山田洋次監督と松竹新喜劇のコラボ! 大阪松竹座11月「松竹新喜劇 錦秋特別公演」製作発表

上段/桑野藍香 里美羽衣子 曽我廼家寛太郎 曽我廼家八十吉 川奈美弥生 泉しずか 下段/井上惠美子 わかぎゑふ 山田洋次 渋谷天外 藤山扇治郎
大阪松竹座の11月は「松竹新喜劇 錦秋特別公演」として、『大阪の 家族はつらいよ』と『舞妓はんと若旦那』の二本立て上演となる。『大阪の 家族はつらいよ』は、山田洋次監督の映画『家族はつらいよ』の大阪版。熟年離婚をテーマに谷町六丁目に3世帯で暮らす家族の姿をコミカルに描く。
その公演に先駆け、製作発表が行われ、原作・脚本・演出の山田洋次監督、脚本・演出助手のわかぎゑふ、そして松竹新喜劇の劇団代表・渋谷天外、映画シリーズに新米巡査役で出演した藤山扇治郎、さらに井上惠美子、曽我廼家八十吉、曽我廼家寛太郎、川奈美弥生、里美羽衣子、泉しずか、桑野藍香が登壇。それぞれ意気込みや思いを語った。
山田洋次
かつて渥美清さんが松竹新喜劇の藤山寛美さんのファンで、寛美さんの真似をして僕に教えてくれていたことが懐かしいです。その頃からいつか松竹新喜劇のみなさんとご一緒できたらと思っていましたので、今回は夢のようなお話をいただいたと思います。藤山扇治郎さんとは映画でご一緒したことがありますが、他の皆様は初めてですので、わくわくしています。とにかくにっこりしていただけるような作品に違いない!と思っております。
わかぎゑふ
山田監督とはこれまで4か月ほどかけて(今回に向けて)仕事をしてきました。やっと大きな声で山田監督と仕事してんねん!と言えるのがうれしいですね。(離婚を切り出されて)笑いがなくなったときの関西人がどうなるかを見ていただきたいですね。
渋谷天外
寅さんのあの山田洋次監督が松竹新喜劇とご一緒できる! 胸はドキドキ、夢心地のようです。ただ、シビアで台詞を一言一句間違ってはいけないとも聞いたので、劇団員一同びくびくしていましたが、お稽古の中で作っていくとおききしたので、一生懸命頑張っていきたいと思います。
藤山扇治郎
映画の時はもちろんですが、今回また劇団の演出をしてくださるとのことで、本当に緊張しております。映画の時には丁寧にわかりやすく演出をしていただいた記憶がございます。今回も監督の胸を借りて一生懸命お稽古して、そして一番はお客様に喜んでいただける作品になればいいなと思っています。
井上惠美子
今回私が勤める富子の役は実年齢ともほぼ一緒。従順な奥さんがある日突然離婚を切り出す、というとても魅力的なお役だと思います。亡くなった母が同じ“とみこ”でしたので、きっと喜んでいると思います。
曽我廼家八十吉
今回の作品をするにあたり参考資料をいくつかいただいてみましたが、離婚が発端とのことで、女房に聞かれてはいけないなと思いながら見ていました。寅さんの映画はリアルタイムで見ていましたので、監督とご一緒するのは、半分怖い気持ちですが、とにかく楽しみにしています。
曽我廼家寛太郎
『キネマの天地』の時、藤山先生に撮影現場に連れて行ってもらい、監督にご挨拶をさせていただきました。今回、監督とお仕事をする御縁をいただき、藤山先生もどこかで見てくださっているのではないかと思います。
川奈美弥生
山田監督とご一緒できるということで本当にありがたく思っております。松竹新喜劇らしく、明るく演じられればと思います。
里美羽衣子
映画、劇団新派と、様々な方が私が今回演じる加代役をされていますが、山田監督のもと、私らしい加代を作れるように、頑張っていきたいです。
泉しずか
今回、出演させていただけることが決まり、本当に夢のようです。私の演じる長女の役は後先考えず、ずけずけとものをいう役です。私自身と通ずるところもあるのではないかなと。のびのびと一生懸命頑張ります。
桑野藍香
あの寅さんをつくられた山田監督とご一緒できて、本当にうれしいです。私の演じる憲子役は芯の強い女性だと思いますので、一生懸命お稽古に励みたいと思います。
【公演情報】
松竹新喜劇 錦秋特別公演
『大阪の 家族はつらいよ』
原作・脚本・演出◇山田 洋次
脚本・演出助手◇わかぎゑふ
『舞妓 はんと若旦那』
作◇舘 直志
演出◇齋藤雅文
●11/13〜24◎大阪松竹座
〈料金〉一等席 11,000 円 二等席 6,000 円 三等席 4,000 円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈チケットホン松竹 〉0570-000-489 または06-6530-0333 (10:00~18:00)
〈チケットWeb 松竹〉https://www1.ticket-web-shochiku.com/t/
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