渋谷天外&藤山扇治郎、南座1月公演『初笑い! 松竹新喜劇 新春お年玉公演』取材会レポート
南座の新年を飾る1月公演『初笑い! 松竹新喜劇 新春お年玉公演』の記者取材会をが行われ、松竹新喜劇より渋谷天外、藤山扇治郎が出席し、本公演の見どころや意気込みを熱く語った。
取材会冒頭、天外と扇治郎がひと足早い「書き初め」を行い、来年の抱負や目標を込めた一文字を色紙にしたためた。
天外は「一」。「今までのことは今までとして、お芝居も私生活も一から始めたい」と決意を新たにした一文字を。扇治郎は「〇」(まる)。「コロナ禍で直接手は繋げませんが、心の手と手を握って〇(まる)くおさまっていい方向になるように」との思いを込めた。
A プロ『二階の奥さん』にて小山吾平役を勤める渋谷天外は、「今年2月以来約 10ヶ月ぶりの舞台。今年 66 歳を迎えましたが、まさかこんな世の中(コロナ禍)を経験するとは思っておりませんでした。Aプロ『二階の奥さん』もBプロ『鴨八ネギ次郎』も、明るくて面白いお芝居なので、今の嫌な世相を吹き飛ばせると思い選びました。」と、久しぶりの舞台への喜びを語った。
B プロ『鴨八ネギ次郎』にてネギ次郎を演じる藤山扇治郎は、「なんだか初舞台のような気持ちです。漫才コンビを演じることができる喜びも感じています。コロナ禍でも元日から南座で公演をさせていただくというのは大変ありがたいことですので、大人数の出演でない分、いい作品ができるよう努めたいです。」とはつらつと語った。
【公演紹介】
A プロ『二階の奥さん』は渋谷天外扮する父親が、息子より若い妻をもらったことを息子夫婦に言い出せず嘘をついてしまうが。
B プロ『鴨八ネギ次郎』は曽我廼家文童・久本雅美が扮する親たちが、自分たちの恋愛を子供たちに打ち明けられず驚きの行動に。そんな不器用で愛おしい親たちの恋愛が鍵となって展開していく。
昨年に引き続き久本雅美が参加、南座での新春公演は4度目のゲスト出演となる。久本の息子役で登場する藤山扇治郎との親子のかけあいも見どころ!
今回『二階の奥さん』を演出するのは京都を拠点に活動する村角太洋、『鴨八ネギ次郎』を演出するのは令和元年11 月大阪松竹座で上演された『舞妓はんと若旦那』に続き 2 度目となる劇団新派の齋藤雅文。お芝居に続いて、渋谷天外、藤山扇治郎、久本雅美による「新春ご挨拶」でにぎやかな新年の幕開けを飾る。(A プロ、B プロ共に休憩時間なし)
【公演情報】
『初笑い!松竹新喜劇 新春お年玉公演』
Aプロ『二階の奥さん』・「新春ご挨拶」 1~3 日 13 時開演/4~7 日 11 時開演
Bプロ『鴨八ネギ次郎』・「新春ご挨拶」 1~3 日 16 時開演/4~7 日 15 時開演
※Aプロ、Bプロで出演者は異なります。
●2021/1/1~1/7◎南座
〈料金〉1等席6,000円 2等席3,000円 3等席2,000円(全席指定・税込)
チケットホン松竹(TEL:0570-000-489)またはチケット web 松竹
http://www.shochiku.co.jp
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