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南座「初笑い!松竹新喜劇  新春お年玉公演」松竹新喜劇の劇団員が曽我廼家五郎の墓前報告 

常喜院にて_前列左から曽我廼家いろは、曽我廼家桃太郎、渋谷天笑、後列左から曽我廼家一蝶、藤山扇治郎、渋谷天外

松竹新喜劇劇団員が、2022年月日~10日に南座で上演する「初笑い!松竹新喜劇 新春お年玉公演」 について、高野山に眠る曽我廼家五郎に墓前報告を行った。

本年1月に曽我廼家の名跡を継承した曽我廼家一蝶、曽我廼家いろは、曽我廼家桃太郎が、高野山奥の院に眠る喜劇の祖・曽我廼家五郎、そして渋谷天外や藤山扇治郎、渋谷天笑も一緒に手を合わせ、上方喜劇の先人たちに曽我廼家継承の報告と南座公演の成功を祈願した。

一行は、高野山・常喜院にある松竹新喜劇・新派物故者慰霊の五輪塔にもそれぞれ参拝をし、公演への思いを新たにした。

曽我廼家五郎墓前にて_左から曽我廼家一蝶、曽我廼家桃太郎、曽我廼家いろは

【コメント】
墓参した劇団代表・渋谷天外ら同行はできなかった曽我廼家五郎の孫、和田信一さんのコメントが届いた。

渋谷天外(劇団代表)
次世代の面々が上方喜劇の灯をともし続けて行こう頑張ってくれているのは、大変嬉しい限りです。
今回の公演は、若手を私たちベテランが支えて行こうと思っております。

和田信一さん(曽我廼家五郎の孫)
祖父の大きな名前を、若い人たちが継いでくれることで、さぞかし、祖父も喜んでいると思う。南座公演が楽しみです。

公演は『お種と仙太郎』と『お祭り提灯』のまげもの喜劇二本立て。劇団の未来を担う若手たちが、先輩たちが勤めてきた松竹新喜劇が誇る名作二本の大役に挑戦する。

【公演情報】
「初笑い! 松竹新喜劇 新春お年玉公演」
2022年1月2日〜10日◎南座

茂林寺文福・作
平戸敬二・脚色
わかぎゑふ・演出
一、『お種と仙太郎』

【あらすじ】
大阪は住吉神社の境内で茶店を営むお岩は、女手一つで息子の仙太郎を育て上げました。仙太郎は優しく器量良しのお種を嫁にもらい、周囲もうらやむおしどり夫婦です。しかし、お岩は息子夫婦の仲の良さに嫉妬してお種に辛くあたる日々。それを見たお岩の娘お久の嫁ぎ先、丹波屋清兵衛は、お岩を懲らしめようと、一計を講じ……。

【主な配役】
茶屋の女主人お岩 久本雅美
お岩の倅 仙太郎 藤山扇治郎
仙太郎の女房お種 曽我廼家いろは
丹波屋の息子 新二郎 渋谷天笑
仙太郎の妹お久 千草明日翔
丹波屋清兵衛 曽我廼家文童

舘直志・作
星四郎・脚色
米田亘・演出
二、『お祭り提灯』

【あらすじ】
提灯屋で正直者の徳兵衛は、ある日町内の世話役の佐助と勘太が集めた寄付金の入った財布を拾います。徳兵衛は提灯の中に財布を隠しますが、それを見ていた高利貸しで強欲な幸兵衛が、財布を横取りしようと画策。財布を見つけた女房のおすみは徳兵衛のへそくりと勘違いし、さらに別の場所へ財布を隠してしまい…。さあ、財布の行方を追って、皆で行ったり来たりの追っかけ合い。果たして財布の行方は!?

【主な配役】
金貸し山路屋幸兵衛 渋谷天外
提灯屋徳兵衛 曽我廼家一蝶
徳兵衛の女房おすみ 里美羽衣子
徳兵衛の妹お近 曽我廼家いろは
提灯屋の丁稚三太郎 曽我廼家桃太郎
上総屋万吉 渋谷天笑
近所の丁稚扇太郎 藤山扇治郎
町内の世話役 勘太 曽我廼家寛太郎
同 佐助 曽我廼家八十吉

〈公演サイト〉https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/minamiza_2201/

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