三宅健主演・『ミナト町純情オセロ~月がとっても慕情篇~』公演ビジュアル公開!
劇団☆新感線がシェイクスピアの四大悲劇「オセロー」を大胆に翻案した話題作を 12 年ぶりに上演、三宅 健が初参加する話題作『ミナト町純情オセロ~月がとっても慕情篇~』の公演ビジュアルが完成し公開された。昭和の活気や勢いが感じられる、クラッシックかつ新感線らしいビジュアルとなっている。
部下イアーゴの計略によって、破滅へと突き動かされる軍人オセロと妻デズデモーナを描いたシェイクスピアの四大悲劇の一つ『オセロー』。人間の本質となる喜怒哀楽を綴ったこの物語が、人間の業を暴き晒し出すセリフの魔術師・青木によって、戦前・戦中の関西らしき場所にある港町を舞台に、混沌とした時代に生きるチンピラヤクザたちの人情悲喜劇に大胆に翻案され、新感線主宰・演出のいのうえひでのりによるダイナミックな演出で新たな産声を上げ、より深く感情ほとばしる作品として、観客の心を強く揺さぶり大きな話題を呼んだ。
そして2023年、『ミナト町純情オセロ~月がとっても慕情篇~』として12年ぶりに甦る。物語の舞台を、戦後のアメリカ文化が流れ込んできたポップな時代に改めて書き直し、装いを新たに上演する。常に新作を発表している新感線として、数少ない再演作品となる本作。がっぷり“芝居”に向き合った、奥深い人間ドラマにとなる。
本作の主人公オセロを演じるのは、ドラマや映画など映像作品はもちろん、数多くの舞台に出演、近年は朗読劇への初挑戦や、初のソロコンサートなど様々なことに挑み続ける三宅 健。初演で劇団員の橋本じゅんが演じた泥臭いヤクザの組長を、一本気で純情な、「愛」に生きるヤクザ者として演じる。
オセロの美しい妻・モナには、ドラマ・映画・舞台で役者として幅広い作品に出演し、作家としても活躍する松井玲奈。
知らず知らずのうちにオセロを追い詰める悪計に加担する事になるオセロの部下・汐見丈には、舞台を中心にミュージカルからストレートプレイに数多く出演する寺西拓人。
団員からは、粟根まこと、高田聖子が登板、豪華でフレッシュな面々を支える。
今回完成したビジュアルは、数多くのマフィア映画に出演してきたアル・パチーノを想起させる白のダブルスーツを身にまとった三宅を中心にキャストが集う、レトロでクラッシックかつ新感線らしい仕上がりとなった。「ミナト町純情オセロ」は「新感線流、任侠シェイクスピア」ということで、往年の任侠映画やアメリカのギャング映画のビジュアルエッセンスを盛り込み、昭和40年代頃の活気や勢いを感じさせる雰囲気となっている。
悲劇ではあれど、新感線ならではの歌って・踊って・笑える要素も盛りだくさん!とっつきにくいなんて言わせない!これぞ新感線流任侠シェイクスピア!『ミナト町純情オセロ』が、2023年春ダイナミックに誕生する。
《粗筋》
復興と共に新たな混沌が生まれつつあった1950年代の日本。
シノギの世界でも血で血を洗う争いの末、新たな勢力がのし上がりつつあった!
その中の一つが、関西の港町・神部をシマに戦後の混乱の中で勢力を拡大した沙鷗組である!その中心にはブラジルの血を引く若頭筆頭、亜牟蘭オセロ(三宅健)がいた。
図抜けた腕っぷしと度胸を武器に、若頭補佐の汐見丈(寺西拓人)とシマを広げてきたオセロ。しかし、四国の新興ヤクザ観音組に組長を射殺された現場で、オセロはその場に居合わせた町医者の娘、村坂モナ(松井玲奈)に惚れ、組を抜けてカタギになることを決意。
これが「オセロを二代目組長に」と考えていた、先代組長の未亡人アイ子(高田聖子)の恨みを買う! アイ子はモナに横恋慕する市議会議員の三ノ宮一郎(粟根まこと)も利用して、裏切り者オセロを地獄に突き落とすと心に決める……。
襲名辞退を知った沙鷗組の上部組織・赤穂組は、四国から船で来襲する観音組を倒すことを条件にオセロの足抜けを認める。そこでオセロは瀬戸内の漁師を束ねる顔役に力を借りて、観音組を海上で迎撃!作戦は見事に的中して観音組は壊滅に追い込まれた!
だが、アイ子の奸計によって、オセロは次第に友や恋人に対する嫉妬、そして不信の心を掻き立てられていく。その渦は周囲の人々を巻き込み、逃れることのできない悲劇へと誘うのだった――。
【公演情報】
2023 年劇団☆新感線 43 周年興行・春公演
Shinkansen faces Shakespeare『ミナト町純情オセロ~月がとっても慕情篇~』
原作:ウィリアム・シェイクスピア(松岡和子翻訳版「オセロー」ちくま文庫より)
作:青木 豪
演出:いのうえひでのり
出演:三宅 健/松井玲奈 粟根まこと 寺西拓人/高田聖子 他
●3/10~28◎東京建物 Brillia HALL
〈料金〉S席14,000円 A席11,000円 ヤングチケット2,200円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈一般発売日〉1月29日(日)10:00~
〈お問い合わせ〉サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)
●4/13~5/1◎大阪 COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
〈料金〉14,000円 ヤングチケット2,200円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈一般発売日〉2月26日(日)10:00~
〈お問い合わせ〉キョードーインフォメーション0570-200-888(11:00~18:00 日祝休業)
〈公式サイト〉http://www.vi-shinkansen.co.jp/othello2023