国立劇場の映像配信プラットフォーム「新国デジタルシアター」では、現在配信中のオペラ『魔笛』『オルフェオとエウリディーチェ』に続く年末年始の配信ラインアップに、「シンデレラ」を原作にしたロッシーニのオペラ・ブッファ『チェネレントラ』が登場する。2022年12月2日(金)より2か月間、無料で視聴できる。
『チェネレントラ(イタリア語のシンデレラ)』は、シンデレラの物語をもとにしたオペラ。軽妙洒脱な音楽と変装に次ぐ変装で笑いいっぱいに進む、ロッシーニによるオペラ・ブッファの最高傑作。愉快な重唱、華麗な装飾満載のアリア、アジリタで盛り上がるクライマックスなど、随所に聴きどころが散りばめられていて、なかでもフィナーレのチェネレントラのアリア「苦しみと涙のうちに生まれ」は、メゾソプラノの絢爛たる名アリアとして独立して演奏されることも多い決定的名曲となっている。
本作品は2021/2022シーズンの開幕公演として新制作上演された。演出にイタリア・オペラの読み込みにかけては随一の粟國淳があたり、イタリア映画が燦然と輝いていた1950~60年代のローマのチネチッタをイメージした映画撮影所を舞台に据えてシンデレラの物語を描き、大きな話題を呼んだ。
タイトルロールのアンジェリーナ役にはイタリアを拠点に年々成熟を見せる脇園彩、王子ラミーロ役には破格のロッシーニ歌いルネ・バルベラ、そして男爵ドン・マニフィコには名ブッフォのアレッサンドロ・コルベッリが出演。
年末年始にもぴったりな華やかで祝祭感あふれる舞台を、ぜひご自宅でも楽しみたい。

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《あらすじ》
ドン・マニフィコの屋敷。マニフィコの今は亡き後妻の連れ子アンジェリーナは、チェネレントラ(灰か ぶり)と呼ばれて使用人のように扱われ、意地悪でわがままな2人の継姉の世話をする日々を送っている。ある日、王子ラミーロの家庭教師アリドーロが、王子の花嫁探しで物乞いの男に変装してマニフィコの屋敷に現れると、心優しいアンジェリーナは水と食べ物を与える。従者に扮した王子が屋敷に入り込み、アンジェリーナと一目で恋に落ちる。王子に化けた従者ダンディーニが娘たちを舞踏会に招待するが、マニフィコはチェネレントラの同行を拒む。王子はアリドーロがこっそり舞踏会に連れてきた美しく心優しいアンジェリーナに求婚。アンジェリーナは王子に腕輪を残して立ち去るが、2 人は再会し、めで たくハッピーエンドとなる。
【配信情報】
配信内容:2021/2022 シーズンオペラ『チェネレントラ』
配信期間:2022年12月2日(金)12時~2023年2月2日(木)12時
配信メディア:新国立劇場ウェブサイト内 新国デジタルシアター
https://www.nntt.jac.go.jp/stream/
収録日:2021 年10 月3 日(日)
作曲:ジョアキーノ・ロッシーニ
指揮:城谷正博
演出:粟國淳
美術・衣裳:アレッサンドロ・チャンマルーギ
照明:大島祐夫
振付:上田遙
出演
ドン・ラミーロ:ルネ・バルベラ
ダンディーニ:上江隼人
ドン・マニフィコ:アレッサンドロ・コルベッリ
アンジェリーナ:脇園 彩
アリドーロ:ガブリエーレ・サゴーナ
クロリンダ:高橋薫子
ティーズベ:齊藤純子
合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
《新国デジタルシアター ~現在配信中の作品~》
オペラ『魔笛』(2018 年 10 月 3 日上演)
2018/2019 シーズン ドイツ語上演/日本語及び英語字幕付
配信期間:配信中~2022 年 11 月 16 日(水)12:00
オペラ『オルフェオとエウリディーチェ』(2022 年 5 月 21 日上演)
2021/2022 シーズン イタリア語上演/日本語及び英語字幕付
配信期間:配信中~2023 年 4 月 7 日(金)19:00
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