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岡田利規のテキスト・演出による『わたしは幾つものナラティヴのバトルフィールド』9月に上演!

湯浅永麻©大洞博靖

岡田利規のテキスト・演出で、湯浅永麻、太田信吾が出演する『わたしは幾つものナラティヴのバトルフィールド』の完成版が、9月に彩の国さいたま芸術劇場で上演される。

フォロワーが三十万人を超える〈先生〉のSNSアカウントをフォローする若い女性が、〈身体の声を聴きなさい〉というひとつの主張について思考を巡らせることから始まる『わたしは幾つものナラティヴのバトルフィールド』。演劇作家・小説家の岡田利規がテキスト・演出を手掛け、ダンサー・振付家の湯浅永麻がそれらを身体に取り入れ語り、踊った本作は、2021年3月、彩の国さいたま芸術劇場の育成・創造プロジェクト「さいたまダンス・ラボラトリVol.3公演『明日を探る身体』」において、第一部がワーク・イン・プログレスとして披露された。そして来たる9月に、岡田が第二部、第三部を新たに書き下ろす完成版として上演される。

湯浅永麻©大洞博靖

「ナラティヴ――人の思考を規定するための物語――が世界にあふれ、できるだけ多くの支持を得ようとバトルを繰り広げています」と語る岡田。第一部ではSNS上での言論が多くの人に影響を与える現代の状況を導入として取り上げ、湯浅の身体をフィールドに他者たちの言説が飛び交う様子が描かれた。複数の登場人物のナラティヴが行き交い、湯浅の身体を変容させていくパフォーマンスは、これまでにない〈ダンス〉のかたちを見せ、ダンスや演劇の関係者からも完成版を待ち望む声が多く寄せられた。

テキスト(言葉)と身体との従来の関係を更新し、現代社会の課題に批評的な視点から切り込む創作が国内外で高い注目を集める岡田。ダンサーとしてオペラや演劇作品にも出演し、振付家として異ジャンルのアーティストとの協働に積極的に取り組む湯浅。完成版では映画監督として活躍するほか、俳優としても岡田作品などで特異な存在感を示す太田信吾が舞台上に加わり、新たなバトルフィールドが展開される。

太田信吾(C)bozzo

幅広く身体表現を研究し、創造発信の場所として当劇場が国内の重要な拠点になることを目指し、若手ダンサーの育成と作品創作に2018年から取り組んできた「さいたまダンス・ラボラトリ」。そのダンス・ラボラトリから、言葉が誘発する、新たな〈ダンス〉作品が生まれる。

トレイラー(ワーク・イン・プログレス舞台映像より):https://youtu.be/00OGJMDnckQ

《本作品の上演に向けて》

岡田利規(C)宇壽山貴久子

岡田利規
さまざまなナラティヴ――人の思考を規定するための物語──が世界にあふれ、できるだけ多くの支持を得ようとバトルを繰り広げています。そしてそのバトルが繰り広げられる場所、すなわちバトルフィールドになっているのはわたしたち自身にほかなりません。
出演者であるダンサー、湯浅永麻さんの身体をバトルフィールド――すなわち諸状況に翻弄されまくる場所──ととらえてダンス作品をつくります。もう一人の出演者、俳優の太田信吾さんは翻弄する者、状況を引っかき回す者として作品に登場する予定です。
身体がナラティヴのバトルフィールドであるということ。それはダンサーにだけ起きていることではむろんありません。わたしたち誰しもの日常で頻繁に熾烈に生じていることです。
このダンス作品は、ダンスと日々を生きるわたしたち──たとえダンスをしない人であっても──とも関係があるのだという当たり前のことを、しかしあらためて明らかにしたい、そのためのものでもあります。

【公演情報】
『わたしは幾つものナラティヴのバトルフィールド』
テキスト・演出:岡田利規
共同振付:岡田利規、湯浅永麻、太田信吾
出演:湯浅永麻、太田信吾
●9/1~4◎彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
〈料金〉一般4,500円 メンバーズ4,200円 U-25  2,500円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
*U-25(公演時25歳以下対象。入場時要身分証提示)
〈お問い合わせ〉SAFチケットセンター 0570-064-939(休館日を除く10:00~19:00)
https://ticket.aserv.jp/saf/
〈公演サイト〉https://www.saf.or.jp/stages/detail/94292/

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