二兎社“ザ・空気”シリーズ、待望の完結編『ザ・空気 ver.3 そして彼は去った・・・』2021年年頭いよいよ開幕!
二兎社の永井愛が作・演出を手がけて、上演のたびに大きな話題を呼ぶ“ザ・空気”シリーズ、その完結編が2021年1月8日に、東京芸術劇場シアターイーストで開幕する。(31日まで。そののち2月~3月、福岡、滋賀、埼玉、岩手、愛知、兵庫、山形で公演)
これまで、あるニュース番組の内容が次々に改変させられる異様な状況を描いた『ザ・空気』(2017)、国会記者会館の屋上を舞台に、日本独自の“記者クラブ制度”に着目し、メディアと政権の癒着に迫った『ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ』(2018)と上演。演劇界の垣根を超えて話題が沸騰し、『ザ・空気』は読売演劇大賞の最優秀演出家賞(永井愛)、同優秀女優賞(若村麻由美)を、『ザ・空気 ver.2』は読売演劇大賞選考委員特別賞(二兎社)、同優秀男優賞(松尾貴史)、毎日芸術賞(永井愛)を受賞した。
その第三弾となる今回の『ザ・空気 ver.3 そして彼は去った・・・』では、再びテレビ局を舞台に、「いつか一緒に舞台づくりを!」との念願かなって佐藤B作をキャスティング、テレビやワイドショーでお馴染みの、アクの強い政治コメンテーターとして登場する。
また、2020 年読売演劇大賞最優秀女優賞に輝いた神野三鈴が二兎社に初参加、政権に批判的な姿勢によって局の上層部から疎まれているニュース番組のプロデューサーを演じる。
さらに、D-Boys メンバーで、舞台や映像で独特の存在感をみせる和田正人、映画を中心に活躍し、演技力に定評ある韓英恵、今大注目の若手、金子大地も出演。
『ザ・空気 ver.3 そして彼は去った・・・』も前二作同様、混迷を深める社会状況や現実の政治とシンクロさせ、今の日本の“空気”をリアルに体感できる舞台を目指す.
シリーズ集大成となる今作では、権力によるメディア支配の“総仕上げ”として、報道の自己規制が機械的に再生産されていく様子を恐怖と笑いの中に描き出す。
【あらすじ】
ここは某テレビ局の9階会議室。政治評論家の横松が1人、イライラしながら歩きまわっている。そこへ 1人の女性が入ってきた。局の BS 番組「報道9」のチーフ・プロデューサー・星野だ。
横松は今夜、ゲストコメンテーターとしてこの番組に登場する予定だった。しかし、ある「ゆゆしき事態」が発生したため、出演が難しくなってしまう。納得できない横松は、普段から対立することの多い星野の説得に耳を貸そうとしない。2人のやりとりは、ちょっとした口論に発展していく。
そんな中、星野がこの部屋にまつわる「怖い話」を語り始める。それを聞いた横松にある変化が訪れて……
【公演情報】
二兎社公演44『ザ・空気 ver.3 そして彼は去った・・・』
作・演出:永井 愛
出演:佐藤B作 和田正人 韓英恵 金子大地 神野三鈴
●2021/1/8~31◎東京芸術劇場シアターイースト
〈料金〉一般 6,000 円 25歳以下割引3,000 円 高校生以下 1,000 円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
※25歳以下割引、高校生以下 ともに枚数制限あり。要証明書。東京芸術劇場ボックスオフィス、チケットぴあにて取扱。
〈お問い合わせ〉東京芸術劇場ボックスオフィス 0570-010-296(休館日を除く10:00ー19:00)
〈公式サイト〉http://www.nitosha.net/nitosha44/
【全国ツアー】
●2021/2/4◎福岡・北九州芸術劇場
●2021/2/7◎滋賀・滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール
●2021/2/11◎埼玉・富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ
●2021/2/13 ・14◎岩手・盛岡劇場
●2021/2/20・21◎愛知・穂の国とよはし芸術劇場 PLAT
●2021/2/25 ◎兵庫・兵庫県立芸術文化センター
●2021/2/27 ◎愛知・長久手市文化の家
●2021/3/5 ◎山形・東ソーアリーナ
●2021/3/7 ◎山形・川西町フレンドリープラザ
※お問い合わせチケット申し込みは各会場まで
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