詩森ろば演出、神野三鈴主演、安西慎太郎出演の舞台『Bug』新ビジュアル公開!
詩森ろば演出、神野三鈴主演、安西慎太郎が出演する舞台『Bug』は、本年11月にシアタートラムで上演されるが、その新ビジュアルが公開された。宣伝写真は荒木経惟に師事、野村佐紀子が撮影した。
詩森ろば(翻訳・演出)と神野三鈴が、2020年にタッグを組んだ、アーサー・ミラー作『All My Sons』では、詩森が読売演劇大賞優秀演出家賞、神野が優秀女優賞を受賞した。その詩森ろばと神野三鈴が再びタッグを組み、トレーシー・レッツ作『Bug』に挑む。
体に虫がいるという若い男と、DVの夫から逃れて安モーテルに住む中年女の刹那の道行きを描く、トレーシー・レッツ初期の傑作である。
相手役の若い男に安西慎太郎、DVの元夫を加藤虎ノ介、レズビアンである親友を内田慈、そして要を担う医者に俳優座の脇田康弘。いずれ劣らぬ実力者揃いの俳優陣で、コロナ禍の日本に鮮烈な恐怖と愛の物語を届ける。
《ものがたり》
息子を亡くし、暴力夫から逃れるためにオクラオマ州のモーテルに暮らす孤独な中年女アグネス。
そこに友人が連れてきたピーターと関係を持つが、ピーターは自分の身体に虫が巣くっていると言う。
男は虫を駆除しようと躍起になり、異常性を増していく。
その狂気はアグネスをも感化していく。
国家の陰謀にまで広がっていくそれは妄想か果たして事実か。
【コメント】
詩森ろば・演出
どんなに好きでも書けない戯曲というのがある。終末の光景を思わせるこの狂気と愛に満ちた物語は、まさにわたしには書けない物語、しかし演劇を始めたころから希求しつづけた物語だ。どこかしら解釈を拒むこの隠喩に満ちた物語をコロナ禍の日本で上演する。謎は謎のまま、愛だけを生身の人間の体として表出したい。現代の黙示録のようなものになればいいと思っている。それができるキャストが集まってくれた。わたしの演出家としての仕事は俳優のリミッターを外すことだけだ。
【公演情報】
serial number 08『Bug』
作:トレーシー・レッツ
演出:詩森ろば
翻訳:佐藤澄子
出演:
神野三鈴
安西慎太郎
加藤虎ノ介
内田慈
脇田康弘(俳優座)
●11/4~13◎シアタートラム
※11/7(月)休演日
〈料金〉一般6,500円/障害3,000円/学生4,000円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
※障害者、学生は劇団のみの取扱い。当日受付にて手帳をご提示下さい。
〈一般発売日〉2022年9月25日(日)10:0
〈お問い合わせ〉serial number 070-3602-4357
bug@serialnumber.jp
〈公式サイト〉https://serialnumber.jp/