声優・松野太紀がプロデュース「朗読劇タチヨミ」10周年記念公演開幕！

声優・松野太紀がプロデュースをする「朗読劇タチヨミ」は、このほど10周年を迎え、記念公演「朗読劇タチヨミ-第⼗巻-」grateful～感謝、観劇、雨のち…sunshine～が、2⽉8⽇にサンシャイン劇場にて開幕した。

初日前には、舞台挨拶と公開ゲネプロが行われ、麻生かほ里、河合雪之丞、神田朱未、北山雅康、草尾毅、新垣樽助、高乃麗、松野太紀、皆口裕子、吉野裕行が初日に向けての思いを語った。

本作は、声優・松野太紀がキャスティングから演出に至るまで全てをプロデュースする「朗読劇タチヨミ」の10周年記念公演。観客に声で伝えることだけに集中し、黒で統一された舞台上には数本のマイクスタンドのみ。キャストの衣装もすべて黒で徹底し、観客は声優たちの語りによって物語の世界に没入していく、視覚に頼らないシンプルを突き詰めた朗読劇だ。

舞台の内容は、経験豊富な作家人が描く渾身の物語8作品のオムニバス形式。ジャンルは多岐にわたり、演目は同じでも毎日どの声優がどの役を演じるのか分からないところも本作の魅力の一つだ。

今回の公演では、2つのプログラムを日替わりで上演し、大千穐楽にはスペシャルプログラムを用意している。松野は「キャストも毎公演、入れ替わります。同じ組み合わせで同じ演目を見られるというのは2度とありません。とても刹那的です。そんなところも楽しんでいただければと思います」と改めて作品をアピールした。

この日のゲネプロでは、クスッと笑える「裁判」、切なさが残る親子の物語「伝言」、どんでん返しに衝撃が走る「AI失格」、戦争の悲惨さに胸が締め付けられる「明日を待つ子どもたち」などバラエティに富んだ作品が並んだ。それぞれ短いストーリーということもあり、細かな説明が語られるわけではないが、声のプロたちが言葉をひとつ話すと、目の前に情景が広がる。まさに「声優の力量」を実感できる公演だ。

さらに、緒⽅恵美と河合雪之丞、⾼乃麗が出演した「⾬のシャボン⽟」では、緒⽅が「シャボン⽟」を⼝ずさみながら登場すると、会場の空気が⼀気に変わる。狂気をはらんだ空間に⼼を鷲掴みにする。演者が織り成す朗読劇ならではの男女逆転劇は圧巻だ。なお、今回も「朗読劇タチヨミ」恒例のシークレットゲストも登場。この日は、北山が「AI失格」に出演した。

【公演情報】
タイキマニアプロデュースVol. 18
「朗読劇タチヨミ-第⼗巻-」grateful～感謝、観劇、⾬のち…sunshine～
演出：松野太紀
脚本：（50⾳順）⾦沢知樹　桐⽊啓⼦　倉沢学　萩森淳　深緑きいろ　三ツ⽮雄⼆　⼭崎洋平　⼭下平祐
出演：（50⾳順）⿇⽣かほ⾥　伊藤かな恵　緒⽅恵美　笠原弘⼦　河合雪之丞　川島得愛　神⽥朱未　岸尾だいすけ　草尾毅　新垣樽助　⾼乃麗　TARAKO 　冨永みーな　中井和哉　名塚佳織　野島健児　松野太紀　三⽊眞⼀郎　三ツ⽮雄⼆　皆⼝裕⼦　吉野裕⾏
演奏：⽯川祐介(ピアノ)、鎌⽥邦裕(フルート)
●2/8～12◎サンシャイン劇場
〈料金〉S席8,500円　タチヨミシート5,000円（全席指定・税込・未就学児童入場不可）
※タチヨミシートは、2階後⽅席になります。
〈お問い合わせ〉キョードー東京 0570-550-799（オペレーター平⽇11:00～18:00／⼟⽇祝10:00～18:00）
〈公式サイト〉https://tachiyomi-official.com/
〈公式Twitter〉@Tachiyomi_TM