屋良朝幸主演で贈る最高のミュージカルコメディ!『Gang Showman』9月・10月にシアタークリエで上演!
日比谷のシアタークリエで屋良朝幸主演で玉野和紀が脚本・作詞・演出・振付・出演を手がける『Gang Showman(ギャング・ショーマン)』を、9月18日~10月3日に上演することが決まった。
玉野和紀は、これまでに『CLUB SEVEN』シリーズ『道化の瞳』など数々のオリジナルミュージカルを手がけ、日本を代表するタップダンサーでもある。主演をつとめる屋良朝幸は、ミュージカル『SONG WRITERS』『ドッグファイト』『ロカビリー☆ジャック』などの数々の舞台で主演をつとめ、振付などでもその才能を発揮している。この2人は『道化の瞳』『CROSS HEART』でタッグを組んでいる。
屋良は今回、”キレイ好きな”ギャングのジェイムズ役。ダンス経験のないジェイムズは、借金を取り立てるために訪れたクラブのメンバーとショーを作ることになり、その過程でダンスの才能を開花させていくという役どころ。
そしてクラブの元オーナーのロバート役と、そのゴーストが生まれ変わった現世でのリチャード役にはタレント・司会者として活躍する中山秀征。中山は11年ぶりのミュージカル出演。そのほかに平野綾、妃海風、花乃まりあ、中村浩大(Jr.SP / ジャニーズJr.)、鯨井未呼斗、松平和希、そして入野自由らの実力派キャストが名を連ねている。
【STORY】
1940年代のアメリカ・ニューヨーク。ゴーストライトの灯る中、Club Smileのオーナーで1ヶ月前に亡くなりゴーストとなったロバート(中山秀征)が、現れる。ロバートは姿を変えてリチャードとして生まれ変わり、この店ゴーストであるフランク(玉野和紀)の力を借りて、Club Smileを継ぐことになったメアリー(平野綾)の手助けをしたいと語り出す。メアリーはその頃、父ロバートの残した借金を返すために店を繁盛させるべく最高のショーを創ろうと頭を悩ませていた。
メアリーがショーを創るためにリハーサルをしていると、借金の取り立てにギャングのジェイムズ(屋良朝幸)が手下のウィリアム(中村浩大)とマイケル(鯨井未呼斗)を従えてやってきた。ジェイムズはすぐに借金を返せないのであれば、返済を待つ条件として、ダンスの経験のない自分をショーの主役にするように要求する。それを仕方なく了承するメアリー。そこに生前父にお世話になったというゴーストのリチャードとフランクが現れ、父への恩返しにショーの手伝いをしすると伝える。
さらにParadiseという別の店の人気ストリップガールのリンダ(妃海風)、Club Smileのショーガールのパトリシア(花乃まりあ)、ダンサーのディビッド(松平和希)、そしてメアリーに恋い焦がれるロバート(入野自由)も加わり、皆で最高のショーを創ろうとリハーサルを始めるが、ジェイムズは潔癖症だとか高所恐怖症だとか、色々な言い訳ばかりして勝手なことをし始める。実はジェイムズはClub Smileを手に入れるために送り込まれたのだ──。
新たな嘘に嫉妬、そして予想外の恋が始まり、リハーサルはさらに大混乱! 果たして最高のショーを完成させ、Club Smileに再び光を灯すことはできるのか──。
【コメント】
玉野和紀(脚本・作詞・演出・振付・出演)
コロナ禍でありながらも舞台芸術を前に進めなくてはとの思いで今回の作品の構想を考えました。内容を一言で言えば、潔癖症のギャングがショーに出演するというお話です。コロナ禍で作品創りにも制約が出るかも知れない状況ですが、それを恐れず逆手に取った、笑いと温もりのあるコメディー作品にしようと考えました。それによって、人とのふれあいは心が温かくなって素敵なことだという事を改めて感じてもらえればと思っています。
屋良くんとは三度の共演をしていますし、オリジナル作品への価値観が合うので楽しみです。今回はコメディー作品になりますが、僕の演出の方向性をパフォーマンスで的確なものにしてくれると期待しています。TAPダンスも驚異的に上手くなっているので一緒に踊れることも楽しみの一つです。
今のこの状況での舞台出演は本当に有り難く感謝の気持ちでいっぱいです。ライブの良さを改めて感じて頂くためにも、エンターテイメントが心の免疫力になることを信じて、今出来る事を全力で挑戦します。皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。
屋良朝幸
オリジナルにこだわり続けてきた玉野さんの新しい作品に、また、出させていただけることを嬉しく思います。今回の作品では、ダンスの経験のない役をどう、面白おかしく演出してくださるのか期待しかないです。すでにタップダンスの稽古が始まっていますが、僕が今まで踊ってきたダンスとは全く違うアプローチのやり方なので、正直、楽しむよりもまだ苦悩の日々です。まだ、ステージではどれだけタップを披露するかわかりませんが、恥をかかない程度に頑張ります(笑)。
共演の中山さんとはテレビ番組でご一緒させて頂いて以来18年ぶりになりますが、ミュージカルという世界の中で中山さんとどんな化学反応を起こすことができるか楽しみです。
演劇界もようやく動き出して、まだいろいろと制限のある中での公演ですが、皆様が心から笑顔になれる作品を作れたらと思います。
中山秀征
コロナ禍の状況でエンターテイメントの世界もなかなか前に進む事が出来ず、キャストもスタッフも不安な日々を送っていました。しかしながら玉野さんをはじめ、みんなの力が一つとなり、今、新たな作品が安全安心な舞台作りを心がけながら生まれようとしています。今だからこそ出来ることが必ずあると信じて前に進んでいきたいと思います。すでに玉野さんの指導のもとタップの練習も始まっておりますが、悪戦苦闘しています。
屋良くんとは18年ぶりの共演がとても楽しみです。今やミュージカル界に欠かせない存在になった屋良くん。あの頃、直向きに努力していた日の事を思い出します。この作品で皆さんとご一緒出来ることがとても楽しみです。
【公演情報】
ミュージカルコメディ『Gang Showman』
脚本・作詞・演出・振付:玉野和紀
出演:屋良朝幸、玉野和紀、平野綾、妃海風、花乃まりあ、中村浩大(Jr.SP / ジャニーズJr.)、鯨井未呼斗、松平和希 /入野自由 / 中山秀征
●9/18~10/3◎シアタークリエ
〈料金〉11,000円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈前売り開始〉8月22日(土)
〈お問い合わせ〉東宝テレザーブ 03-3201-7777(9:30~17:30)
〈東宝演劇サイト〉https://www.toho.co.jp/stage/index.html