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寺山修司没後40年寺山修司映画祭2023「映画監督◉寺山修司」開催!

寺山修司

寺山修司没後40年記念として、「映画監督◉寺山修司」が開催されることが決まった。映像の魔術師・寺山修司のシュールでアヴァンギャルドな映像作品一挙上映される。

寺山の魅力のひとつに、一瞬のうちに虜にされてしまう幻想的でカルトな映像作品が多数ある。
1960年に作られた「猫学Catllogy」以来、寺山修司の実験映画は、そのどれもが「映画は世界を網膜の中に灼きつけるのではなく、網膜から『世界をひきずり出す』のである」と宣言する、独特の危険な仕掛けに満ちている。

また、長編映画『書を捨てよ町へ出よう』のラストで、何も映っていない白味のフィルムを映写し、「われわれの作る部分は終わったのだから、このあとは観客である諸君に作ってもらいたい」と投げかけた問いに対して、現在の観客に答えは出せるのだろうか?『ローラ』では客席から立ち上がった男が実際にスクリーンに飛び込み、『審判』では、観客の打ち込む釘で埋め尽くされるスクリーン。寺山はたえずスクリーンの意味を問い、映像は観客を挑発しつづける。

寺山修司の映像作品はカンヌ映画祭、ベルリン映画祭、エジンバラ映画祭をはじめ海外の主な映画祭に招待され数々の賞を受賞している。幻想とエロチシズムに満ちた映像作品、イメージの錬金術、虚構と現実の地平線に築き上げられた寺山修司の絢爛たる王国・・・。

「書を捨てよ町へ出よう」

「田園に死す」

「さらば箱舟」

「草迷宮」

【上映情報】
寺山修司映画祭2023「映画監督⦿寺山修司」—映像の魔術師・寺山修司のシュールでアヴァンギャルドな映像作品を一挙上映 —
●5/18~21◎ユーロライブ
《上映作品》
◎長編作品
『書を捨てよ町へ出よう』138分 『田園に死す』102分『さらば箱舟』127分「上海異人娼館」90分
◎中編作品
『草迷宮』40分
◎実験映画
『迷宮譚』17分『消しゴム』20分『一寸法師を記述する試み』19分『青少年のための映画入門』3分
『疱瘡譚』31分 『マルドロールの歌』27分『ローラ』9分『審判』34分『檻囚』11分『トマトケチャップ皇帝』27分
『ジャンケン戦争』12分『蝶服記』12分 『書見機』22分 『二頭女−影の映画』15分
※寺山修司と天井棧敷の関連グッズも併せて販売
〈公式サイト〉 https://www.terayamaworld.com/40th/film/

 

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