南座「初笑い! 松竹新喜劇 新春お年玉公演」初日開幕!
京都の南座では1月1日、「初笑い! 松竹新喜劇 新春お年玉公演」の初日の幕が開いた。(1月7日まで)
渋谷天外、藤山扇治郎らの松竹新喜劇劇団員に加えて、久本雅美がゲスト出演。Aプロ『二階の奥さん』と、Bプロ『鴨八ネギ次郎』をそれぞれ異なる出演者によって演じる。
また、新型コロナウイルス感染予防対策として、客席は原則前後左右を空けた配置にし、観客も手指消毒やマスク着用などに協力、観客や関係者一同の健康と安全に配慮した上で、公演を実施している。
【舞台のみどころと初日挨拶】
Aプロ『二階の奥さん』
小山吾平(渋谷天外)は、息子の嫁よりも若い奥さんをもらい、息子夫婦に嘘をつき、若妻を二借りしてる板野(曽我廼家寛太郎)の奥さんということにします。嘘でも若妻をもらった板野は浮かれて調子に乗り、吾平の妻と仲睦まじい様子を見せますが、吾平は板野への嫉妬から、どこまで嘘隠し通せるかが眼目のドタバタラブコメディ!つい真実を語りそうになり……。
恋する男性の、健気で愛らしく微笑ましい様子を天外がコミカルに演じ、客席の笑いを大いに誘う。
Bプロ『鴨八ネギ次郎』
ネギ次郎(藤山扇治郎)と鴨八は名漫才コンビながら舞台を降りれば犬猿の仲。しかし、そんな二人が結婚するという噂が飛び出し、さぁ大変!ネギ次郎の母・お力(久本雅美)は鴨八の父・芳兵衛(曽我廼家文童)と共にふたりの新居を探しはじめますが、実はその新居は親同士の愛の巣で……。
しころ太鼓の演奏や、音楽に合わせて軽やかに踊るお正月らしい場面もあり、にぎやかな舞台に拍手も巻き起こる。久本&文童のラブラブで息の合った掛け合いに、客席は爆笑の渦!
また、ネギ次郎と鴨八がだんだんと心を寄せ合っていく様子に観客も笑みを浮かべ、劇場内はほっこりとあたたかい雰囲気に包まれた。
Aプロの終了後には、渋谷天外、藤山扇治郎、久本雅美による「新春ご挨拶」が披露された。(※「新春ご挨拶」はBプロお芝居終了後も行われる。)
【コメント】
渋谷天外
あたたかいお客様に迎えられながら元日から公演ができ、本当にうれしい限りでございます。
2月以来の舞台でドキドキしながらも、お客様のオーラをいただきながら、我々がお芝居させていただけることが幸せです。
藤山扇治郎
初日からたくさんのお客様にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。Aプロ、Bプロ一丸となって、お芝居を勤めさせていただきます。
久本雅美
伝統ある南座で、そしてわたしの大好きな松竹新喜劇の皆様と一緒に、元日から舞台を踏ませていただける喜びを感じております。笑って元気になっていただけますと幸いです。みなさま今後とも、よろちくび~!
【公演情報】
『初笑い!松竹新喜劇 新春お年玉公演』
Aプロ『二階の奥さん』・「新春ご挨拶」
1~3 日 13 時開演
4~7 日 11 時開演
Bプロ『鴨八ネギ次郎』・「新春ご挨拶」
1~3 日 16 時開演
4~7 日 15 時開演
※Aプロ、Bプロで出演者は異なります。
●2021/1/1~1/7◎南座
〈料金〉1等席6,000円 2等席3,000円 3等席2,000円(全席指定・税込)
チケットホン松竹(TEL:0570-000-489)またはチケット web 松竹
https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/202101_shinkigeki/