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加藤健一が葛飾北斎を演じる『夏の盛りの蟬のように』12月に上演!

もしも北斎と国芳と崋山が画論を戦わせていたら…?!
浮世絵馬鹿の江戸っ子たちの猪突猛進ストーリー!

和物の作品を取り上げることが珍しい加藤健一事務所が、『滝沢家の内乱』(2015 年)以来、なんと7 年ぶりに吉永仁郎作『夏の盛りの蟬のように』を取り上げ、本年12月7日~18日、下北沢・本多劇場にて上演する。(京都公演もあり)

本作は『滝沢家の内乱』と同じ吉永仁郎による戯曲で、『蟬』として劇団潮流で上演後、改定。1990 年に蟬の会で『夏の盛りの蟬のように』として初演。以降、蟬の会にて再演を繰り返してきた。そして2014 年には文学座にて上演。加藤健一事務所では今回が初上演となる。

出演者は加藤健一、新井康弘、加藤 忍、岩崎正寛(演劇集団 円)、加藤義宗、日和佐美香が名を連ねている。

上段/加藤健一、新井康弘 岩崎正寛 下段/ 加藤 忍 加藤義宗 日和佐美香

《STORY》
日本を代表する浮世絵界の巨匠、葛飾北斎。
北斎の弟子の中では筆頭にあげられた蹄斎北馬。
武士でありながら肖像画を描いて日本一と言われた渡辺崋山。
遅咲きながら武者絵や戯画など独創的な浮世絵を生み出した歌川国芳。
そして、晩年まで父・北斎の画業を助け、北斎の画才を受け継ぎ一目置かれる絵師となったおえい(葛飾応為)。

舞台はこの絵師たちが己の絵の道に葛藤し活躍した文化13 年(1816 年)から安政5 年(1858 年)。それぞれが生き様や志を絵にぶつけ北斎に立ち向かうも、いくつになっても頂点であり続けようと向上心むき出しの“化け物”に打ちのめされ、己の不甲斐なさに怒り悲しみ、そしてそれを活力にまた筆をとる。

変化する時代の波に翻弄されながら、家柄や流派を超えて切磋琢磨し、世の中を相手に絵師として熱く議論を戦わせる江戸の者たち。
暑く眩しい季節に忙しなく聞こえてくる、あの夏の盛りの蟬のように。

【公演情報】
加藤健一事務所Vol.113『夏の盛りの蟬のように』
作:吉永仁郎
演出:黒岩 亮
出演:加藤健一 新井康弘 加藤 忍 岩崎正寛(演劇集団 円) 加藤義宗 日和佐美香
●12/7~18◎下北沢・本多劇場
〈料金〉前売5,500円、当日6,050円、学生2,750円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
※学生券は学生証提示、当日のみ
〈一般発売日〉10/23(日)
●12/24・25◎京都公演 京都府立府民ホール”アルティ”
〈お問い合わせ〉加藤健一事務所 03-3557-0789(営業時間 10 時~18 時)
〈公式サイト〉http://katoken.la.coocan.jp/

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