中津留章仁が書き下ろす「表現の自由」についての新作『出鱈目』7 月に上演!
TRASHMASTERSは、7月に中津留章仁の書き下ろし新作で、「表現の自由」をテーマに扱う『出鱈目』を、下北沢駅前劇場にて上演する。
【あらすじ】
芸術祭で町興しを目論む町長と、芸術作品を通して意見が対立する市民たち。
その対立から見えてきたものは、正義の抱える矛盾と、自由と規制の暴力、そして、民意という名の空虚だった……。
《企画意図》
令和4年度は、団体としては改めて、「基本的人権」に焦点を当てた、2本の新作上演を計画しています。
1本目は、2021 年9月に行われた福井県演劇コンクールのケーブルテレビ放映に伴う、福井農林高校「明日のハナコ」の放送中止、及びそれに付帯する処置をはじめ、あいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」の中止や、映画「狼をさがして」の上演中止などを取り上げた作品『出鱈目』を企画しております。
本作では、表現の自由の必然性や尊さについて観客と共に再認識し、それらを抑圧する存在を「現代の検閲」と称し観客とその問題点について考えることを目的とします。本作で取り扱われる事柄の中でも、特に福井農林高校の例では、我々のいる演劇の世界においての「表現の自由」が脅かされる時代になってきたと感じ、危機感と共に怒りを感じています。
本作を通じて、観客に対して「表現の自由」という基本的権利の重要さ、尊さを改めて認識させ、この権利を抑圧しようとする、ネットやメディア等の「現代の検閲」の実際について、その当事者意識や必然性などについて考察し、表現を規制し抑圧する正当性が本当にあるのか否かを観客に問いかけることで、表現についての理解を深めることを目標としています。
【公演情報】
トラッシュマスターズ第36回公演『出鱈目』
作・演出:中津留章仁
出演:カゴシマジロー、ひわだこういち、星野卓誠、倉貫匡弘、長谷川景、藤堂海(以上トラッシュマスターズ)
石井麗子(文学座)、太平(劇団 稲吉)、安藤瞳(青年座)
●7/14 ~24◎下北沢駅前劇場
(上演時間:2時間30分を予定)
〈料金〉前売 4800 円 当日 5000 円/U25[25 歳以下の方]2500 円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
団体割(3 名以上)1名 4300 円、リピーター割2 回目以降 3800 円
※U25 券は劇団前売取り扱いのみ。当日受付にて生年月日の表記がある身分証を提示。
※団体割、リピーター割は劇団取り扱いのみ。当日でも受け付け。
リピーター割を利用の方は、前回「出鱈目」を観劇された際のチケットを提示。
〈公演チケット問い合わせ〉劇団予約フォーム http://www.quartet-online.net/ticket/trash
【配信情報】
上演映像配信:2022 年 8 月 15 日(月)22:00 より
ツイキャスプレミア、及び Confetti Streaming Theater(カンフェティ)にて映像配信を行う。
*ツイキャスプレミアでは本配信後、2 週間視聴可能な見逃し配信あり。
*Confetti Streaming Theater では開始時間より 2 週間視聴可能。
コメンタリー動画配信:上演映像配信後から、YouTube にて限定配信予定
配信チケット取り扱い:
ツイキャスプレミア
https://twitcasting.tv/c:trashmasters_2021/shopcart/147237
カンフェティオンラインシアター
https://www.confetti-web.com/trash36_streaming
配信期間:2022 年 8 月 15 日(月)22:00~8 月 22 日(月)
配信チケット:3000円(税込)
〈お問い合わせ〉トラッシュマスターズ trashmasters.net@gmail.com
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